君子長命図 椿椿山 1837年(天保8)

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ページ番号4000520  更新日 2022年12月15日

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技法
絹本著色
サイズ
108.7cm×44.3cm

作品:君子長命図 椿椿山

竹と蝶と猫を描いて「君子長命(くんしちょうめい)」と題している。これは、おめでたい語呂合わせになっている。四君子(梅・菊・蘭・竹)のうちの「竹」を描いて「君子」にあて、「蝶」を「長」に、「猫」の呉音のメウを「命」の音にあてはめたもので、古来、椿山の描いた本図が有名である。
椿椿山(1801~1854)は江戸後期の南画家で、渡辺崋山の弟子として著名な画家である。肖像画の分野で、洋風表現を取り入れた近代的な作風を示したが、本図に見るようなモダンな花鳥画にも長じた。
Tsubaki Chinzan