令和3年11月11日 2021年度 板橋製品技術大賞が決定

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ページ番号1036455  更新日 2021年11月12日

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最優秀賞に近赤外型歪検査器「LSM-9100WNIR」

 今年で19回目となる「板橋製品技術大賞」(板橋区と公益財団法人板橋区産業振興公社の共催)の受賞製品13点がこのほど決定した。この表彰事業は、区内に本社または事業所を置く中小企業の優れた製品や技術を発掘することを目的にしたもので、市場発表または販売開始から5年以内の自社開発製品が対象。今回は区内のものづくり企業各社から19点の応募があり、優秀性に加え新規性や市場性などを加味した評価ポイントによる審査が行われ、以下の各賞が決まった。
 大賞に当たる「最優秀賞」には、株式会社ルケオ(𠮷村健太郎代表取締役社長、板橋区大山金井町)の「近赤外型歪検査器 LSM-9100WNIR」が選ばれた。同社は、1966年に偏光板の専門メーカーとして板橋区で創業。独自の技術を駆使し、自社ブランドの偏光板や波長板の光学素子を始め、光学ユニットや光学検査機器を製造し、国内はもとより、世界各国に販売している企業。
 〔特徴〕受賞製品の「近赤外型歪検査器LSM-9100WNIR」は、色付き樹脂製品の歪とシリコンウェハの歪を1台の検査器で測定でき、かつ、リタデーション測定範囲が3000nmまで対応できる、世界初(同社調べ)の歪検査器。同社製の近赤外用の偏光板を持つ構成とし、独自の「近赤外(NIR)3波長直線偏光法」により、近赤外領域の光を透過する特性をもつポリカーボネートやアクリル系の有色樹脂、シリコンウェハの残留応力検査が可能となる。測定物を配置し、測定ボタンをクリックするだけ。全自動測定で手間が掛からず、測定者による測定誤差を軽減し、高感度かつ迅速に歪を測定できる。自社がもつ伝統的偏光技術を生かした、世界最先端の高度な技術であり、今までにない新規性と品質管理に要する時間を短縮できる優れた製品である。

 次点の製品に贈られる「審査委員長賞」は、株式会社ハイキャスト(髙橋健太郎代表取締役社長、板橋区大山東町)の「ART OBJECT OVEN『PIZZA EGG』」が選ばれた。創業以来105年にわたり鋳造一筋に事業を展開、主に産業機械の鋳物部品を製造し、半導体製造装置、射出成型機、医療機、建設機械など多くの産業を下支えしている。
 〔特徴〕受賞製品の「ART OBJECT OVEN『PIZZA EGG』」は、日本製唯一の鋳鉄製ピザ窯であり、グリルや焚火も楽しめるマルチなオーブン。最大直径45センチメートルの大きなピザを焼くことが可能で、BBQグリルとしても直径62センチメートルの焼き台があり、10人を超える大人数でも十分に楽しむことができる。また、卵型のデザインからオブジェとしても楽しむことができ、グランピング場やペンション、会社の保養所などで、団らんのひと時を演出する逸品である。

 上記の2賞のほか、「板橋防災賞」に株式会社新日本エントランス「たすかるドア」が選出、「優秀賞」には株式会社アイ工芸、カツマタデザイン、株式会社志村製函所の3社の製品が選ばれた。また、「審査委員賞」には、株式会社SWコーポレーション、エコ技術研究所合同会社、ファースト電子開発株式会社、ヤヨイ化学販売株式会社、SLEPT WELL、株式会社出羽紙器製作所、株式会社コールサック社の7社の製品がそれぞれ選ばれた。

 なお、受賞製品は、11月11日(木曜日)、12日(金曜日)に区立植村記念加賀スポーツセンター(板橋区加賀1-10-5)で開催している「いたばし産業見本市」の会場に展示されている。

大賞製品
近赤外型歪検査器LSM-9100WNIR
審査員長賞
ART OBJECT OVEN『PIZZA EGG』

【問い合わせ】 板橋区産業振興公社 電話:3579-2192

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