区議会だより(令和4年第1回定例会)テキストページ3

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ページ番号1038900  更新日 2022年4月28日

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令和4年度予算に対する総括質問(要旨)(3月16日、17日、22日 予算審査特別委員会)

総括質問の全文(会議録)は、令和4年5月下旬に区議会ホームページに掲載します。

おおのはるひこ(自民党)

板橋防災プラスプロジェクトについて問う

問 ユーチューブでの防災動画の配信を始めた経緯は。
答 コロナかでも実施可能な防災への取組みであり、これまで以上に参加者を広げていくという課題を解決するための取組みとして、開始した。
問 避難所運営マニュアルなど、防災訓練に関連して作成している冊子などを再度見直し、より区民が理解しやすい形で提供すべき。
答 紙媒体とデジタル媒体を連携・融合させ、よりわかりやすい冊子や動画の充実を図ることで、防災意識や実効性の向上へつなげていく。

うちだけんいちろう(自民党)

ICT支援員について問う

問 児童・生徒の学習環境が変化する中で、ICT支援員の活用をさらに推進すべき。
答 令和4年度は特別支援学級設置校から小・中各1校を選定し、重点的に派遣することにより、特別支援学級への支援の活用事例集を作成する予定。

高島平のまちづくりを問う

問 高島平地域のまちづくりをブランド戦略としてどのように推進していくか。
答 各主体とのパートナーシップをさらに深め、高島平地域の持続的な発展につながるまちづくりを積極的に推進し、東京で一番住みたくなるまちの実現をめざしていく。

おのだみか(自民党)

大山のにぎわい維持に向けて

問 国の制度を活用し、オープンカフェなどの実施に向けた積極的な支援をすべき。
答 都と連携しながら、必要な支援を検討していく。

若い世代に魅力あるまちづくりをめざして

問 史跡公園周辺の独特な雰囲気を持つ文化財をユニークベニューとして活用しては。
答 具体的な方法を検討する。

女性の健康と安心を守るために包括的性教育の推進を

問 性の学びと性教育の実践が重要。今後のビジョンは。
答 人権やジェンダー平等の考えも含めた啓発ができるよう、様々な方法を模索する。

かわぐちまさとし(自民党)

予算編成方針について問う

問 令和4年度予算は収入と支出が等しく編成された収支均衡予算となっていないが、区民ニーズを十分に踏まえた予算を編成できているのか。
答 区民の安心・安全を最優先に、区民ニーズに応じた予算を重点配分した。必要な施策を安定的に提供していくことが区の使命であり、臨機応変に予算編成を行っていく。
問 特別区交付金の交付率の現状について、区の見解は。
答 令和4年度の児童相談所運営経費を踏まえると、現行の特別区交付金の算定では不十分であり、実態に見合う算定の充実とともに、配分割合の引上げを都に強く求めていく。

ささきとしたか(自民党)

二酸化炭素排出ゼロに向けて

問 「(仮称)板橋区地球温暖化対策条例」の制定を。
答 都の環境確保条例が実効性の高い義務を定め、既に一定の成果を収めており、区独自の条例を定める必要はない。

大山駅前のまちづくりを問う

問 駅前広場の用地折衝について、丁寧な説明を。
答 関係権利者については、土地や建物所有者の了解を得たうえで、借地人などとの話し合いを進めていく。

予算執行の効率性を問う

問 財政運営指針における予算執行の考え方は。
答 事業実施にあたり、最少の経費で最大の効果を挙げるよう、効率性を追求している。

なるしまゆかり(公明党)

HPVワクチンについて問う

問 ワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に個別通知を発送し、キャッチアップ接種の機会を提供すべき。
答 今後、国からワクチン供給の見通しなど必要な情報が示され次第、速やかに対応していく。

フレイル健診の充実を求めて

問 KDB(国保データベース)システムを活用し、より充実した健診の実施を。
答 システムを活用して健診結果やレセプト情報を分析し、介護予防事業などにつなげることで、健診を活用したフレイル予防の推進を図る。

産後健診について問う

問 死産・流産で子どもを失った方も産後健診の対象とするよう厚労省が各自治体に通知をしたが、区の対応は。
答 個々の状況に応じた妊産婦に寄り添うきめ細かい対応、支援の徹底を確認した。

ヤングケアラー支援の推進を

問 組織横断的な対応が必要だが、どのように推進するか。
答 「板橋区版包括的な相談支援体制」の構築において、支援体制の強化を図っていく。

しばかよこ(公明党)

新たな地域猫施策を問う

問 ボランティアが活用しやすく、負担にならない配慮を。
答 猫の情報を外部に提供し、可能な限り短期間で新しい飼い主への譲渡をめざす。

高島平駅前トイレの改善を

問 高島平駅前トイレを気持ち良く使えるように改善を。
答 利用環境の向上に努めながら、今後の展開につなげる。

ウォーターサーバーの設置を

問 高島平地域は高齢者が多く、夏場の水分補給のためにも、ウォーターサーバーの設置が望まれるが、見解は。
答 スマートシティ推進の観点から、積極的に導入することを検討している。

医療的ケア児への支援を問う

問 気軽に利用でき、心の休まる居場所を設置するなど、本人とともに家族への支援を。
答 他自治体も参考に家族支援のあり方を検討し、総合的な支援体制の構築に取り組む。

産後ケアに民間の力の活用を

問 民間の力を活用した産後ケアが重要と考える。見解は。
答 専門性や機動力を有する民間団体の力も活用し、安心して子どもを産み育てられる環境の整備に努めていく。

あらかわなお(共産党)

公園トイレの洋式化を問う

問 和式便器しかない公園トイレが約100か所あるが、洋式化計画の今後の見通しは。
答 平成28年度からの10か年で51か所のトイレを改修する計画のほか、単独の洋式化を、基本的には毎年4基程度実施していく。令和4年度は計9か所実施する予定。

都立公園へのスケートボード場設置について問う

問 都に対してスケートボード専用スペースを区内及び近隣自治体の都立公園に確保するよう求めるべき。
答 令和4年度の都の予算で、整備を推進する経費がつくと聞いている。区内の都立公園にも専用スペースの確保の要望を、折を見て都に伝える。

区内で開催されるフードバンク事業の情報発信を問う

問 ツイッターなどで発信するとともに、お知らせを公共施設に掲示しては。
答 区からの情報発信を要望する事業者がいた場合は、一定の条件について整理を行い、対応できるか検討していく。

こばやしおとみ(共産党)

教員の働き方について問う

問 時間外勤務手当や休日勤務手当は支給されているのか。
答 給与等に関する特別措置法には支給しないとの明文規定がある。一方で、教職調整額を支給しなければならないとあり、給料月額の100分の4相当額が毎月支給されている。
問 教職調整額は時間にすると一月あたり何時間になるか。
答 昭和41年の全国的な教員の勤務状況調査に基づき、教職調整額を算定しており、一月あたりの超過勤務時間は7.2時間となる。
問 区のアンケートでは授業の準備時間が足りないという声がある。1日5から6コマ授業をし、45分休憩をした場合、残り時間は25分しかなく、授業のコマ数が多すぎるのでは。
答 かつて文部省が示した一教員あたりの標準指導時数とかい離はないと認識。特別区教育長会は、都教育委員会に対して、授業時数の増加に対応し、教職員定数の配当基準を見直すことを要望しているが、都は困難としている。

わたなべよしてる(民主クラブ)

子育て支援事業を問う

問 両親学級へオンライン講座を導入した理由は。また、どのように実施するのか。
答 従来の方法では、密状態の解消が困難であるため、オンラインでの講座を導入した。参加者はご自身のスマホやパソコンから参加していただく。
問 子育てナビアプリのリニューアルによって期待される効果は。
答 利用者が子育てに関する情報を手軽に取得でき、子育てへの不安や孤立の解消、負担の軽減を図るための環境を整えることができる。

なかつまじょうた(民主クラブ)

積極的な財政運営を求めて

問 激動の時代において、財政調整基金への積み増しではなく、積極財政を行うべき。
答 コロナの収束が見通せず、区民生活への影響も想定されるため、補正予算の編成を含め積極的な財政運営に努める。

ロシア語・ウクライナ語での区民対応を

問 区の各種窓口では、両言語での対応は可能か。
答 通訳・翻訳者が少なく、事前予約が必要となる場合もあるが、「東京都多言語相談ナビ」などを活用することで、区の窓口でも対応が可能。

いのうえあつこ(無所属の会)

妊産婦支援の充実を求めて

問 妊婦面接の際に、産後の生活に備えて個別のサポートプランを作成すべき。
答 内容は十分理解できるため、引き続き、ナビゲーションシートを工夫していく。
問 オンライン化など、利用しやすいサービスへの改善を。
答 令和4年度から受付業務を一つの事業者に一括委託し、申込みの煩雑さの解消を図る。

いがらしやすこ(社民党)

子どもの権利条例の制定を

問 子どもが権利の主体であることを明確に位置付ける子どもの権利条例の制定を。
答 子どもの権利を保障する仕組みづくりや周知・啓発など、様々な手段に取り組む。

ながせたつや(無所属議員)

マンション政策を問う

問 区の管理計画認定制度はどのような特徴があるのか。
答 区独自の基準として「自治会などのコミュニティの形成がある」ことなどを設定し、管理水準の底上げなどを図る。

なぐもゆうこ(無所属議員)

政策立案のためのリサーチを

問 地域課題を肌で感じるために、職員が「まち歩き」することを仕組み化すべき。
答 現場・現物・現実の三現主義を徹底し、他自治体の事例の有用な部分は取り入れる。

こんどうひでと(無所属議員)

NHK受信料が不要なチューナーレステレビの導入を

問 避難所用のテレビには、チューナーレススマートテレビの導入を検討しては。
答 接続環境の整備を含めて、今後研究していく。

たかやましんご(無所属議員)

浸水区域にある消防署の洪水対応を問う

問 志村消防署の洪水対応は。
答 本署及び高島平出張所では、浸水区域外への機能移転を検討している段階であるとの回答があった。

令和4年度予算の概要と予算に対する討論(要旨)

一般会計
2297億9000万円(対前年度比4.0%増)

特別会計
国民健康保険事業 558億9000万円(対前年度比5.8%増)
介護保険事業 452億700万円(対前年度比2.6%増)
後期高齢者医療事業 135億900万円(対前年度比8.4%増)
東武東上線連続立体化事業 1億5000万円(対前年度比66.7%増)

共産党

賛成:予算修正動議
反対:一般会計、4特別会計
緊急財政方針を見直し、長引くコロナかで疲弊した区民の暮らしを守る予算編成を

  • 令和3年12月末時点で特別区交付金の大幅な増収が判明していたにも関わらず、緊急財政対策を見直さず、令和3年度末の積立基金残高の見込みが前年度比で約100億円も積み上がるのは異常。
  • 基金への積立てが優先ではないと言うが、基金が増え続けていることは事実。緊急財政方針を見直し、区民生活への還元を検討すべき。
  • 区民には緊縮財政を強調する一方で、再開発やまちづくりは聖域化しており、再開発関係経費に関わる補助金は増額されている。
  • 大山駅付近の鉄道立体化と駅前広場の事業認可による用地補償の積算で、今後かかる費用が当初より82億円増加した。区負担分だけでも205億円の税金投入が見込まれており、さらに膨れ上がることを区は否定していない。身の丈にあった計画に改めるべき。

自民党

賛成:一般会計、4特別会計
反対:予算修正動議
時代の変化に立ち向かい区民の声に耳を傾け未来を切り開いていく区政運営を

  • 保健所の体制強化や地域の重層的なネットワークの整備を進め、必要な即応体制の確保を。
  • 気候変動問題では、エネルギー供給構造の変革だけではなく、産業構造や地域のあり方など、全般にわたる大変革に取り組むべき。
  • すべての区民が生きがいを感じ、多様性が尊重される地域社会を構築するため、NPOなどへの支援や国・都との連携強化を。
  • 首都直下地震や風水害への備えなど、引き続き強い覚悟を持って防災・減災対策の実行を。
  • GIGAスクール構想の一人一台端末については、積極的な活用事例の共有を図り、家庭と教職員の負担を減らすべき。
  • ブランド戦略では、地域という物理的に距離の近いコミュニティだけではなく、開かれたまちづくりを進めていくべき。

社民党

賛成:予算修正動議
反対:一般会計、4特別会計
社会的弱者の視点に立ち、コロナかで疲弊し、困難を抱える区民の生命と暮らしを支える予算編成を

  • 新型コロナの影響の長期化による生活保護世帯の増加に備え、必要な人員を配置し、「生活保護は権利である」ことについて一層の周知を。
  • 深刻な問題を抱える区民に寄り添うには心身ともにゆとりが必要。保育や教育、介護、福祉、保健所などの現場職員の配置や処遇の改善を。
  • 会計年度任用職員の報酬時間単価の早急な改善を求める。
  • 女性の管理職を増やし、女性の視点を取り入れた施策の展開を。
  • パートナーシップ制度の導入に向けた検討・調整を進めることに期待。区民一人ひとりが、ありのままの自分でいられる社会の実現を。
  • コロナかで様々な苦しみや困難を抱える方が多い中で、各地域の再開発事業を進めることは疑問。区民に対し丁寧な説明を求める。

公明党

賛成:一般会計、4特別会計
反対:予算修正動議
安定的な財政基盤の確立に向け迅速かつ果断な対応を

  • 子育て世代に対するオンライン相談の導入を評価する。家事・育児支援を行う産後ドゥーラの派遣など、さらなる取組みを求める。
  • 高校3年生までの医療費無償化は、都の補助制度を活用し、令和5年度からの実施を強く求める。
  • 24時間365日の相談受付体制を高齢者・障がい者に拡大することを評価する。ひきこもり対策を含め、包括的な支援体制の構築を。
  • デジタル地域通貨の導入による地域経済活性化の取組みを評価する。行政ポイントとの連携など、相乗効果がさらに見込める事業展開を。
  • ゼロカーボンシティ表明を評価する。その目標や理念を広く区民に周知することを求める。
  • 荒川河川敷のにぎわい創出と水害対策を推進する「板橋区かわまちづくり計画」に期待。個別避難計画作成のスピードアップを求める。

民主クラブ

賛成:一般会計、4特別会計
反対:予算修正動議
若者が夢を見て目を輝かせるような「住みたくなるまち」の実現を求めて

  • 区民生活が急速に悪化する可能性を踏まえ、状況を注視し、機動的に補正予算を編成し、経済政策への積極的な財政出動を行うべき。
  • 子ども家庭総合支援センターの開設については、寄り添い合い型の支援から介入まで一貫した支援体制の構築は重要であり、評価する。
  • 区立保育園への保育業務支援システム導入は、保護者と保育園双方の利便性を高めるとともに、保育の質の向上が図られるため評価する。
  • いたばし子育てナビアプリのリニューアルは、オンライン相談や動画配信、児童館などの事業の予約機能を新たに追加するなど、子育て世帯へのサポート拡充を高く評価する。
  • 区制施行90周年記念事業を中心として、だれ一人取り残さず、成長し続ける、暮らしやすい、魅力あるまちの発展を求める。

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