猫の登録ボランティア制度
制度の背景
現在、板橋区の各地で飼い主のいない猫による糞尿や鳴き声の迷惑行為が発生し、生活衛生課に相談が寄せられています。しかし、その猫たちも元は家で飼われていた猫であり、無責任な飼い主によって厳しい外の世界で生きていかざるを得なくなってしまった被害者でもあります。
これ以上不幸な猫を増やさないようにするためには、飼い主のいない猫に去勢・不妊手術を実施することが必要です。また、状況に応じて人に慣れている猫や生まれたばかりの子猫は新たな飼い主を探し、引き取ってもらうという選択肢もあります。
区では、飼い主のいない猫に対する活動を行われる区民の方を中心に、区の方針に則り活動していただく登録ボランティアとして認定し、支援を行います。
登録ボランティアになるためには
登録ボランティアの認定に際しては、区が主催する募集事前説明会へのご参加が必須となります。また、説明会の中でお示しする区の方針や認定条件にご理解・ご賛同いただく必要があります。
区の方針
- 地域住民の協力を得ながら、周辺地域の環境衛生に配慮して行うこと
- 飼い主のいない猫もしくは適正な管理を受けておらず、周辺地域に環境問題を発生させている飼い猫を減少させていくこと
- 猫による地域トラブルを減少させていくこと
認定条件
- 区の方針に則り、区と協力して活動を推進すること
- 板橋区に居住する成年であること(個人の場合)
- 代表者及び構成員の半数以上が、板橋区に居住する成年であること(団体の場合)
- 板橋区内において、活動を行うこと(登録ボランティアとしての活動)
- 地域住民の理解を得るように努力し、活動すること
- 区が実施する登録ボランティアに係る説明会等に参加すること
※未成年の方が本活動に参加する場合は、活動を共にする登録ボランティアの方が自らの責任において、監督を行うようにしてください。
登録期間
登録される期間は、登録を受けた年度末までとなります。
翌年度も継続して活動される場合は、年度末に更新申請書をご提出いただきます。
活動内容について
登録ボランティアの活動は、大きくわけて4つです。
1・2はいずれか片方、もしくは両方行うか登録時に選択していただきます。
1 TNR活動
TNRとは、(Trap・Neuter・Return)の略で、猫を捕まえ、去勢・不妊手術を行い、元居た場所に戻す活動です。
この活動により、地域にいる飼い主のいない猫の繁殖を防ぎます。
2 猫の譲渡活動
飼い主のいない猫を保護し、新たな飼い主に譲渡する活動です。
新たな飼い主探しにあたっては、区の制度「ワンニャンバンク」を利用していただくことが可能です(猫の譲渡に係る助成金を申請される場合、ワンニャンバンクへの登録は必須となります)。
3 活動の地域への周知活動
活動をうまく進めるためには、地域の皆さんの理解を得ることが大切です。
活動される際は、事前に活動の目的等を周知し、近隣住民との無用なトラブルを避けるよう心掛けましょう。
4 関係者会議への参加
生活衛生課にて開催する関係者会議にご参加をいただきます。
ボランティアの皆様の直接のご意見をお聞かせください。
区の支援について
登録ボランティアとして認定された方には、区から主に以下のような支援をさせていただきます。
- 登録ボランティア証の発行
- 去勢・不妊手術及びマイクロチップ装着費用の助成
- 捕獲器・ケージの貸し出し
- 猫の譲渡に必要な物品の支給
- 活動に係るチラシ等の作成・印刷支援
- 関係者会議の開催
活動の詳細について
具体的な活動・支援の内容や、必要書類については以下のガイドラインをご覧ください。
地域猫に関する動画を公開しています
令和6年度に、区公式YouTubeチャンネルにて地域猫に関する講演会を開催しました。
地域猫についての概要や、実際に地域猫活動を行う際のポイントが紹介されていますので、是非ご覧ください。
登録猫ボランティア数の推移等(統計)
登録猫ボランティア数の推移をはじめ、飼い主のいない猫対策に関するデータを年度ごとにグラフ化しています。
※令和6年7月23日作成
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このページに関するお問い合わせ
健康生きがい部 生活衛生課
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号
電話:03-3579-2332 ファクス:03-3579-1337
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