第5回いたばし未来の発明王コンテスト 実施結果(発明王決定!)

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ページ番号1056431  更新日 2025年3月3日

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「いたばし未来の発明王コンテスト」グランプリが決定しました!

本コンテストは、ものづくりのまち板橋区の未来を地域みんなでつくっていきたいという想いから始まりました。

第5回はこれからの未来を担う板橋区の小中学生を対象に、令和6年7月20日から9月8日の期間で「あったらいいな」と思える新しいアイデアを募集し、書類審査の結果、応募16組の中から、プレゼンテーション審査を経て、グランプリ「いたばし未来の発明王」を含む8組の受賞が決定しました!

本コンテスト開催にあたり、ご協力いただきました関係者の皆さま方に御礼申し上げます。

また、板橋区では、子どもを応援してものづくりの現場を見せたい、といった想いをもち、本事業にご理解ご協力いただける区内の企業を求めています。

コンテストの様子をご覧になって、興味を持たれた企業様は、ぜひ産業振興課工業振興係までご連絡ください!

メール:sg-senryaku@city.itabashi.tokyo.jp

最終審査会プレゼンテーション動画を公開しました

板橋区の公式チャンネルにアップされています。子どもたちの素晴らしいプレゼンテーションをご覧ください。

個別の動画へのリンクは下の「最終審査会プレゼンテーション動画」にまとめてあります。

グランプリ「いたばし未来の発明王」は水野千鶴さん(下赤塚小学校 2年)

発明作品は「きょうしつネコロボット」

発明王表彰写真

最終審査に残った作品についてアイデアの新規性・実現性・社会性などを基準に審査を行った結果、
下赤塚小学校2年生の水野千鶴(みずの ちづる)さんの「きょうしつネコロボット」がグランプリ(いたばし未来の発明王)に輝きました。
コンテスト当日は発表者をはじめご家族、発表者の友人・知人、区内企業関係者といった多くの方々にお越しいただきました。

受賞作品の「きょうしつネコロボット」は、学校の教室で、先生や子どもたちが困った時にサポートをしてくれるロボットです。実際に飲食店で使用されている配膳ロボットをイメージし、発明品に必要な機能や実現性を十分に検討している点が素晴らしかったです。特に、ロボットとして音を認識するための機能について、課題感を抽出し、専門の企業に問い合わせを行いつつ代替案を示すことができた点は高く評価されました。
そのうえで、受賞者は発明品を製作するにあたっての課題感を整理し、解決策を自分の言葉で堂々と発表し、グランプリにふさわしいプレゼンテーションとなりました。

グランプリに輝いた水野千鶴さんには、坂本板橋区長よりグランプリ受賞者に代々引き継がれている、マントと帽子が授与されました。

準グランプリは黄梓軒(こうしのき)さん(金沢小学校 5年)

発明作品は「プラントeco燃料電池車」

準グランプリ表彰写真

「光合成によって、大気中の二酸化炭素を酸素に変えることができる燃料電池車」が提案されました。
発表者は、二酸化炭素の排出を抑えることによって、地球温暖化の進行を抑制したいという考えのもと、発案にいたりました。
学校での教科書で習う学びを応用して発明に繋げている点は素晴らしいです。特に、燃料電池車に載せるための光合成能力が高い植物の種類や光合成を行う車の屋根に設置する装置の素材についてもよく調べ上げていました。中でも、PPS樹脂に着目し、その特徴やメリットを整理して提示できた点は高く評価されました。

インパクト賞は荒井祐里奈さん(志村坂下小学校 4年)

発明作品は「遊んで発電~クラゲブランコで災害対策~」

表彰写真

インパクト賞は、発明品、発表内容などにインパクトを与えた作品に贈られる目的で、今年度新たに新設された賞です。

「ブランコをこいで、その揺れを利用してモーターを回転させて発電させるブランコ」が提案されました。
災害用の手回し発電ラジオからヒントを得たものであり、災害時に電気が使えない時などに活躍するものとして考えられています。特徴の一つとして、ゲーム形式で楽しむ要素が含まれており、やる気を出させる仕掛けとしてのアイデアはインパクトがあり、高く評価されました。

特別賞は山谷桜子さん、河村仁愛さん、木下和花さん、宮田莉奈さん、木下歩花さん

(発表順)

山谷桜子さん(緑小学校 4年)
発明作品は「しあわせロボット」

人間が抱く喜び、悲しみ、苦しみ、イライラといった気持ちに寄り添うことができるペットのようなロボットが提案されました。このロボットを活用することによって、人の気持ちを受け止めて、幸せを見つける提案をすることが可能になります。
試作品を製作したうえで、実際にロボットと対話しているシーンを動画におさめてプレゼンテーションにのぞんでくれました。こうした姿勢が高く評価されました。

河村仁愛さん(淑徳小学校 5年)
発明作品は「リサイクルクリエイトウォーター」

産業廃棄物や家庭から出る生ごみを圧縮することによって、肥料や再生水として抽出することができる装置が提案されました。
自ら環境問題について調べ上げ、解決したいという想いからこの作品の発明に至りました。世の中のニーズを的確に捉えている発明であり、チケット制を組み合わせることで、利用促進させる仕組みが高く評価されました。

木下和花さん(板橋第一小学校 5年)
発明作品は「どこでも熱中症予防!かんきょうにやさしいせんぷうき!」

空気中にある水分(水蒸気)をろ過した状態で、ミストを出す充電式の扇風機が提案されました。熱中症という「暑さ」のみならず、「湿度」に着目し、空気中の水分を集めて、ミスト化して送風するアイデアが高く評価されました。

宮田莉奈さん(緑小学校 5年)
発明作品は「みんなに優しいグレーチング!」

側溝に人間や動物が落ちないように石を敷き詰めたブロックが提案されました。昨年度の竹を用いたアイデアに引き続き、今回は発展させた作品が提案されました。廃棄物の問題も意識し、グレーチングに廃棄物による石材を用いる点は前回から進歩したアイデアです。また、機能である排水性に着目し、実際に石を作って検証している点は高く評価されました。

木下歩花さん(板橋第三中学校 2年)
発明作品は「いつも一緒!頼りになる相棒★」

毎日のやるべきことや予定を予めインプットすることによって、タイミングごとにタイマーで知らせてくれる機械が提案されました。自閉症スペクトラム症(ASD)などの症状には、多くの特性がある点やその特性には個人差が大きいという課題について整理して問題提起した点が、見る側にとってもとてもわかりやすく、考えさせられるものがありました。

最終審査会プレゼンテーション動画

最終審査会ダイジェスト動画

審査委員

岩月 宏昌 イワツキ株式会社 代表取締役社長/東京商工会議所 板橋支部 会長
斎藤 理絵 アイデアライズ国際知財事務所
清水 輝大 板橋区立教育科学館 館長
谷田 千里

株式会社タニタ 代表取締役社長

中澤 公伯

日本大学 生産工学部 創生デザイン学科 教授

大森 整 国立研究開発法人理化学研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員

 

事業協力団体・企業

運営協力

  • 国立研究開発法人 理化学研究所
  • いたばしテクサポセンター
  • 株式会社タニタ
  • 公益社団法人東京青年会議所板橋区委員会
  • 東京商工会議所板橋支部
  • リンテック株式会社
  • 株式会社ルケオ

協賛企業

 

  • I-NEXT(板橋区次世代経営者会議)
  • 株式会社タニタ
  • 東京商工会議所板橋支部
  • 公益社団法人東京青年会議所板橋区委員会
  • 株式会社トプコン
  • 理研計器株式会社
  • リンテック株式会社
板橋区では、「いたばし未来の発明王コンテスト」事業に協賛いただける企業様を募集しております。当事業に興味を持たれた企業様は下記「お問い合わせ先」までお問い合わせくださいませ。

お問い合わせ先

いたばし未来の発明王コンテスト事務局
(板橋区産業振興課工業振興係内)
〒173-0004
板橋区板橋2-65-6 板橋区情報処理センター5階
Mail:sg-senryaku@city.itabashi.tokyo.jp

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このページに関するお問い合わせ

産業経済部 産業振興課 工業振興係
〒173-0004 東京都板橋区板橋二丁目65番6号 情報処理センター
電話:03-3579-2193 ファクス:03-3579-9756
産業経済部 産業振興課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。