第3回いたばし未来の発明王コンテスト 実施結果(発明王決定!)

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ページ番号1044801  更新日 2023年3月31日

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「いたばし未来の発明王コンテスト」グランプリが決定しました!

本コンテストは、ものづくりのまち板橋区の未来を地域みんなでつくっていきたいという想いから始まりました。

第3回はこれからの未来を担う板橋区の小中学生を対象に、令和4年7月21日から9月9日の期間で「未来にあったらいいな」と思える新しいアイデアを募集し、書類審査の結果、応募16組の中から、書類審査、プレゼンテーション審査を経て、グランプリ「いたばし未来の発明王」を含む9組の受賞が決定しました!

また、板橋区では、素晴らしいアイデアを実現したい、子どもを応援してものづくりの現場を見せたい、といった想いをもった区内の企業を求めています。

コンテストの様子をご覧になって、興味を持たれた企業様は、ぜひ産業振興課工業振興係までご連絡ください!

電話:03-3579-2193 メール:sg-senryaku@city.itabashi.tokyo.jp

最終審査会プレゼンテーション動画を公開しました

板橋区の公式チャンネルにアップされています。子どもたちの素晴らしいプレゼンテーションをご覧ください。

個別の動画へのリンクは下の「最終審査会プレゼンテーション動画」にまとめてあります。

グランプリ「いたばし未来の発明王」は山代由梛さん

発明作品は「いつでも一緒 シリコーン製ミニダストポーチ」

発明王表彰写真

最終審査に残った10件についてアイデアの新規性・実現性・社会性などを基準に審査を行った結果、
志村第一小学校6年生の山代由梛(やましろ ゆな)さんの「いつでも一緒 シリコーン製ミニダストポーチ」がグランプリ(いたばし未来の発明王)に輝きました。
なお、第2回に引き続き、表彰式はグランプリ、準グランプリの2名と関係者のみの実施となりました。

受賞作品の「いつでも一緒 シリコーン製ミニダストポーチ」は、バックの内側にセットし、いつでも持ち歩いてコロナ後の新習慣によって増えた除菌ウエットティッシュなどのごみとそれを捨てるためのビニール袋に着目した、濡れたものを捨てられて繰り返し洗って使える、「バックに取り付けられるシリコーン製のごみ袋」の提案です。
持ち運びたくなるというユーザーの気持ちに着目することで、ごみを自分で処理する意識が育てられるという点で、身近な製品から環境問題の改善につながる作品でした。
既存の製品を良く認識し、そこからさらに消費者の利便性を考えてアイデアを出せており、プロトタイプを作成したうえで寸法も考慮されており、再現性、実現性の高さも評価を得ています。
ネーミングセンスも良く、プレゼンテーションの内容も自分の言葉できちんと表現されており、グランプリにふさわしい内容でした。

準グランプリは市之瀨莉佳さん

発明作品は「いけ!ゴミ箱!!」

観光地などに落ちているごみによる景観の悪化に着目した、可愛らしい外見で自走し、「ごみ捨てに対してお礼を言うことでごみ捨てを促すごみ箱」の提案です。
ごみをゴミ箱に捨てるという意識や習慣を社会に広めてしまおうとする手法として、”褒めて育てる”手法や、愛嬌あるデザイン、センスのあるネーミングによって、ゴミの問題をポジティブに表現できていました。
このごみのポイ捨てをしないという意識の醸成が図られることによって、この発明品によって回収できるごみの量以上の効果が見込める点で、大きな可能性を感じる作品として評価されました。

特別賞は阿部柚希さん、チームOcean Shiningさん、桒原舜さん、坂田杏菜さん

(50音順)

阿部柚希さん発明作品は「心臓マッサージ補助器」

非力な子どもでは心臓マッサージが難しいことに着目した、心臓マッサージを補助して「誰でも救命活動が行えるようになる」ことを目的とした補助器の提案です。
救命救急の講習会に参加した実体験からの課題をきちんと捉えられており、実際に仮説を立てて実験し、検証を行っている点の評価されました。
心臓マッサージについて良く調べられており、写真を使った説明も分かりやすかったです。

チームOcean Shiningさん発明作品は「Sea clean」

チームOcean Shiningさんは佐藤 ちゆさん、高山 愛生さん、石田 凪さんの3人のチーム。
プラスチックごみによる海洋汚染に着目した、砂浜や海中を自動倉庫氏、「プラスチックごみを回収して、自動で砂などと仕分けできる装置」の提案です。
第2回の提案から、砂とマイクロプラスチックの仕分けや海中の移動機能が追加されたほか、機能の要不要について海岸での作業シーンを分析し、整理していました。
継続的な取り組みによって、より具体化され、利用シーンが想像できる提案内容と、環境問題へ熱意が評価されました。

桒原舜さん発明作品は「靴下くるりん」

脱いで裏返ったままの靴下が、親の負担になることに着目した、「靴下の裏返りを楽しく直し、子どもがお手伝いしたくなる」ことを目的としたロボットの提案です。
実際にヒューマンアカデミーロボット教室のキットを活用してロボットの実演している点や、子どもだけではなく、高齢や身体障がい者への適応など、社会性への考慮が見られました。
子どもやお年寄りに”自分でできる”を実感させようという考え方も評価されました。

坂田杏菜さん発明作品は「地球が喜ぶ!家庭用リサイクルボックス」

地球の環境問題を分かっていても、リサイクルなどになかなか取り組めない点に着目した、家庭でペットボトルを理サイクスして、「ニット製品を作れるリサイクルボックス」の提案です。
生産と消費を自己完結してしまおうというアイデアが良く、「実感」を大事にして「家庭用」にした点や、綿菓子機を応用して繊維づくりの実験を行っている点など、完成度が高かったです。
プレゼンテーションも工夫が凝らされており、共感性やストーリー性が高い点も評価されました。

実行委員会特別賞はチームAGさん

公益社団法人東京青年会議所板橋区委員会賞は設楽乙華さん

東京商工会議所板橋支部賞は河村仁愛さん

チームAGさん発明作品は「炭酸発電装置」

チームAGさんは岡田 健太 さん、清水 純成 さんの2人のチーム。
CO2による地球温暖化の問題に着目した、自動車などの内燃機関に取り付け「排出されるCO2を活用して追加の発電を行う装置」の提案です。
二酸化炭素が水に溶ける気圧と温度の条件や、エネルギー問題と環境問題の関わりなどが良く理解されており、良く調べられていました。
また、厄介者扱いされるCO2を利用する発想は奇抜で意外性があり、発想力が高い点が評価されました。

設楽乙華さん発明作品は「ドリンクスタンド」

プラスチックごみ、バリアフリー化の遅れ、発電によるCO2排出などの環境問題に着目した、太陽光発電機能やバリアフリー機能を備え、飲み残しなどの食品ロスも減らせる「マイボトル用の自動販売機」の提案です。
環境とインクルーシブ社会が意識されており、身近なものの機能を拡張することで人を助けるアイデアは実現性が高かったです。
プラスチックごみの削減などの社会課題に対し、身近なもので解決方法を提示しており、音声補助や、車いすへの細かな配慮など、各所に工夫がみられた点が評価されました。

河村仁愛さん発明作品は「ナビバッチ」

目の不自由な方や足の不自由な方などが、バリアフリーな道を探すことが困難なことに着目した、「バリアフリーな道を案内し、安全に目的地に到着できる」ことを目的とした提案です。
目の不自由な方や高齢者にとって必要な発明として、ハイテクな機器の発想が良く出来ており、実現性も高そうでした。
イラストや現地調査を交えながら、使用方法がしっかり説明されていた点も評価されました。

最終審査会プレゼンテーション動画

審査委員

坂本 健  板橋区長 
岩月 宏昌 イワツキ株式会社 代表取締役社長/東京商工会議所 板橋支部 会長
谷田 千里

株式会社タニタ 代表取締役社長

中澤 公伯

日本大学 生産工学部 創生デザイン学科 教授

平井 由紀子

株式会社セルフウィング 代表取締役/学術博士(若年層の起業家教育)

川角 博

NHK高校講座物理基礎 講師/理科教員高度支援センター 特命教授

大森 整 国立研究開発法人理化学研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員

 

事業協力団体・企業

運営協力

  • 公益社団法人東京青年会議所板橋区委員会
  • 東京商工会議所板橋支部
  • 国立研究開発法人 理化学研究所
  • リンテック株式会社
  • 株式会社タニタ
  • 株式会社美彫社
  • 公益財団法人板橋区産業振興公社

協賛企業

  • 池上金型工業株式会社
  • 株式会社JDF

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このページに関するお問い合わせ

産業経済部 産業振興課 工業振興係
〒173-0004 東京都板橋区板橋二丁目65番6号 情報処理センター
電話:03-3579-2193 ファクス:03-3579-9756
産業経済部 産業振興課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。