教育広報「教育の板橋」(テキスト版)第104号 1面

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ページ番号1029903  更新日 2021年1月14日

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教育広報 教育の板橋 2021年1月12日号 第1面です

「生涯にわたって学び続ける力」を育む教育の実現に向けて

この問題「読み解け」ますか

問題1:天の川銀河の中心には、太陽の400万倍程度の質量を持つブラックホールがあると推定されている。⇒天の川の中心にあると推定されているのは、( )である。
( )に入る言葉は、1天の川 2銀河 3ブラックホール 4太陽


問題2:義経は平氏を追いつめ、ついに壇ノ浦で滅ぼした。⇒平氏は義経に追いつめられ、ついに壇ノ浦で滅ぼされた。
2つの文章の意味は、1同じ 2異なる
※回答はこの記事の最後に

「読み解く力」って、なあに

教科書等の文章や図表等から読み取ったことを基にして、分かったこと、考えたことを
相手に伝える力

「読み解く力」の育成が意図しているところは、“I.T.O”。(いと)
認識(INPUT)、思考(THINK)、表現(OUTPUT)
「読み解く力」は、「社会を生き抜くための力」の基礎となる力です。

どうして「読み解く力」なのですか

 子どもたちが社会で活躍する頃には、AIなどの進化により大きく社会が変化すると言われています。予測困難な社会を生き抜くためには、テキストなどから自ら学ぶための「自己学習力」や、自分で判断し、決定するための「自己決定力」が必要です。
 AIがどのように進化しても、「意味を理解して、読み、書き、問題解決できる」ことが人間の優位性だと言われています。この優位性を発揮するためにも、全ての教科の学習の中で、教科書等のテキストを正しく読み、理解し、表現していくことが大切です。
 また、子どもたちの学力テスト等の課題として「無解答率の高さ」や「問題文等を正しく読み取り、理解し、表現することができない割合が多い」ことから、「読み解く力」を育成し、生涯にわたって学び続ける力の素地を育むとともに、学力の定着・向上を図ることをめざしています。

教科書等を正しく読み取るために

 教科書等のテキストから必要な情報を読み取るためには、基礎的な読む力(基礎的読解力)を身に付けておく必要があります。
 例えば、省略されている言葉が何なのか分からなかったり、指示語(その、この等)が何を指しているか分からなかったりすると、内容を正しく理解できません。そこで、基礎的読解力として6つの分類を示し、区立小・中学校の授業革新の視点としています。

【基礎的読解力とは】
 国語の物語文や説明文を読むためだけでなく、社会の用語説明や算数の文章題、理科の実験手順など、どのような文章でも読むことができる力(スキル)のことです。この基礎的読解力を以下の6つに分類して、どの教科のどの授業でも取り入れられるようにしています。

  • 主語と述語のつながりが分かる。(係り受け解析)
  • 「これ・それ・あれ・どれ」など、指し示すものが分かる。(照応解決)
  • 2つの文章が同じ意味か分かる。(同義文判定)
  • 学習したことを使って「 なので である」と判断ができる。(推論)
  • 図や表の意味を説明できる。(イメージ同定)
  • 言葉や算数・理科用語の定義が分かる。(具体例同定)
「読み解く力」の育成に向けた取組

 「読み解く力」の育成に向けて、「板橋のi(あい)カリキュラム」(読み解く力)開発重点校や、区内学校において様々な取組を行っています。ここでは、いくつかの取組について紹介します。

取組1
 全校で「読み解く力」を育成するための具体的な手だての例を基に授業革新を進めています。
 教育委員会では、「読み解く力」を育成するための授業ができるように、授業に取り入れられる具体的な手だての例を示しています。区内学校の先生方は、子どもたちの実態に合わせて、授業に取り入れています。

 区内の学校では、以下のような指導を通して、「読み解く力」の育成をめざしています。

  • 「主語」や「修飾語」について、意識させる発問を行う。
  • 「こそあど言葉」が何を指しているのか丁寧に確認する。
  • 表やグラフから分かることを正確に文章に表すように指導する。

取組2
 朝の学習の「視写」や、授業の中で「共書き(聴写)」などに取り組んでいます。
視写(教科書等のテキストを見て、正確に書き写す)や聴写(文節ごとに聞き取りながら書く)など、言葉の活用力を付けるための取組を推進したり、分からない言葉をすぐに調べられるように辞書を準備したりするなど、教室の環境を整備したりしています。

 他にも、目的を明確にして教科書を音読したり、主語を入れ替えて同じ文章を作ったりするなど、各学校の子どもたちの実態に合わせて、日常的に取り組めることを行っています。

 

 回 答 問題1:3ブラックホール 問題2:1同じ

 

問い合わせ

指導室 電話番号03-3579‐2643

 

学校訪問の様子を公開しています

教育長や教育委員会の職員が訪問した学校の様子を随時区ホームページで公開しています。ぜひご覧ください。

問い合わせ

教育総務課庶務係 電話番号03-3579-2603

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教育委員会事務局 教育総務課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2603 ファクス:03-3579-4214
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