区議会だより(令和5年第2回定例会)テキストページ2
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常任委員会レポート
区議会で取り扱う事項は件数が多く、内容も広い分野にわたることから、専門的・効率的に審査や調査を行うため、分野ごとに常任委員会を設けています。
第2回定例会で各委員会に付託された議案や陳情について、審査した内容などの一部を紹介します。
企画総務委員会(6月12日、14日)
令和5年度一般会計補正予算(第3号)などを審査
今定例会では、議案13件と陳情3件を審査し、11件の報告を受け、それぞれの案件に対し各委員が質疑を行いました。主な審査内容は次のとおりです。
議案審査
令和5年度一般会計補正予算(第3号)は、エネルギー・食料品価格などの物価高騰に伴う区民生活及び区内事業者の支援などを行うため、総額19億8千900万円を増額するものです。
〈主な質疑〉
問 プレミアム付商品券の発行は、抽選漏れが少なくなるよう配慮したのか。
答 プレミアム率20%の商品券を、令和4年度の倍である10万冊発行する予定である。
〈意見表明・表決〉
区民生活や区内経済を支える事業のほか、緊急性や必要性の高い事業であるため賛成。賛成だが今後の補正予算では財政調整基金を活用して、もっと実施できる事業を検討すべきなどの意見がありました。
表決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
報告事項
板橋区パートナーシップ宣誓制度(仮称)の素案については、区としての独自制度の導入に向けた素案や今後のスケジュールなどを報告するものです。
〈主な質疑〉
問 宣誓する際に、2人が来庁しなければならない理由は。
答 本人確認と本人の意思確認を行うため必須としている。
問 どのような手段で制度を周知していくのか。
答 区民や事業者に向けた動画の作成などを予定している。
区民環境委員会(6月12日)
補正予算概要についてなどを質疑
今定例会では、9件の報告を受け、それぞれの案件に対し各委員が質疑を行いました。主な審査内容は次のとおりです。
報告事項
補正予算概要については、いたばしPayの利用者に対するポイント還元事業のパーセンテージを増加し、地域経済活性化及びキャッシュレス決済のさらなる推進を図るための経費などを計上した第3号補正予算の概要を報告するものです。
〈主な質疑〉
問 いたばしPayは、一時的に実施する事業ではなく、今後もずっと続けていくものなのか。
答 区商店街振興組合連合会が実施している事業であるが、区としても後方支援をし、可能な限り続けていくようお願いをしていく。
報告事項
プラスチックの資源化については、令和6年度開始予定のプラスチックの資源化の概要や今後のスケジュールなどを報告するものです。
〈主な質疑〉
問 プラスチックの分別について、小中学校と連携して児童・生徒にも周知すべき。
答 小学生を対象とする出前講座の活用やリサイクルプラザなどでのイベントの開催を検討していく。
問 回収方法について、他自治体の事例などの調査は行っているのか。
答 分別しやすくするための工夫が重要であると認識。現状では、袋での回収が一番効率的だと考えるが、他自治体の状況などを踏まえながら、必要に応じて検討していく。
健康福祉委員会(6月12日、14日)
「板橋区高齢者保健福祉・介護保険事業計画2026」の基本方針についてなどを質疑
今定例会では、議案3件と陳情5件を審査し、9件の報告を受け、それぞれの案件に対し各委員が質疑を行いました。主な審査内容は次のとおりです。
報告事項
「板橋区高齢者保健福祉・介護保険事業計画2026」の基本方針については、長期的な視点に立ち、持続可能な介護保険制度の構築と、地域包括システムを具現化する「板橋区版AIP」のさらなる推進を図るための計画策定の基本方針を報告するものです。
〈主な質疑〉
問 現時点での板橋区における地域包括ケアシステムの構築に向けた評価は。
答 18の圏域を設け、それぞれで生活支援体制整備事業を開始した。概ね順調に進んでいると考えている。
問 持続可能な介護保険制度をどう構築していくのか。
答 次期保険料の検討や持続可能な介護人材の確保、介護現場の負担軽減に係る施策などを考えている。
報告事項
補正予算概要については、令和5年4月から6月までの間、高齢者施設及び障がい者施設の利用者などに対し、PCR検査の費用を支援するための経費などを計上した第3号補正予算の概要を報告するものです。
〈主な質疑〉
問 PCR検査のほかに、抗原検査も支援対象となっている。制度の周知を図るべき。
答 都から抗原検査キットが配られているため、制度の利用件数が減少している。5類移行後も感染予防が行えるよう、事業者への周知を図るなど、検討していく。
都市建設委員会(6月13日)
自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例などを審査
今定例会では、議案2件、諮問1件、陳情1件を審査し、10件の報告を受け、それぞれの案件に対し各委員が質疑を行いました。主な審査内容は次のとおりです。
議案審査
自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例は、区営駐車場の当日利用などを廃止し、定期利用に係る金額についての計算方法を改めるほか、所要の規定を整備するものです。
〈主な質疑〉
問 料金体系が24時間での課金に変わったが、日をまたいだ場合の運用は。
答 最初の無料の2時間を含めた26時間以内の出庫であれば、日をまたいで利用した場合でも料金が変わることはない。
〈意見表明・表決〉
定期料金の日割計算が可能になることは利用者にとって有益であるため賛成。当日利用の回数券をなくさないでほしいとの区民の声があるため反対などの意見がありました。
表決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
報告事項
補正予算概要については、令和5年4月から努力義務化された自転車利用者のヘルメット着用について、区民の着用率を向上させるため、ヘルメット購入費を助成する経費を計上した第3号補正予算の概要を報告するものです。
〈主な質疑〉
問 現時点で想定している、助成金の支給方法は。
答 指定した販売店で購入する際に、販売価格から値引きする方法を考えている。
文教児童委員会(6月13日、14日、21日)
保育所等の保育費用に関する条例の一部を改正する条例などを審査
今定例会では、議案8件と陳情2件を審査し、13件の報告を受け、それぞれの案件に対し各委員が質疑を行いました。主な審査内容は次のとおりです。
議案審査
保育所等の保育費用に関する条例の一部を改正する条例については、令和5年10月から都が0歳から2歳児クラスの第2子以降の保育料を無料とすることとしたため、条例を改正するものです。
〈主な質疑〉
問 条例改正により、対象者数はどのくらいになるのか。
答 区立・私立合わせて1852名を予定している。
〈意見表明・表決〉
区民の経済的な負担を減らし、子育て世帯をバックアップする仕組みであるため賛成。賛成だが少子化対策として全体が無償になるように努力すべきなどの意見がありました。
表決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
報告事項
補正予算概要については、物価高騰の影響により負担が増している子育て世帯の負担軽減を図るため、天津わかしお学校を含む区立小中学校の児童・生徒の給食費を無償化するために要する経費などを計上した第3号補正予算の概要を報告するものです。
〈主な質疑〉
問 学校給食費無償化について、どのような支給方法となるのか。
答 令和5年9月以降、各月の1日時点で在籍している児童・生徒数に月額の給食費を乗じ、保護者への補助金として各学校に対し支給する。
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