学芸員のウラ話vol.1
学芸員のおしごと
こんにちは、コレクション展「樺太アイヌ-人類学者、樺太へ渡る-」の担当学芸員です。
展示替えをして一部資料が新しくなりました。展示替えの準備をしながら、ふと、「そういえば、私たちは当たり前のように学芸員として仕事しているけれど、その内容について普段見ないし聞かないような」と思いました。せっかくの展示替えの機会でしたので学芸員のお仕事の一部をご紹介していこうと思います。
12月1日に展示が始まりましたが9月から収蔵庫に入り資料の内容や状態の確認をして、展示する資料を少しずつ決めていきました。
作業のおおまかな流れは調査(資料の内容と状態確認)→展示リスト作成→展示ケースにどう配置するかのレイアウト作成→キャプション(資料名や解説が書かれているパネル)の作成→展示替え→ライティング(照明の位置調整)→展示完成となります。


この作業が難しく、空気が中にたまってシワができたり、カッター切るときに大きさを間違えると作り直しです。

頭をぶつけないように注意!
手を洗ってから資料にさわります。今回の資料はそれほど大昔のものではないですが落としたり破れたりすると大変なので注意しながら資料にさわります。


いざ展示がスタートしてから見返すと誤字だったり、資料の配置がおかしかったりするので合間を見て修正していきます。
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