飼い主のいない猫(ノラ猫)について

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ページ番号1002205  更新日 2023年8月14日

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猫によるトラブルが増えています

飼い主のいない猫(ノラ猫)や外に出された飼い猫によるトラブルが増えています。特に、ふん尿による臭いや鳴き声、猫が赤ちゃんを産み増えてしまっているなどの相談が多く寄せられます。

しかし、迷惑な存在だからといって命ある動物を捕獲して処分することはできません(動物の愛護及び管理に関する法律に抵触する可能性があります)。また、ノラ猫たちも元は家で飼われていた猫であり、無責任な飼い主によって厳しい外の世界で生きていかざるを得なくなった被害者でもあります。

エサをあげる際の周囲への配慮や、猫に去勢・不妊手術を行うことで、飼い主のいない猫を減少させるとともに地域環境を改善することができます。

適切なエサやり

猫へエサをあげる際は、周囲への配慮と責任を持って行いましょう。かわいそうだからとただエサをやるだけでは、ふん尿や鳴き声など地域環境に害を与える行為が減らず、猫が迷惑なだけの存在になってしまいます。また、猫は年に複数回妊娠し、一度に5、6匹出産することもあるため、あっという間に増えて被害が拡大してしまいます。

エサやりの際の注意点

  • 最初に周辺住民の理解を得るようにしましょう。
  • エサは容器に入れ、できるだけ決まった時間に与えましょう。
  • 猫がエサを食べ終わったら、残りのエサと食べこぼしをすぐに片づけましょう。残りのエサを放置すると、カラスやハト、ネズミなどのエサとなり大変不衛生です。
  • エサやりの場所を考えましょう。場所によっては、敷地を管理している方の許可が必要な場合があります。

排泄物の片付け

  • 積極的にふん尿の始末をしましょう。
  • 飼主のいない猫でもトイレのしつけが可能なので、トイレを設置してしつけをしましょう。立ち入る場所によっては、敷地を管理している方の許可が必要な場合があります。

飼い主のいない猫を減らすために(TNR活動)

猫に去勢・不妊手術を実施することによって、飼い主のいない猫を減らしていくことができます。

猫を捕まえ、去勢・不妊手術を行い、元居た場所に戻す活動を一般にTNR活動(Trap・Neuter・Returnの略)と呼びます。手術によって不必要な繁殖を防ぐだけでなく、発情期の鳴き声を抑えるとともに尿の臭いを薄くすることができます。また、猫は自分の縄張りを意識する動物のため、元居た場所に戻すことで新たな飼い主のいない猫の流入を防ぐことができます。

一般的なTNR活動の流れ

猫の捕獲(Trap)

  • 地域で飼い主のいない猫を捕獲します。
  • 捕獲し、去勢・不妊手術を行う日程をあらかじめ手術を行う動物病院と決めておきましょう。
  • 捕獲にあたっては、近隣の飼い猫を捕獲してしまう可能性があります。事前に近隣に捕獲日程を周知し、トラブルを防ぐようにしましょう。

去勢・不妊手術(Neuter)

  • 捕獲した猫に動物病院で去勢・不妊手術を実施します。
  • 手術を行った猫は、手術済であることが目視できるように耳にV字のカットを入れます。

元居た場所に戻す(Return)

  • 去勢・不妊手術が終わった猫を元居た場所に戻します。
  • 捕獲した場所と異なる場所に猫を放してしまうと、動物の遺棄等の法令違反(動物の愛護及び管理に関する法律)にあたる可能性があります。

猫の去勢・不妊手術費助成について

板橋区では、猫の去勢・不妊手術費用の一部を助成しています。助成内容は次のとおりです。

要件 板橋区内在住で、猫の去勢・不妊手術を実施した方
助成金額

一匹あたり

オス:2000円

メス:4000円

※ただし、手術の実費が上限

詳細は以下をご覧ください。

また、板橋区が実施している事業・制度の認定を受けることで、去勢・不妊手術費助成の増額やその他活動の支援を受けることができる場合があります。

詳細は以下をご覧ください。

猫の習性と対策

猫の習性

猫は、自分にとって快適な場所に居座り子育てをしたり、ふん尿等をすることがあります。

  • 人の出入りが少なく、静かで安心できる場所
  • 気持ちよく排便できるためのやわらかい土、砂、芝等がある場所

対策(忌避)

猫が完全に来ないようにすることは大変難しく、その場所の環境を変えることにより、ある程度の効果が期待できます。しかし、猫にも個体差や慣れがあるため、効果には差があります。猫の嫌がるにおい(忌避剤)のリストは、下記をご確認ください。

なお、猫をみだりに傷つける行為は動物愛護管理法(動物の愛護及び管理に関する法律)に抵触する可能性があるため、やめましょう。

 

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健康生きがい部 生活衛生課
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号
電話:03-3579-2332 ファクス:03-3579-1337
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