2014年2月5日~3月30日のニュース

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ページ番号4001290  更新日 2020年1月28日

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2014年3月30日 探幽3兄弟展、最終日

写真:展覧会の様子

本日、最終日となりました。
桜が咲いたと思ったら、あいにくの花散らしの雨となってしまいましたが、 展示室は賑わいを見せています。 連日たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
本展はこの後、群馬県立近代美術館へ巡回いたします。群馬でしか見られない作品もありますので、こちらもぜひご覧くださいね。
明日より美術館は展示替えのため閉館し、4月12日(土曜日)よりオープンいたします。

2014年3月23日 ギャラリートーク

写真:3月23日のギャラリートークの様子

本日、ギャラリートークが開催されました。今回が最後ということもあり、 本当にたくさんの方にご参加いただきました。後期に陳列替えがあり、かなり作品が入れ替わりましたので、前期と併せてお越しいただいた方も多くいらっしゃったかもしれません。探幽の「群虎図襖」(南禅寺)、「富士山図屏風」(当館)、安信の「源氏物語 明石・絵合図屏風」などについてお話しいたしました。会期も残すところあと僅かとなりましたが、どうぞお見逃しなく・・!!(約80名)

2014年3月21日 対談「探幽3兄弟のできるまで」

写真:対談の様子

本日は、「探幽3兄弟展」の担当学芸員による対談会が行われました。講師は、群馬県立近代美術館の野田麻美さんと当館の佐々木英理子です。二館共催となった経緯、作品調査にまつわる裏話や思い出話等々、話はなかなか尽きず、担当者の本展にたいする情熱が伝わったのではないでしょうか。今回は通常の講演会とは少し異なり、対談という形式でしたが、たくさんの方々にご聴講いただき、皆さまの関心の高さを実感いたしました。この対談は、次の群馬展でも開催されますので、こちらもぜひ!(聴講約100名)

2014年3月16日 ギャラリートーク

写真:3月16日のギャラリートークの様子

昨日・今日は美術館前の公園で「梅まつり」が開催されました。お琴の演奏や、出店など、家族連れなどとっても多くの人でにぎわいました。すっかり暖かくなり、梅の見頃のタイミングともぴったりの梅まつりでした。お天気にも恵まれ、今まで寒かった分、暖かな陽ざしのもとでお花見ができるのも、例年に増して嬉しいものですね。
この土日は、美術館では探幽3兄弟展の前期展示の見納めです。本日のギャラリートークには60名を越えるお客様にご参加いただきました。ありがとうございます。明後日18日からは、後期の展示です。どうぞおたのしみに!

2014年3月9日 ギャラリートーク

写真:3月9日のギャラリートークの様子

9日には日曜美術館アートシーンで紹介されたこともあり、多くのみなさまにご来館いただきました。午後のギャラリートークも、50名を越える方々にご参加いただきました。ありがとうございます。写真は、狩野尚信の「富士見西行・大原御幸図屏風」(板橋区立美術館所蔵)を一緒に見ているところ。左隻と右隻で異なる画題を描いています。両隻とも、余白を大きくとった大胆な構図ですが、細かい部分にも見どころがたくさんあります。大原御幸では、建礼門院や後白河法皇や従者たちが非常に繊細な筆遣いで生き生きと描かれています。富士見西行では、腰を下ろして富士山を見上げる西行が小さく描かれ、雄大な景色を感じられるでしょう。この作品は前期展示(16日まで)です。18日から30日は後期展示となり、大きく作品が入れ替わります。

2014年3月8日 講演会「探幽3兄弟は、理解しあっていたのだろうか」

写真:講演会の様子

本日は、当館元館長で萬美術屋の安村敏信さんの講演会が開催されました。 「探幽は御用絵師の制度を作ったのか?」「安信『画道要訣』の問題点」「探幽様式の確立と江戸狩野様式の徹底」といったテーマについてのお話の後、今回出品されている作品を中心に、ご解説いただきました。3兄弟それぞれの表現の特色がよくわかったと思います。安村さんならではの軽妙でわかりやすいお話に、皆さん引き込まれていた様子です。レジュメには、安村さんの似顔絵のロゴマークが!とても可愛らしいです。お日柄も良く、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございました。(聴講約130人)

2014年3月4日 小学生鑑賞教室

写真:鑑賞教室の様子

本日は、板橋区内の小学生を対象に、探幽3兄弟展の鑑賞教室を開催しました。まずは、3兄弟による三匹のトラを掲載したポスターを見ながら、誰がどのトラを描いたのか当ててもらいました。すると、みんなお見事大正解!ウオーミングアップを済ませたら、いよいよ展示室へ!ちょっと暗い展示室に、今回は400年ほど前の屏風、襖、掛軸などが飾ってありますので、いつもとはずいぶん違う雰囲気。展示室では、探幽から始まる余白を大きくとった構図や、屏風の機能や構造についても少しお話しました。自由鑑賞の間にも、みんなしっかりメモを取ったり、質問してくれたり、とっても熱心に見てくれました。時間が足りなかったかもしれませんが、ぜひまた見に来てくださいね。今日は、5年生の2クラスだったので、みんなあとひと月で6年生ですね。大人顔負けの素晴らしい鑑賞でした。

2014年3月2日 ギャラリートーク2回目

写真:3月2日のギャラリートークの様子

本日、ギャラリートークが開催されました。
狩野家の系図についてのお話の後、長男・狩野探幽の作品「雪中梅竹鳥図襖」へ。余白をたっぷりとった画風は、探幽ならではの様式です。画面左の余白に遊ぶ、1羽のオナガドリの目線にもぜひ注目してください。つづいて尚信の作品へ。44才の若さで亡くなってしまったため、現存する作品が少ないことでも知られていますが、次男坊らしく、表現の中にどこか自由さも感じられるということです。最後のトリをつとめたのは、三男・安信の作品「竹虎図屏風」です。とても大きな屏風で、トラの表情が何ともユニーク。あまり絵が上手でなかったともいわれる安信ですが、この表現を見ていると、けっしてそうではなかったことが伺えます。当館の陳列ケースが小さいため、片隻ずつの展示となってしまいましたが、とても迫力があります。今日は小雨の降る寒い一日でしたが、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます。次週も開催いたしますので、ぜひご参加ください。なお次週3月9日(日曜日)は、「日曜美術館」のアートシーンにて本展が紹介されます。こちらもぜひご覧ください。(聴講約40名)

2014年3月1日 探幽3兄弟展記念講演会

写真:講演会の様子

本日は、小林忠先生(岡田美術館館長)を講師にお招きし、「探幽画の魅力」というタイトルでお話頂きました。本展では、探幽3兄弟の中でも、これまであまりスポットの当たらなかった弟の尚信・安信に光を当てていますが、本日のご講演では、やはり巨匠・探幽の魅力をじっくりと味わうことができました。まずは探幽の天才を物語るエピソードや、江戸時代の評価をご紹介いただきました。なかでも名古屋の文人画家・中林竹洞は、探幽の才能を認めながらも、探幽以降の狩野派は「和画」となったと評したということで、正鵠を得ていると小林先生。そして本展出品作を含め、探幽の名品をスライドでご紹介くださいました。探幽はどの作品にも品がある、とおっしゃっていました。力強い金碧障壁画、四季と人生を重ね合わせたような松の屏風、若衆を描いた繊細で美しい軸・・・。さまざまな作例から探幽の幅広い魅力を堪能頂けたと思います。
ちなみに写真の小林先生が手にしていらっしゃるのは31年前に当館で開催した探幽展の図録です。開館まもない頃からずっと江戸狩野派に注目してきた板橋区立美術館ならではの探幽3兄弟展です。
雨の降る中、約100名のみなさまにお越しいただきました。ありがとうございました。来週土曜日も講演会を予定しております。

2014年3月1日 大矢りかさんの舟の解体

写真:解体される舟1

11月から1月にかけて開催していた「発信板橋展」のために大矢りかさんが制作してくださった舟の作品「立ち尽くす木」の解体作業が始まりました。9月の制作開始から半年近く、なんだか美術館の一部になり始めていたので寂しいですね。大きな舟なので、バランスを考えながら解体しなけれななりませんが、早くも半分以上が解体されました。残すは舳先のみです。今日は雨で木も湿っています。


写真:解体される舟2

2014年3月1日 梅もちらほら

写真:梅の花

今日から3月。あいにくの雨となりましたが、美術館前の公園では、ちらほらと梅が咲き始めています(写真は昨日の様子)。
西高島平駅から歩いて公園に入ると、ふわっと梅の香が迎えてくれます。昨日は4月の陽気でしたが、週末から来週はまた真冬に逆戻りの予報。この冬は寒かったので、いつもに増して春の訪れが待ち遠しいです。

2014年2月23日 探幽3兄弟展ギャラリートーク

写真:2月23日のギャラリートークの様子

本日は午後3時から担当学芸員によるギャラリートークを開催しました。まずは、家系図を見ながら狩野家における3兄弟の位置づけを確認しました。3兄弟は、狩野永徳の孫にあたりますが、狩野家の宗家筋ではありません。長男の探幽は若い頃にすでに別家し、父(孝信)の跡は、次男の尚信が継ぐことになりました。そして、三男の安信は宗家を継ぐことになります。少々複雑な経緯ですが、その後の江戸狩野派の隆盛を考えるとき、とても重要なポイントになります。
ギャラリートークではその後、実際に3兄弟それぞれの作品を見て回りました。尚信と安信は、探幽が確立した画風を受け継いだとされますが、個々の作品を見ていけば、やはりそれぞれの得意とした方向や、個性が感じられたのではないでしょうか。
本日は初回でしたが、約40人もの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。ギャラリートークは来週日曜日も予定しています。ご来館おまちしております。

2014年2月23日 小枝の舟をつくろう

写真:舟の作品(野外展示)

今日の「ひよこ・たぬきアトリエ」の講師は、造形作家の大矢りかさんです。いま美術館の玄関前には、大矢さんの大きな舟の作品が野外展示されていますが、このミニチュア版のようなものをつくりました。まずは外に出て、先生と一緒に作品を見てから制作へ。皆さん、公園やお家の庭などからたくさんの葉っぱや木の枝 を拾い集めてきてくれました。枝と針金で骨組みをつくったら、葉っぱなどで飾り付け。クレヨンで絵を描いて旗もつけました。ベイリーフやアイビー、オリーブなどの葉っぱや木の実を飾るとグッと素敵な舟になります。

写真:参加者の作品

今回は、お父さんとお母さんがかなり頑張っていました。最後に、青い布を海に見立てて完成した舟を並べ、発表会をしました。

2014年2月22日 探幽3兄弟展オープン

写真:探幽3兄弟展の様子1

本日、無事に探幽3兄弟展がオープンしました。本展では、江戸狩野派の始祖である探幽・尚信・安信の3兄弟の作品を展観します。
探幽は、それまでの狩野派の画風を大きく変えた江戸初期の大家としてよくご存知の方も多いのではないでしょうか。しかし、実は探幽には尚信・安信という二人の弟がいて、3兄弟で江戸幕府御用絵師として活躍していたのです。これまで、探幽の画業については様々な展覧会や研究で紹介されてきましたが、尚信と安信にはなかなかスポットが当てられてきませんでした。

写真:探幽3兄弟展の様子2

今回は、3人の画業をそれぞれ紹介することで、探幽3兄弟が江戸狩野派成立期に果たした役割を検証します。
当館では、江戸狩野派を近世絵画コレクションの柱に据えています。本展では、当館の所蔵作品もふくめ、全国各地から作品を集めて、3兄弟を一堂に紹介しています。名古屋城や二条城の襖は、探幽や尚信が描いたものです。大広間を飾っていたことを彷彿とさせる堂々とした広がりを感じさせますが、江戸狩野派らしい余白や安定感も見どころです。また江戸時代としては最大級の大きさを誇る安信の屏風も迫力満点!金地の襖から水墨山水図、歌仙図、縮図などさまざまな作品をお楽しみください。

2014年2月14日 雪のバレンタインデー

写真:雪景色

今日も朝からしんしんと雪が降っています。
今年は雪がよく降りますね。
一面の銀世界、とてもきれいです。

2014年2月5日 雪がふりました。

写真:雪化粧の屋外展示作品1

久しぶりの更新です。
昨日は東京で雪が降りました。
玄関前に展示されている、大矢りかさんの舟の作品もうっすら雪化粧、 美しい景色が広がっていました。


写真:雪化粧の屋外展示作品2

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板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
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