絵本講座「ムナーリの子どものための教育とさわる本」

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ページ番号4002022  更新日 2025年12月23日

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絵本講座「ムナーリの子どものための教育とさわる本」

ムナーリをはじめとする子どもに向けた教育活動と触覚で楽しむ絵本について、講義と実践で学ぶ講座を開催します。さまざまな感覚を使った遊びやワークショップの歴史・事例について知り、実践を通して視覚だけでない豊かな世界を体験します。光を使った遊びやさわる本の制作を予定しています。

日時:2026年1月25日(日曜日)午前10時~午後4時
講師:藤田 寿伸(東京成徳大学子ども学部准教授)
定員:高校生以上の方、20名
会場:板橋区立美術館 講義室
参加費:3500円
予約方法:1月7日(水曜日)朝9時より電話にて先着(03-3979-3251)1申し込みにつき2名まで

光を身体を使った遊び
講師による授業における光を使った遊び
さまざまな素材を使った作品
触覚を使って楽しむ本づくりの参考例

20世紀後半より、イタリアでは子どもの造形教育や感覚教育における先進的な取り組みが行われてきました。その代表例ともいえるのが、レッジョ・エミリア州で生まれた幼児教育法であるレッジョ・エミリア・アプローチ、そしてデザインや絵本などさまざまな分野で活躍したアーティスト、ブルーノ・ムナーリによるユニークなプロダクトやワークショップです。

板橋区立美術館では、長年「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を開催しているほか、2007年には「ブルーノ・ムナーリ あの手この手」展を開催するなど、イタリアのデザインやイラストレーションを取り上げる試みを数多く行ってきました。近年では、イタリアの全国視覚障害者支援施設連名が制作する「さわる絵本」を収集し、関連するイベントの開催や、その理解と普及を進めています。

本講座では、ムナーリの研究者であり、長年児童教育にも携わる藤田氏を講師に迎え、ムナーリをはじめとする子どもに向けた教育活動と触覚で楽しむ絵本について、講義と実践で学びます。さまざまな感覚を使った遊びやワークショップの歴史・事例について学ぶとともに、実践を通して視覚だけでない豊かな世界を体験します。


講師紹介:
藤田寿伸 Hisanobu, FUJITA
東京成徳大学子ども学部子ども学科准教授。1965年、東京生まれ。1988年、多摩美術大学造形学部立体デザイン科卒業。国内企業の工業デザイナーを経て、1993年よりイタリア、ミラノに留学。帰国後、デザイン事務所を立ち上げ、日本とヨーロッパを中心に活動。その後大学講師などを経て、2008年から2019年まで幼稚園教諭として幼児教育に携わる。2022年、東京学芸大学大学院にて、ブルーノ・ムナーリの教育を研究テーマに博士号(教育学)を取得。専門は、芸術教育、幼児教育など。