2013年8月31日~9月29日のニュース

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ページ番号4001293  更新日 2020年1月28日

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2013年9月29日 狩野派SAIKO!最終日

写真:2013年9月29日の会場の様子1

本日、館蔵品展「狩野派SAIKO!」最終日を迎え、朝からたくさんのお客様にご来館いただきました。本展では、江戸狩野派の始祖・正信から幕末の河鍋暁斎までを時代を追って紹介し、さらに7つのSAIKOポイント(再考・最高・再興)に解説を加えましたが、いかがでしたか?
ここ数日は爽やかな秋晴れが続いています。ご来館下さったみなさま、誠にありがとうございました。


写真:2013年9月29日の会場の様子2

さらに今日は、板橋区立美術館が「スポーツ祭東京のウォーキング(Cコース)」の最終地点だったこともあり、正面玄関にゴールゲートが出現!おつかれさまでした。いいお天気でよかったですね。

2013年9月28日 ギャラリートーク5回目

写真:2013年9月28日のギャラリートークの様子

「狩野派SAIKO!」のギャラリートーク、本日が最終回。写真は、本展の最後を飾る河鍋暁斎の作品をみなさんが熱心にご覧になっているところ。「骸骨図」の下の方には墨の線の中に畳の目が写っているのが見られ、客人の前で描いてみせる「席画」として描かれたことを物語っています。(約40名参加)
これまで5回のギャラリートークはおかげさまで毎回盛況に終わりました。このところ秋らしいお天気が続き、今日も爽やかな青空の中、多くのお客様にお越しいただきました。展覧会は明日が最終日です。みなさまのご来館お待ちしております。

2013年9月28日 ひよこたぬきアトリエ ペタペタ版画をつくろう

写真:2013年9月28日の会場の様子1

今回は木版画家の二宮美由紀さんを講師に木版画に挑戦です。木版画は、板を彫刻刀で彫るなど、様々なプロセスがあって少し難しい技法ですが、二宮先生が小さなお子さんでも簡単に木版画らしい作品を楽しめる方法を考えてくださいました。
まずは、バルサ(薄い板)を好きな形にハサミで切って、両面テープで板に貼って版木を作ります。そこに、筆や刷毛でカラフルな絵具を何色かのせて、和紙に刷ります。


写真:2013年9月28日の会場の様子2

刷るときに、手でペタペタと押さえていくのがコツ。今回は版画なので、みんなそれぞれ2枚以上刷りました。色合いが違うと、だいぶ印象も変わってきますね。板目もすり込まれて、かわいらしい版画がたくさん出来上がりました!

2013年9月27日 あんパンを描く 鉛筆デッサン基礎講座1日目

写真:2013年9月27日の講座の様子1

今回は初めて絵を描くという方も多く、皆さん緊張されていたのか、しーんと静まり返った中、デッサン講座の初回が始まりました。講師の加藤先生のお話が始まると、皆さんぐぐっと引き込まれている様子で、一気に和やかな雰囲気に変わりました。そして、まずはデッサンのエクササイズから。先生が用意されたぬり絵のようなものを使って、色の重ね方や陰影の付け方などを練習した後いよいよ、あんパンのデッサンへ。美味しそうな香りがほのかに漂う中、じっくりと観察し、描写する皆さん。


写真:2013年9月27日の講座の様子2

パン表面のツヤ、影や丸みの部分など、先生からアドバイスを受けていました。最後に、壁に並べて貼って皆で見ながら、ミニ講評会へ。同じあんパンでも、ゴマの付き方やへこみ、形など各々異なり、表現もさまざま。描いた後はパクっと食べられる、楽しいモチーフでした。次回もまた、ユニークな素材を使って演習をします。

2013年9月26日 「イメージで描く、わたしの絵」1日目

写真:2013年9月26日の会場の様子

本日より、始まりました。技法を限定せず、自分の描きたいイメージを形にしようという講座です。まずは好きな画家などの作品資料を先生に見せました。セザンヌ、モネ、ドガ、デュフィ、クレーや、現代の作家などのポストカードや画集、風景写真など、各々自分の好きなイメージを机に並べ、先生のアドバイスをもとにモチーフのデッサンや写真のスケッチを行いました。鏡の前に石膏像を置いたモチーフがなぜか人気で、「あれ描いてみたい!」という方が多くいました。技法も、水彩・アクリル・油彩・パステルなど様々です。同じモチーフで描いても各々技法が異なりますので、今後の仕上がりも面白いものになっていきそうです。

2013年9月21日 秋風にそよそよ、ギャラリートーク4回目

写真:2013年9月21日のギャラリートークの様子1

今日は、ギャラリートークが開催されました。こちらは、狩野了承の「秋草図屏風」です。当館では「秋風にそよそよ」という新タイトルをつけています。台風が去ってから、すっかり秋らしくなりましたね。先日の中秋の名月にはお月見を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。そんな今の季節にぴったりなこの屏風、萩に薄、女郎花など秋の草花がリズミカルに描かれています。琳派を思わせる画風で、「え、狩野派の絵師が描いたの?」と仰る方もいるかもしれません。


写真:2013年9月21日のギャラリートークの様子2

同時代には江戸琳派で知られる酒井抱一も活躍しており、こうした表現に長けた絵師も狩野派にはいたのですね。「奥絵師」という地位にあった狩野了承は、徳川家の姫君の御用もつとめていたので、お姫さまのリクエストに応えてこのような屏風を描いたのかもしれません。本日もたくさんの皆さまにご参加いただき、ありがとうございました。毎週土曜に開催してきたギャラリートークですが、次回28日がいよいよ最終回となります。お聞き逃しのないよう、ぜひご来場ください。(約40名)

2013年9月21日 公開制作 その3

写真:2013年9月21日の公開制作の様子

今日は、古い木の電柱が運び込まれました。
「これで木のベンチをつくろうかな」と、大矢さん。
どうやら、舟の中に入って座ることができるようです。
こうして廃材が生まれ変わるのもまた、良いものですね。

2013年9月20日 なにが見えたかな?

写真:2013年9月20日の鑑賞教室の様子

今日は、区内の志村第四小6年生の皆さんが鑑賞教室に訪れました。岩絵具や膠、金箔などについてのお話の後、実際に会場へ行き、狩野了承の「秋草図屏風」を単眼鏡で見てもらいました。色彩や筆遣いなど、細部までじっくり観察すると、またあらたな発見があるかもしれませんね。子どもたちもレンズ越しの鑑賞を楽しんでいる様子でした。このほか、お気に入りの作品をひとつ見つけて「新タイトル」を考えてもらいました。今回は、ゆっくり鑑賞する時間がなくて残念でしたが、ぜひまたご家族やお友だちを誘って見に来てくださいね。(約80名)

2013年9月20日 公開制作 その2

写真:2013年9月20日の公開制作の様子

着々と進んでいます。今日は木の配置が少し変わっていました。舟の中から欅の木が出ている構想のようですが、木の向こう側が舟の先端になるのか・・どんな形になるのでしょうか。公園に訪れるご近所の皆さんも興味津々の様子で、制作を見ていました。大矢さんは、美術館の近くに住み着いているネコちゃんたちのことが気になっているそうです。彼らも朝夕定期的に出勤(?)しているのだとか・・。

2013年9月19日 公開制作中

写真:2013年9月19日の公開制作の様子

9月14日のニュースでもお伝えしましたが、「発信展」出品作家の大矢りかさんによる公開制作が始まっています。少しずつ骨格が見えてきました。昨日はたくさん蚊に刺されてしまったそうですが、毎日頑張っていらっしゃいます!これからどんな舟が出来上がるのか、とても楽しみです。このページでも随時報告していきたいと思います。

2013年9月14日 ギャラリートーク3回目

写真:2013年9月14日のギャラリートークの様子

本日も、現在開催中の「狩野派SAIKO!展」のギャラリートークを開催しました。台風が近づいているそうですが、今日はまだお天気もくずれることなく、約40人ものみなさまにご参加いただきました。
写真は、江戸狩野派の女性画家を紹介しているコーナーです。ここでは、その筆頭と言われる清原雪信の作品を3点ご紹介しています。雪信の母親は、探幽の妹と弟子の間に生まれた娘、さらに雪信の父親は、探幽の弟子の久隅守景です。絵師としてはまさにサラブレット、守景や探幽の手ほどきも受けたと考えられています。本展ではもう一人、融女寛好という女性画家による作品も展示しています。ぜひ、展覧会で江戸の女性画家の活躍にもご注目ください。
ギャラリートークは21日と28日にも開催します。ご参加お待ちしております。

2013年9月14日 発信板橋2013 発進!

写真:2013年9月14日の展示会準備の様子

11月から開催する「発信//板橋//2013」、準備もだんだんと進んできました。
今回参加していただく作家の一人、大矢りかさんの制作が、本日から始まりました。大矢さんは、なんと板橋区立美術館の前で大きな舟を制作します。今日は、材料となる沢山の枝をトラックで運んで来ました!大きさや太さごとにまとめた沢山の枝。これからどのようにして舟の形にしていくのでしょうか!?楽しみにしていてくださいね。

2013年9月13日 狩野派SAIKO! 鑑賞教室

写真:2013年9月13日の鑑賞教室の様子1

本日は、区内の小学生向けに「狩野派SAIKO!」の鑑賞教室を開催しました。今日は6年生ということもあり、テーマは「学芸員になってみよう!」。美術館や博物館の学芸員のように、展示作品の特徴やみどころを考えて、みんなに説明できるようになるでしょうか・・・
まずは本展の担当学芸員が学芸員の仕事についてお話して、それから学芸員と一緒に大きな屏風を2つ見ました。みんなで一緒に見ると、一人で見るのとはちがった発見があったと思います。その後は自由見学です。


写真:2013年9月13日の鑑賞教室の様子2

それぞれ気に入った絵について、自分なりのタイトルを付けたり、特徴を見つけたりしました。
見終わって、何人かに自分の気に入った絵についてお話してもらいました。鳥の絵を選んだ子は、毛並みなどが緻密に描かれていることに着目し、一方、2羽の鷹の絵を選んだ子は、そこには描かれていない子どもの存在まで想像して説明してくれました。そして最後には校長先生も、探幽の「風神雷神」について、どこが気に入ったか熱く語ってくれたのにはみんな大喜び!先生も生徒のみんなも、細かい部分まで観察したり、様々な物語を想像したり、本当によく見てくれてありがとうございます!またのご来館をお待ちしております。

2013年9月8日 記念講演会 「池上本門寺の狩野家墓所について」

写真:2013年9月8日の講演会の様子

本日は、池上本門寺霊寶殿主事の安藤昌就さんを講師にお招きし、講演会を開催いたしました。冒頭、「まさか美術館でお墓の話をすることになるとは・・」と、安藤さん。しかし、お墓からは様々な情報がリアリティを持って伝わってきます。狩野探幽のお墓は、このような瓢箪の形をしていますが、生前自らつくったものだそうです。目黒の永隆寺から池上本門寺に移されたとのことで、探幽のお墓は二つあります。最後には、常信などの遺骨の写真も!このほか、こちらでは紹介しきれないほど、貴重なお話をたくさんのお墓の映像等を交えてお話しいただき、興味深い内容の講演となりました。約70名の皆様にご聴講いただきました。ありがとうございました。

2013年9月7日 ギャラリートーク 2回目

写真:2013年9月7日のギャラリートークの様子

本日、ギャラリートークが開催されました。こちらで紹介しているのは、狩野秀頼の「酔李白図」です。本展のチラシにも使われていますが、酔っ払った李白を抱きかかえる人物の表情が何とも印象的なこの作品、決してふざけて描いたわけではなく、中国画の影響もあるようです。国宝「高雄観楓図屏風」(東京国立博物館蔵)の作者としても知られる秀頼の作品でもあることから、今回のキャプションでは「最高!」ポイントを獲得しています。今回は約30名の皆さまにご参加いただきました。ありがとうございました。また次週も開催いたしますので、ぜひお越しください。

2013年8月31日 狩野派SAIKO!オープン!

写真:2013年8月31日の会場の様子1

本日、館蔵品展「狩野派SAIKO!」がオープンいたしました。午後には、担当学芸員のギャラリートークが開催され、約40名の皆さまにご参加いただきました。狩野派の始祖・正信から幕末の河鍋暁斎まで順を追って解説し、最後に印章・縮図等の資料を紹介いたしました。最後の作品、暁斎の「骸骨図」では、皆さんクスリ。本当にユニークな作品です。今回は、展示作品のいくつかに「SAIKO!」ポイントをつけ、再考・再興・最高をキーワードに解説していますので、そちらもぜひ注目してください。


写真:2013年8月31日の会場の様子2

終了後の展示室では、狩野探幽の「風神雷神図屏風」の前で小学生たちが興味津々の様子。手前には風神と雷神のお人形を飾っています。
ギャラリートークは来週土曜日も開催いたします。ぜひご参加ください。
本日は初日よりたくさんの方にお越しいただき、御礼申し上げます。

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板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
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