区議会だより(令和6年第3回定例会)テキストページ2

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ページ番号1055483  更新日 2024年12月5日

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(このページは読み上げ用に作成しているため、区議会だより紙面と表記が異なる場合があります)

一般質問(9月20日、24日 本会議)

質問と答弁は要旨を掲載しています。
一般質問の全文(会議録)は、令和7年1月上旬にホームぺージに掲載します。

おおのゆか(いたばし未来)

多様な学びの実現に向けて

【質問】フリースクールなどの学校以外の学びの場の情報提供を行うことについて、見解は。
【教育長】それぞれの施設などの特色や実態が多様なため、教育委員会として紹介することはしていない。
【質問】板橋フレンドセンターは、小学3年生以下の児童は通うことができない。低学年の子どもの学校以外の居場所はどこと考えているか。
【教育長】区内に様々な種類の居場所を設置し、周知しているが、まずは学校内の居場所における一人ひとりに寄り添った支援の充実が重要と考えている。
【質問】区立小中学校における教室以外の校内の居場所について、専任の担当を配置するよう要望する。見解は。
【教育長】居場所づくりのさらなる充実に向けて、支援員などの配置も含め、環境整備に努めていく。

公園での手持ち花火の利用について問う

【質問】保護者同伴や近隣の住居への配慮をルールとして、公園での手持ち花火利用を可能にすべき。
【区長】制限緩和の是非を把握する実態調査を進めることから、利用者と近隣住民双方の理解が得られる緩和のあり方を、区民の声を丁寧に聞きながら検討していく。

おおのはるひこ(自民党)

基本構想の進捗状況を問う

【質問】現基本構想の成果を伺う。
【区長】暮らしが充実し、豊かであることを共感できるまちとして、基本構想が掲げる将来像に近づいているという実感が、人口の増加などに表れているものと考える。

次期基本構想について問う

【質問】次期基本構想の考えと今後の取組みを伺う。
【区長】将来を見渡すことはより一層困難な時代だが、未来を創造する気概を持って、積極果敢なチャレンジに取り組んでいく考えである。

板橋区の農業について問う

【質問】農家及び農地を残していくための農業振興施策について伺う。
【区長】施設整備に対する補助金交付などの直接的な支援に併せ、都や関係機関と協力し、農業者の経営基盤強化を図っている。また、農業を広く周知するため、農業まつりなどの施策も展開している。
【質問】都市農業を推進するためには、農地の保全が不可欠と考える。見解は。
【区長】区内農地は様々な施策に大きな貢献を果たしており、農地保全の重要性を認識している。未来につながる都市農業のあり方について、板橋区産業振興構想2035の策定に合わせ検討していく。

防災について問う

【質問】今回行われる予定であった東京都・板橋区合同総合防災訓練といたばし防災プラスフェアの目的や意義、区民への効果など、準備状況を含めた見解を伺う。
【区長】準備を通して、自助・共助による地域防災力の向上と自治体や関係機関、協定団体との連携強化の重要性を再認識し、今後に生かすことができると考えている。

防犯について問う

【質問】町会・自治会が設置する防犯カメラの費用負担について、見解は。
【区長】防犯カメラの経費は都が全額負担すべきとの考えに変更はないことから、引き続き、区議会と歩調を合わせながら強く要望していく。

プラスチックの再資源化について問う

【質問】現在の回収状況と課題、回収されたプラスチックの再資源化先を伺う。
【区長】汚れたままの弁当容器など、不適切な排出があることが課題となっている。また、回収したプラスチックは、物流で使われるパレットなどにリサイクルされている。

都立城北中央公園について問う

【質問】魅力ある公園の整備が進むよう、これからも都に働きかけるべき。
【区長】引き続き、関連する区と足並みを揃えながら、都と協議していく。
【質問】中長期的なビジョンを早い段階から都に伝えることが重要と考える。戦略的な区の方針の検討を。
【区長】都には公園の機能強化を求めながら、住民の愛着や誇りにつながる地域のブランド価値を創造していく。
以上のほか、これまでのナンバーワン実現プランの実績と区民に与えた効果、財政状況と今後の見通し・実現プランへの影響、財源確保に向けての都区協議の状況と課題、基金に対する考え、使用料・手数料改定に向けての考え、フリーアドレス、絵本のまち板橋、板橋区の森・保存樹木、前教育長が築いた板橋の教育への成果について質問があった

なかむらとらあき(自民党)

子ども・子育て支援事業計画について問う

【質問】企業主導型保育施設への支援策を第3期事業計画に盛り込むべき。
【区長】国が今後、企業主導型保育施設を増やす予定はないとしていることを踏まえつつ、企業主導型保育施設を含む、認可外の保育施設に対する支援を検討していく。
【質問】23区の子ども・子育て環境の格差についての考えと今後の計画の方向性は。
【区長】他自治体を研究しながら、板橋ならではの施策を打ち出していく考えである。子育てのしやすさが定住を生む教育環境都市として、選ばれるまちをめざしていく。

教育現場について問う

【質問】他自治体では、学校施設においてもウォーターサーバーの設置が進んでいるため、本区でも設置を要望する。見解は。
【教育長】今後、設置の検討に向けては、他区の動向を踏まえ、運営コストや衛生面などの課題を整理していく。
【質問】上板橋一中の改築に関して、桜の植樹の進め方についての見解は。
【教育長】現状を維持しつつ、開花時期の異なる樹種を追加で植樹するなど、地域の意見を踏まえ、長い期間、桜を楽しめる植栽とした。
【質問】中央図書館前の人工芝について、ペットの排せつが課題となっている。マナーの周知徹底を図るべき。
【教育長】ペットの排せつ行為については課題であると認識しており、今後はマナー啓発のための表示を行い、安心・安全に利用できる環境づくりに努めていく。

公共施設の改築・改修を問う

【質問】設計図書と実際の施工との間に乖離が生じた場合は、設計変更を丁寧かつ速やかに行うべき。
【区長】工事開始後に設計図書と現場との乖離が生じる場合は、受注者と協議を行い、適切な設計変更を行っている。今後も丁寧かつ速やかに変更手続きを行っていく。

ハラスメント対策を問う

【質問】区職員を守るためのカスタマーハラスメント対策を進めるべき。
【区長】今後、都や他自治体の動向などを参考にし、職員を守るための効果的な取組みができるよう検討していく。

まちづくりの推進を問う

【質問】上板橋駅北口周辺地区及びときわ台駅周辺地区のまちづくり協議会の進捗状況と円滑な協議会運営に関して工夫したことを伺う。
【区長】協議会は第2回まで開催され、活発な意見交換を行っている。運営については、委員にアンケート調査などを実施し、協議会が夜間に開催されるため、会場を地域の身近な施設に変更するなどの工夫を行った。

地域課題について問う

【質問】筑波大学に対し、平和公園に隣接している職員宿舎の跡地に関する情報提供や地域への配慮を求めるべき。
【区長】今後の動向を注視しつつ、筑波大学に対し、跡地活用に関する情報提供や地域への配慮を求める要望があったことをまずは伝える。
【質問】平和公園において、公園内の土砂が道路に漏れ出し、道路が土砂で覆われてしまうことがあるが、対策は。
【区長】今後、雨や土砂の流出を防ぐため、排水施設の見直しや土留め柵の設置などの対策を図る。
以上のほか、特別区長会の要望活動や調査研究、防災対策について質問があった

やまだたかゆき(自民党)

フィルム・コミッション事業の早期実現について問う

【質問】地域の魅力発信や地域経済活性化につながるため、早期に実現すべき。
【区長】令和元年度に策定したフィルム・コミッション推進方針に基づき、ニーズに一定程度対応してきた。事業のさらなる充実を図るため、現実的な運用を検討していく。

かわまちづくりについて問う

【質問】以前から多くの要望がある河川敷のトイレの衛生的な整備について、かわまちづくり計画によって実現が遅れないようにすべき。
【区長】現在設置している仮設トイレの大部分を占める和式トイレを、令和6年度より順次洋式トイレへ更新している。今後もスピード感を持って、環境の改善を図っていく。
【質問】荒川河川敷での野外フェスの実現は、区のブランド力などを高める大きなチャンスと考える。検討を求めるが、決意を伺う。
【区長】区の魅力発信だけでなく、区にゆかりのアーティスト支援などの観点から有益と考える。河川敷のにぎわいづくりに向けた取組みの一つとして、実現に向けて検討を重ねていく。

水災害対策について問う

【質問】雨水が集まりやすいくぼ地などにおいて、都では小規模バイパス管の設置などスポット対策を実施している。区として必要な箇所があれば積極的に設置要望すべき。
【区長】下水道局と浸水対策に関する情報共有や協議を行う際に、本対策も含め、地域の条件に見合った対策を引き続き要望していく。
【質問】区が管理責任を持つすべての樹木について診断を行い、倒木リスクのある樹木については伐採する必要があると考える。見解は。
【区長】街路樹については樹木診断を既に実施しており、診断結果の悪い樹木について、剪定・伐採している。樹木診断を実施していない施設についても適切な樹木管理について研究する。

教育について問う

【質問】新教育長として、教育にかける抱負を伺う。
【教育長】誰ひとり取り残すことなく、子どもたちの社会を生き抜く力の育成を図るとともに、人生100年時代に対応できる生涯学習社会のさらなる推進を図っていく。
【質問】部活動指導員について、現場で指導状況の把握が困難な教育委員会は、どのように指導の適正さを担保していくのか伺う。
【教育長】学校に所属する会計年度任用職員の監督権限は学校長にあるため、一義的には学校長に対して部活動指導員を適宜適切に監督するよう求めることとなる。
【質問】一人一台端末の故障時に、端末が手元にない状態を放置していたことは問題だが、どのように改善されたのか伺う。
【教育長】修理中の学校予備機の貸出しなどの手続きについて、現場の教員まで行き届いていなかったため、改めて周知徹底を促した。また、教育支援センターから貸し出す端末の運用方法を見直し、教員の負担軽減を図った。
【質問】一人一台端末がない状態を解消するため、各校の予備機を増やすべき。
【教育長】文科省においても、端末の故障は課題としており、補助金の適用範囲を予備機まで拡大する旨の通知を出している。令和7年度の機器更新では、十分な予備機を配備できるよう、調査・検討を進めていく。

なるしまゆかり(公明党)

介護施策について問う

【質問】介護認定調査にかかる時間や煩雑な調査票作成などの労働コストを考えると委託料の増額が必要。見解は。
【区長】現場の声に耳を傾け、委託料など調査受託の条件改善に向けた継続的な取組みに努める考えである。
【質問】認知症サポーターのスキルアップのため、認知症ケア技法である「ユマニチュード」の要素を認知症サポーターステップアップ講座に盛り込むべき。
【区長】サポーターの実践力をさらに高めるため、提案の内容も含め、より効果的な方法を調査・検討し、講座内容の充実に向けて取り組んでいく。
【質問】難聴の早期発見のため、ヒアリングフレイルチェックをフレイルチェック測定会で実施すべき。
【区長】聴覚能力が衰えると認知症などにつながる可能性があることは認識している。現在、「聞こえのセルフチェックシート」を作成し、自主的なチェックを呼びかけ、早期の耳鼻咽喉科への受診を勧奨する取組みを準備中である。

健康施策について問う

【質問】クーリングシェルターのうちシニア層が利用する施設を優先するなど、計画的にウォーターサーバーや給水機を設置すべき。
【区長】ペットボトル削減の観点も含め、区施設にマイボトル用のウォーターサーバーを設置している。今後は、クーリングシェルター各所への設置を検討していく。
【質問】区民の健康に対する意識向上のため、いたPayけんこうポイント付与の拡充を求める。見解は。
【区長】令和6年5月から、10の筋トレとの連携に着手しており、ポイント付与を通じて、高齢者の健康支援の充実を進めている。各種健診やフレイルチェック測定は、ポイント付与の導入に向けた検討を進めているところである。
【質問】歯周病の早期発見・早期治療のため、さらに20歳及び30歳にも歯科検診対象を拡大すべき。
【区長】対象者の拡充に向け、歯科医師会など関係機関と検討を進めていく。

災害対策について問う

【質問】防災行政無線の放送が聞き取れなかった場合に備え、電話応答サービスを行っているが、防災情報の的確で迅速な伝達を行うために、区公式LINEでプッシュ型の配信を行うべき。
【区長】防災メールや区公式LINEなどを活用し、適時・適切に情報を発信しているが、防災行政無線との連携を含め、今後も的確で迅速な伝達方法を検討していく。

子育て施策について問う

【質問】区内児童養護施設と連携し、家庭養護であるファミリーホームの設置に向けて取り組むべき。
【区長】里親や児童養護施設などと日頃から連携を行う中で、相談があれば、前向きに検討していく。
【質問】子育て世代の多様なニーズに対応する16か所の児童館の機能をより強化させ、すべて専任相談員を設置する「エール館」にすべき。
【区長】こども家庭センター機能との連携強化を図るなど、さらなる充実に向けて検討していく。

たなかいさお(公明党)

新教育長のめざす教育行政について問う

【質問】前教育長の教育施策の総括として、どの事業を評価するか。また、新教育長がめざす今後の教育行政は。
【教育長】「板橋区授業スタンダード」による授業革新の取組みなどを通じて、区の児童・生徒の学力向上が大きく図られたことは、最大限の功績と考える。今後は、学校教育と社会教育の両分野で学びの多様化の充実を図っていく。

教育関連について問う

【質問】生涯学習の基盤づくりとして、メタバースを活用した学習支援など、一層の環境整備を求める。見解は。
【教育長】今後もメタバースを活用した学習支援も視野に入れながら、児童・生徒一人ひとりに応じた支援の充実を図っていく。
【質問】教育現場で環境問題や社会的な課題に対する理解を深め、積極的に取り組む姿勢が重要と考えるが、エスディージーズの取組みについて伺う。
【教育長】全区立小中学校で使用している環境教育テキストにおいて、学習内容に関連のあるエスディージーズのゴールを明示している。持続可能な社会の実現に向け、積極的に取り組む資質能力の向上をめざす。
【質問】ネットリテラシー教育について、一層の事業展開を求めるが、現状は。
【教育長】都が発行する「GIGAワークブックとうきょう」を活用し、情報モラルなどを指導している。ネットリテラシーを含め、情報活用能力の育成を図っていく。
【質問】パソコン機器の故障などが発生した場合は、即時に対応すべき。
【教育長】児童・生徒が常に端末で学べるよう、指針を含め運用方法を明確にし、教員へ周知徹底を図るとともに、端末の扱い方について意識の醸成を進めていく。
【質問】チーム担任制の導入や退職教員の活用など、教員不足対策について伺う。
【教育長】有用な人材の掘り起こしや配置した教員の定着に努め、学校の欠員解消を図っていく。
【質問】情報を読み解く力を養い、合理的な判断を導く力を付けるには、主権者教育の充実が有効だと考える。主権者教育に対する考え方と取組みについて伺う。
【教育長】主権者として求められる力を育成し、社会の一員としての意識を醸成することが重要と認識している。各学校では、社会科や道徳などの授業を中心に、主権者として社会の中で自立する力を身に付ける内容を扱っている。
【質問】児童によっては、小学校と同じ学びのエリア内の中学校に進学するとは限らないため、「めざす子ども像」に違いが生まれることがある。対応策を講じているか伺う。
【教育長】通学する小学校と違うエリアの中学校に進学する児童が不都合を被ることがないように、学習指導や生活指導などの丁寧な情報共有を推進していく。
【質問】各学校の危機管理マニュアルについて、教育委員会と危機管理部との連携で統一の危機管理マニュアルを作成し、それを基に各学校で震災編を別建てで作成すべき。
【教育長】危機管理マニュアルの充実に向けて、教育委員会が学校を支援する必要がある。危機管理部の知見・経験を最大限活用できる協力体制を得ながら、対応していく。

くまだともこ(民主クラブ)

区立小中学校での多様な学びの実現について問う

【質問】不登校児童・生徒の実態に配慮した特別な教育課程を編成することができる「学びの多様化学校」の区内設置について検討すべき。
【教育長】他自治体への視察などを通して研究を深め、学びの多様化学校のあり方について検討していく。
【質問】登校しぶりなど、不登校の初期段階から保護者同士が継続して交流できる場や相談・サポートが受けられる場をつくるべき。
【教育長】保護者交流会や高校個別相談会を実施しており、実施回数の拡充など、交流や相談、サポートの場の充実を図っていく。
【質問】個別最適な学びの実現に向け、単元内自由進度学習の導入を求める。見解は。
【教育長】単元内自由進度学習など、多様な授業の形を模索していく必要性を感じている。今後は、個別最適な学びについて研究している教員の授業実践を周知するなど、さらなる授業革新に努めていく。

絵本のまち板橋について問う

【質問】母子健康手帳の表紙のイラストを区に由来のある絵本のデザインにしては。
【区長】今後は、世界で活躍する区ゆかりの絵本作家とのコラボレーションを検討し、新たな視点で絵本のまち板橋を展開していく。

公園での花火の使用を問う

【質問】区立公園における花火の使用について、制限緩和の検討状況と今後の方針は。
【区長】騒音などについての意見が多いため、一律禁止としてきた。一方、一定のニーズがあることから、制限緩和の是非を把握する実態調査を予定しており、利用者と近隣住民双方の理解が得られる緩和のあり方を検討していく。

子どもの付き添い入院を問う

【質問】子どもの付き添い入院について実態を把握し、必要なサポートを検討すべき。
【区長】子どもの入院に付き添う保護者の食事や睡眠などの負担について、国などの調査により状況を把握している。今後、区内の小児病棟を有する大学病院などとの連携の中で、聞き取りなどを行い、課題認識を深めていく。
以上のほか、学校の学生ボランティアの募集方法について質問があった

いがらしやすこ(民主クラブ)

学校以外の場で学ぶ子のための支援と教育の中立性を問う

【質問】株式会社スダチの再登校のみをめざす取組みを試行したことは、子どもの命に関わる危険性があったと強く指摘する。見解は。
【教育長】株式会社スダチの取組みが不登校のすべての事例に有効とは考えていなかったが、適応し得るものがあればとの思いで話を進めたものである。
【質問】教育委員会に対し、特定の団体や議員などから働きかけがあったのではないかと疑問の声が上がっている。教育の中立性について、見解と今後の対策は。
【教育長】株式会社スダチを学校現場につなぐことは、特定の団体や議員から働きかけがあった事実はなく、教育委員会事務局が主体となり進めたものである。今後も教育基本法の理念を踏まえながら、教育施策を責任をもって進めていく。
【質問】今回の問題を繰り返さないための対策と子どもの権利条約を教育委員会や学校現場で学び直すことを求める。見解は。
【教育長】事業を検討・実施する際には、広く情報共有を図りながら慎重に協議を進めるよう管理職に対し強く指導した。子どもの権利条約については、その理念や内容の理解を深めていく。
【質問】学校以外の場での学びを必要とする低学年の子どもが増えており、早急な対策が必要と考える。見解は。
【教育長】低学年の児童については、区内に様々な種類の居場所を設置し周知しているが、まずは学校内の居場所における一人ひとりに寄り添った支援の充実が重要と考える。
【質問】多様な学びの場があることを保護者と情報共有し、寄り添い、理解を深めるための取組みを進めるべき。
【教育長】学校以外の多様な場で学べることを改めて周知しながら、不安を抱える児童・生徒に寄り添っていく。

小学生の朝の居場所を問う

【質問】小学生の朝の居場所の確保について、見解は。
【教育長】区立小学校における児童の登校状況の実態や、国や他自治体の動向を注視しながら、様々な課題への対応を検討していく。
以上のほか、マイナ保険証、災害と持続可能な事業運営、学校校舎における温度調査について質問があった

いしかわすみえ(共産党)

子育ての経済格差の解消に向けて

【質問】葛飾区では令和7年度より、小中学校の副教材費の無償化などを実施する予定だが、板橋区でも同様の支援策を求める。見解は。
【教育長】小中学校の副教材費などは、既に生活困窮世帯に対する就学援助により経済支援を実施している。認定基準を23区の平均より高く設定しており、現時点で無償化を実施する予定はない。
【質問】米不足や米価の高騰などが学校給食へ影響していると考えるが、質を下げることなく、学校給食費の無償化の継続を求める。見解は。
【教育長】学校給食の食材調達においても、物価高の影響を受けている状況である。今後も質の確保に努め、令和7年度も無償化を継続していく。

株式会社スダチをめぐる問題を問う

【質問】誰から株式会社スダチを紹介されたのかを明らかにしなかった理由は。
【教育長】令和5年10月に株式会社スダチから説明を聴取した時は、区議会議員からの紹介が契機となったが、本件は実質的に指導室が主体となり進めたものであることから、教育委員会事務局の動きを中心に捉え、ホームページに掲載した。

株式会社恵の対応について問う

【質問】株式会社恵が運営する障がい者施設に区民の利用者はいるのか、現状を伺う。
【区長】令和6年9月1日現在、7名の区民が入居しており、当面は現在の生活を継続できることも確認している。

東新町・小茂根地域の公共交通の充実を

【質問】交通意見交換会は、コミュニティバスの導入の検討も含めて実施すべき。
【区長】東新町・小茂根地域では、バスが通行できる道路が限られており、現状ではコミュニティバスの導入を含めて検討することはできない。
以上のほか、平和をつくるための方法について質問があった

こばやしおとみ(共産党)

物価高騰から区民生活を守るために

【質問】賃金の引上げなどが物価高騰に追い付かず、区民の暮らしが苦しくなっているという認識があるか伺う。
【区長】総務省が発表した令和6年8月の消費者物価指数からも、物価高の影響は認識しているが、最低賃金の引上げなども予定されており、これらの影響にも注視していく。
【質問】公共施設の使用料引上げは、区民の自主的活動を制限すると考える。見解は。
【区長】区民の自主的な活動を積極的に推進していきたいと考えているが、公平性の観点から、利便を受ける方に相応の負担を求めていることを理解いただきたい。

気候危機打開に向けて

【質問】区の温室効果ガスの排出量を、令和7年度に平成25年度比で30%削減するという目標達成の見通しは。
【区長】区内の温室効果ガス排出量は、令和3年度実績では15.7%の削減であり、目標達成には不断の努力が必要である。
【質問】土地の面積に対して、枝や葉が茂っている部分を占める割合である樹冠被覆率を目標に持つべき。
【区長】区においては緑被率を目標値として設定しており、この内訳において、樹冠被覆率とほぼ同意義の樹木被覆地率を把握している。

少人数学級の実現を問う

【質問】35人学級にとどまらず、さらなる少人数学級の実現が必要である。見解は。
【教育長】区独自教員の採用など、困難な課題が多く、実現は難しいと考える。区立小中学校では学習進度に応じた望ましい規模での細やかな指導がされており、これからも一人ひとりの学びを大切にする教育を続けていく。
以上のほか、改定地方自治法、都立北豊島工科・大山高校夜間定時制の廃止撤回を、仲宿地域に公衆浴場を、青少年に対する自衛隊勧誘問題について質問があった

おおもりだい(日本維新の会)

教育支援について問う

【質問】常勤のスクールカウンセラーを全校配置すべき。
【教育長】人材確保などの課題があることから、持続可能な方策を検討していく。

子どもの支援に関する情報共有システムについて問う

【質問】クラウドサービスを用いた情報共有システムの活用について、今後の展望は。
【区長】セキュリティの課題など、慎重かつ丁寧な対応が必要だが、活用範囲の拡充とともに、連携できる機関の拡大に鋭意取り組んでいく。

子ども食堂について問う

【質問】運営したい方と場所を提供できる方のマッチングについて、検討状況は。
【区長】社会福祉協議会のホームページに提供場所などの情報を掲載することを検討しており、令和6年度中には運用を開始したいと考えている。

都市計画について問う

【質問】3D都市モデルを都市開発が進んでいる地域へ拡大することについて、費用対効果も含め、見解は。
【区長】今後、まちづくりにおける事業や計画のある地域などを対象に、必要に応じて、適用範囲の拡大や費用対効果を検討していく。
以上のほか、児童相談所、児童虐待防止教育について質問があった

さかたれいこ(参政党)

中学教科書採択結果並びにその関連する教育について問う

【質問】改正教育基本法が目標とする、愛国心を養う内容であるかという視点を持ち、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、教育委員会自らの権限と責任を行使し、教科書採択に臨むことができたと考えるか。
【教育長】文科省の通知などに基づき、採択権者の責任を明確にし、教科ごとに各委員が意見を述べ、採択すべき教科書を決定した。この点から、教育委員会自らの権限と責任に基づく十分な審議や調査・研究のもとで採択にあたった。
【質問】LGBT教育において、安易な性別変更を誘導する教育を防ぐべき。
【教育長】安易で一律の指導によることなく、心情などに十分配慮した個別対応が必要である。特定の考え方に偏らないことと保護者との連携を図ることが重要と考えている。

領土教育について問う

【質問】学校の社会科見学の行き先に、領土・主権展示館を加えてはどうか。
【教育長】見学先は各学校で計画しているため、教育委員会では指定していない。学校が適切に見学先を設定できるよう情報提供に努めていく。

しいなひろみ(無所属議員)

介護保険制度の充実を求めて

【質問】今後、要介護者が増加し、主任介護支援専門員が不足すると考える。人材確保の取組みについて、見解は。
【区長】人材不足は、業界全体で人が集まらないことや働く人が定着しないことが一因と考える。介護サービスの充実と提供が担保されるよう引き続き取り組んでいく。
【質問】介護認定調査の結果通知が遅延している要因の一つに、認定調査員の不足もあると考えるが、見解は。
【区長】将来的な介護認定調査件数の増加にも対応できるよう、認定調査のDX化や委託条件の見直しなどについて、検討を進める。

高齢になっても障がいがあっても暮らしやすい板橋区へ

【質問】品川区で導入予定の高齢者への自動安否確認システムを本区でも導入すべき。
【区長】品川区で導入するシステムの活用策や効果などについて、今後研究していく。
【質問】徳丸石川通りの交差点に、信号機を設置するよう都や国へ働きかけるべき。
【区長】過去に警察署との協議において、設置の基準を満たしていないことから見送られた経緯があるが、要望は改めて警察署に伝える。

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