令和4年8月24日　大人から子どもへ「学びの循環」を！新生グリーンカレッジで「夏休み子ども塾」開催！

　令和4年8月22日（月曜日）、板橋区グリーンカレッジホールにて、「夏休み子ども塾（以下、『子ども塾』という。」が開催された。

　板橋区では、シニア世代の多様化・高度化する学習要求に応えるとともに、地域社会における活動を推進することを目的に、二年制の高齢者大学校である「板橋グリーンカレッジ（以下、『グリーンカレッジ』という。）を開校している。

　グリーンカレッジは、令和3年度まで板橋区健康生きがい部長寿社会推進課が所管していたが、令和4年度から教育委員会事務局生涯学習課に移管された。移管後の「新生」グリーンカレッジでは、グリーンカレッジを地域における学びの拠点とし、高齢者のみならず多世代が連携する様々な事業の実施により、地域における「学びの循環」の実現を目指している。

　この度の子ども塾は、グリーンカレッジの卒業生たちが各々の持つスキルを持ち寄り、夏休み中の子どもたちに向けて講習を行うもの。板橋区内在住の小学生を対象に、8月3日（水曜日）、22日（月曜日）の2日間実施。プログラムは、鉛筆画、似顔絵、ウクレレ、フラダンス、マジック、勾玉つくりなど、ジャンルも多岐に渡る。

　子ども塾には、2日間で計110名の児童とその保護者が参加。8月22日（月曜日）に行われたウクレレ教室では、参加した子どもたちからは「初めてだったけど、優しく教えてもらえてとても楽しかった。次も参加したい」「お誕生日会でみんなに見せたい！」「次はギターや大太鼓をやってみたい！」など、初めて体験するウクレレに戸惑いながらも、講師の方たちと交流しながら学びを楽しむ声が聞かれた。講師を務めた遠藤健（えんどう・けん）さんは、「自分が活動を続けてきたウクレレを通じて子どもたちに喜んでもらえると嬉しい。このような学びが地域に継承されていくのはとても素晴らしいこと」という旨の話があり、世代を超えた温かな「学びの循環」が随所に感じられる事業となった。

　グリーンカレッジを所管する生涯学習課社会教育推進係の品田真希（しなだ・まさき）係長は、「教わったことを誰かに教えることで、学びの循環が生まれます。グリーンカレッジでは今後も、誰もが生涯にわたって学習することができる機会の提供に加え、その学びの経験を誰かに教えることができる場としても位置付けていきたいと考えています。」と話している。