令和3年11月11日　渋沢栄一没後90周年記念献花式を開催！！

　近代日本経済の父といわれる渋沢栄一が逝去されてから90年となる本日(11日)、東京都健康長寿医療センター内の子爵渋沢栄一像の前で、記念献花式が開催された。
　渋沢栄一は、実業家として企業の創設・育成に力を入れるとともに、社会公共事業、福祉・教育機関の支援などにも熱心に取り組み、数々の功績を残している。板橋区においては、特に福祉における影響を受け、区内にある東京都健康長寿医療センターの前身である養育院の初代院長を50年余り務めるなど、その功績は現在にも引き継がれている。

　区では、渋沢栄一氏の功績を広めようと、渋沢栄一記念財団をはじめとする団体と「渋沢栄一翁の顕彰に関する包括連携協定」を令和2年11月11日に締結し、これまで郷土資料館での特別展示や協定締結先における物産展への出店など、様々な顕彰事業を行ってきた。今回の90周年記念献花式は、その一環として開催されたもの。坂本区長、東京都健康長寿医療センター　井藤英喜名誉理事長、東京商工会議所　岩月宏昌板橋支部会長により白菊の花が子爵渋沢栄一像に献花された。また、区役所1階プロモーションコーナーには、区民向けに記念記載台が設置された。

　午前11時に始まった献花式で、坂本区長は「区では、渋沢栄一翁が一万円札の新しい肖像になることが発表されたことを機に、渋沢栄一顕彰プロジェクトと銘打ち、様々な顕彰事業を行ってきた。来年は、養育院設立150周年と板橋区政施行90周年の節目の年となる。これを機に連携した顕彰事業を開催し、さらなる発展を図っていきたい」とあいさつし、渋沢栄一顕彰事業のさらなる広がりに期待を込めた。

　また、関連イベントとして13日（土曜日）まで、区役所本庁舎及び隣接地で、板橋区民マルシェと渋沢栄一パネル展を開催。会場は多くの区民で賑わい、渋沢栄一へ想い馳せていた。

関連イベント

• 渋沢栄一パネル展
  これまでの渋沢栄一の足跡を紹介するパネル展示を開催。
  【場所】区役所1階プロモーションコーナー（13日のみ正面玄関）
  【時間】午前10時から午後5時まで（13日のみ午前11時から午後4時まで）
• 板橋区民マルシェ
  埼玉県深谷市をはじめとする、渋沢栄一翁ゆかりの自治体の名産品を販売する物産店を開催。
  【場所】区役所本庁舎及び隣接地
  【時間】午前10時から午後5時まで（13日のみ午前11時から午後4時まで）