感染症対策の基礎知識

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ページ番号1056531  更新日 2025年3月31日

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感染症対策の基礎知識

感染症とは

病気を引き起こす微生物(=病原体)が体内に侵入し、増殖することで症状が出現した状態です。
病原体には、細菌やウイルスの他、寄生虫など様々なものがあります。

感染症の3要素

感染症の3要素

感染症は(1)病原体(感染源) (2)感染経路 (3)宿主 の3つの要素が揃うことで感染します。

これらに対し適切な対策を取ることで、感染症を予防することができます。

感染経路と対策

病原体は様々な経路で身体に侵入し、感染します。
感染経路を遮断することが感染予防対策で最も重要となります。

主な感染経路

感染経路

内容 主な対策

飛沫

感染

咳やくしゃみで飛び散る、病原体が含まれたしぶき(飛沫)を吸い込むことで感染する。飛沫は約2メートルの範囲まで飛び散る。

咳エチケットの実施、マスクの着用、換気

接触

感染

手指に付着した病原体が身体に侵入し感染する。口からだけではなく、目や鼻などの粘膜や傷口からも感染する。

石けん・流水による手洗い、消毒

空気

感染

空気中を浮遊する飛沫の水分が蒸発して残った非常に小さい粒子(飛沫核)を吸い込むことで感染する。例)麻しん、水痘、結核

換気、予防接種

 

基本的な感染予防対策

石けん・流水による手洗い

手洗いの方法

(ウイルス液1.5ミリリットルを両手指に20秒間擦り込み後)

残存ウイルス数 残存率

手洗いなし

約100万個 100%
流水で15秒手洗い 約1万個 約1%

ハンドソープで10秒もみ洗い後、

流水で15秒すすぎ

約100個 約0.01%

ハンドソープで60秒もみ洗い後、

流水で15秒すすぎ

約10個 約0.001%

ハンドソープで10秒もみ洗い後、

流水ですすぎを2回繰り返す

約2から3個 約0.0001%

 参考:厚生労働省ホームページ ノロウイルスによる食中毒の現状と対策について

外出から帰宅時・トイレの後・調理の前後・食事の前・咳や鼻をかんだ後といったタイミングで手洗いをしましょう。

換気

空気の通り道を作るために、離れた2か所の窓を開けて換気をしましょう。
窓が1つの場合では、ドアを開けたり扇風機や換気扇を使うことで、換気の効果が大きくなります。

咳エチケット・マスクの着用

くしゃみや咳には、病原体を含んだ飛沫(しぶき)が含まれます。
マスクを着用する・ティッシュやハンカチで鼻と口を覆う・とっさの時には服の袖や上着の内側で覆う・周囲の人からなるべく離れるといった咳エチケットを心がけましょう。
手のひらで咳を受け止めてしまうと、その手で触れたところに病原体を広げてしまうので、必ず手洗いを行いましょう。

感染源(病原体)と対策

消毒薬や加熱といった方法により、排除できる病原体があります。

代表的な消毒方法にはアルコール消毒がありますが、アルコールが効きにくい病原体もあるため、病原体にあわせて適切な方法を選択する必要があります。

宿主の抵抗力の向上

宿主(ヒト)の抵抗力を高めることも、感染症予防につながります。
栄養バランスのとれた食事、適度な運動、良好な睡眠を取り、規則正しい生活を送ることが抵抗力を高めます。

また、子どもや高齢者、免疫疾患がある方は抵抗力が低く、感染症にかかりやすくなります。
自分だけではなく、周囲の人を感染症から守るためにも、かかりつけ医に相談の上、予防接種をしましょう。

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このページに関するお問い合わせ

健康生きがい部 予防対策課
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号
電話:03-3579-2303 ファクス:03-3579-1337
健康生きがい部 予防対策課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。