2013年4月~5月のニュース

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ページ番号4001295  更新日 2020年1月28日

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2013年5月26日 ひよこ・たぬきアトリエ「○○のなる木をつくろう」

写真:2013年5月26日のひよこ・たぬきアトリエの様子

本日の講師は、アーティストの小保方昇さんです。切り抜きや写真などを使って、自分の好きなものがなる木をつくりました。こちらは、信号のなる木!ほかにも、食べ物や動物など、たくさんのユニークな木ができあがりました。背景は、撮影用に先生が制作したものです。木の部分はマスキングテープを貼って作るのですが、茶色よりも、カラフルな色や柄のものが人気でした。色鮮やかな木々を見ていると楽しくなりますね。皆さん、ぜひおうちにかざってくださいね。

2013年5月25日 日本近代前衛絵画史展 講演会

写真:2013年5月25日の講演会の様子

本日は、現在開催中の「日本近代前衛絵画史展」の関連イベントとして、東京芸術大学教授の佐藤道信先生にご講演頂きました。
「日本近代前衛絵画史展」では、導入として明治の作品を少し取り上げ、その後活発になる前衛絵画を中心にご紹介しています。大正・昭和の画家たちは、1910~30年代にかけてヨーロッパの美術や思想に大きな影響を受けて前衛的な作品を発表しました。佐藤先生には、前衛絵画が生まれる背景として、明治時代の美術についてお話頂きました。講演会題目は「近代日本の美術と前衛 脱亜入欧のハイブリッド「日本画」「西洋画」、過去・現在」です。
近代化のために「西洋」と「伝統」の二つの方向性を持っていた明治時代、絵画においても同様の傾向が見られ、お雇い外国人によって技術の移植が進められ、日本的な主題で「歴史画」も描かれるようになります。そうした中、「西洋画」「日本画」という概念も生まれてきたということです。一方で、この時代のヨーロッパが見ていた「日本美術」と、日本国内で推し進められていた美術との間にみられるギャップもまた重要な問題だとおっしゃっていました。
しかし大正時代になると、西洋美術の受け入れ方も少しずつ変化していったそうです。明治時代からのこうした背景の中から、日本における前衛絵画が生まれてきたのです。最後には、現在展示している作品もスライドで出して頂きました。
本日は約50名の方にご参加頂きました。ありがとうございました。

2013年5月21日 ハッピーバースデー

画像:フィリップ・ジョルダーノさんの作品(部分)

昨日5月20日は、当館がオープンして34回目の記念日。休館日だったこともあり、特にお祝い事などもなく、さらりと終わってしまいました。でもせっかくなので・・・こちらでご報告いたします。皆さま、34才の板美をよろしくお願いします。ぺこり。画像は、フィリップ・ジョルダーノさんの作品(部分)です。次回、ボローニャ展でご覧いただけます。

2013年5月19日 ギャラリートーク大盛況

写真:2013年5月19日のギャラリートークの様子

現在開催中の「日本近代前衛絵画史」展のギャラリートークを開催いたしました。
明治以降に日本でも描かれるようになった「洋画」は、1910年代頃にはだいぶ定着してきました。「前衛(アヴァンギャルド)」の傾向を持った画家たちが日本にも登場するのは、その頃のことです。そして本日のお話も1910年代の萬鉄五郎の作品から始まりました。この画家の有名な「裸体美人」(東京国立近代美術館蔵)は、日本の前衛絵画のにおける記念碑的な作品です。
1920年代に流行した「フォービスム」のコーナーでは、長谷川利行の作品をじっくりとご覧いただきました。「赤い少女」は厚紙に描かれたものですが、4ツ折りにした跡がが今でもはっきり見えます。その日暮らしだった長谷川が、ふらっと立ち寄った先で描いたことが偲ばれます。
ギャラリートークでは、戦後の作品まで一緒に見て回りました。最後にご紹介した佐田勝の「廃墟」は、空襲で被害を受けた痛々しい建物と真っ青な空という組合せが印象的です。
今日は40人を越えるみなさまご参加頂きました。ありがとうございました。次回のギャラリートークは6月2日です。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

2013年5月17日 「ボローニャ展」がテレビで紹介されました

写真:2013年5月17日の会場の様子

4月28日放送の「エルムンド」(NHK-BS)の番組内でボローニャ展が紹介され、当館の松岡副館長が出演しました。お知らせがすっかり遅くなってしまいましたが、現在、6月29日のオープンに向けて準備中です!番組では、ボローニャの現地リポートや副館長による絵本の紹介などがありました。また、「絵本は自分の大切な人のために描くもの」と語っていた編集者のマイケル・ノイゲバウアーさんの言葉が印象的でしたが、展覧会初日に開催される対談でもお話しいただく予定です。こちらもどうぞお楽しみに!

2013年5月17日 ワウターさん

写真:中国で行われたワークショップの様子

6月30日(日曜日)のひよこたぬきアトリエは、オランダの絵本作家、ワウター・ヴァン・レークさんを講師にお招きします。「ケープドリ」の絵本で知られるワウターさんは、世界各国で多数ワークショップを開催されています。写真は、中国で行われた時のものです。今回は、子どもたちの描いた絵をどんどんつなげて、なが~い絵をつくります。どんな作品になるか、楽しみですね。ご本人による絵本の読み聞かせも予定しています。

2013年5月11日 のギャラリートーク、中止になりました

写真:2013年5月11日の会場の様子

明日は、担当学芸員によるギャラリートークが行われる予定でしたが、急な事情により中止することとなりました。楽しみにされていた方、申し訳ございません。次回は開催の予定ですが、事前にご確認くださいますようお願いいたします。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご了承ください。

2013年4月29日 こいのぼり

写真:郷土資料館のこいのぼり

美術館のお隣り、郷土資料館には、こんなにりっぱなこいのぼりが!昨今めずらしくなりましたね。その後ろの古民家には貴重な五月人形が飾られ、お座敷でゆったりご覧いただけます。5月5日には、3才以上のお子さん(大人も可)を対象に、鎧兜の着付け会もあるということですので、五月の節句に訪れてみてはいかがでしょうか。くわしくは、郷土資料館(電話:03-5998-0081)にお問い合わせくださいね。

2013年4月29日 ゴールデンウイーク

写真:美術館周辺の様子

新緑の美しい季節になりました。
ゴールデンウィーク、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
美術館の周辺は、公園や植物園などがあり自然も多いので、今日はたくさんの方が散策などに訪れていました。
ぜひ美術館にも足をのばしてくださいね。

2013年4月26日 こんなんつくります!

写真:講師による参考作品

今年度初の「ひよこたぬきアトリエ」が、5月26日(日曜日)に開催されます。今日は打合せがありました。こちらは、講師による参考作品です。小鳥さんにお寿司・・!?あなたは何が好きですか? 自分の好きなものをたくさんくっつけて、楽しい木をつくりましょう。 申し込みは、5月18日(土曜日)より電話で先着順に受け付けます。 ぜひご参加くださいね!(3才~小学生の親子対象です)

2013年4月21日 ただいま打合せ中・・・!

写真:打合せ中の様子

こちらは、11月26日から開催される展覧会「発信//板橋//2013」の打合せ中です。板橋区出身の作家など6人が、美術館のスペースを使ってさまざまな表現をします。エントランスホールや、屋外にも展開する予定です。秋のオープンに向けて、色々とアイデアを練っているところです。このページでも随時報告していきたいと思います。どうぞお楽しみに!

2013年4月21日 ギャラリートーク

写真:2013年4月21日のギャラリートークの様子

本日、担当学芸員によるギャラリートークが開催されました。戦前から戦後にかけて、日本の画家たちがどのように表現を変えていったのか、順を追ってお話ししていきました。参加された皆さんは、相づちを打ったりしながら熱心に聞いていらっしゃいました。雨の中、お越しくださった皆さん、ありがとうございました。

2013年4月20日 2012年度新収蔵品も紹介しています

写真:堀田操の「断章」「放浪」

館蔵品展「日本近代前衛絵画史 1910s-1940s」の会期にあわせて、2012年度にご寄贈いただいた収蔵品もご紹介しています。
「断章」「放浪」の2点は、堀田操(1921-1999)によるものです。長野で生まれ、上京して働きながら絵画を学んだ堀田は、従軍やシベリア抑留も体験しました。戦後は大宮で画家として活動をしました。堀田は1940年前後の一時期、日本にシュルレアリスム絵画を紹介した福沢一郎のもとで学び、影響を受けたようです。


写真:山本日子士良の作品6点

2010年に当館で開催した「福沢一郎絵画研究所展」の際にもこれらの2点を紹介いたしました。
山本日子士良(1910-1993)による6件は、戦中から戦後までの作品です。山本は1950年代より板橋区内に住み、制作を続けました。戦時中には何度も召集され、また従軍画家としても戦地に赴いています。今回紹介しているスケッチ一式は、従軍中で描かれた貴重なものですが、穏やかな風景を描いたものから、兵士の勇ましい表情をとらえたものまで、その内容はさまざまです。その他、若い頃のパステルによる自画像や、戦後の油彩などもあわせてご寄贈いただきました。

2013年4月20日 日本近代前衛絵画史展 オープン!

写真:2013年4月20日の会場の様子1

本日より、館蔵品展「日本近代前衛絵画史 1910s-1940s」がオープンしました。1910年代から終戦直後までの激動の時代に、画家たちが社会と自己をみつめ、海外の動向に刺激を受けながら制作した「前衛」と呼ばれる作品を展示します。
本展では、「前衛」絵画の草分けとして、萬鉄五郎や中川一政によるフォービスム風の作品から始まります。続く大正・昭和の前衛絵画は、新興美術運動、フォービスム、シュルレアリスムなど、当時のヨーロッパの美術運動に敏感に反応したもので、当館のコレクションならではと言えます。


写真:2013年4月20日の会場の様子2

戦時色が強まる1930年代半ば以降は、制作活動にも制限が加えられましたが、画家たちは描くことをやめませんでした。中には、一兵卒や従軍画家として戦地に赴く者、さらに戦争で命を落とす者もいました。そして1945年の終戦を迎え、あらためて画家たちは絵筆を握り始めました。本展では終戦直後1940年代後半までの作品を紹介しています。
会期中には講演会やギャラリートークも予定しております。第1回目のギャラリートークは4月21日(日曜日)午後2時からです。みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

2013年4月2日 新年度が始まりました

写真:花散らしの雨の様子

今日はあいにくの花散らしの雨となりました。
昨日から仕事始めという方も多かったのではないでしょうか。月曜日が休館日の美術館は、今日から新年度です。といっても、展覧会はまだ始まっていませんので、館内はガランとして寂しいスタートとなりました。展覧会は、4月20日より開催されます。しばらくお待ちくださいね。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
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