カラス被害

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ページ番号1002226  更新日 2023年4月3日

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カラス被害対策

自然界ではエサによって野生鳥獣の個体数がコントロールされています。都内において一時期カラスの急増を招いたのは、大量に放置された生ごみなどのエサが原因です。ハトやカラスなどの野生鳥獣などにエサを与えることは、野生鳥獣を人間に依存させ、自然界のバランスを崩し、生態系を狂わせる原因となります。自分の飼っている動物以外の自然界の生き物に対しては、エサを与えないのが正しい付き合い方です。
また、東京圏にカラスが異常に多いのは、エサが豊富にある為に他県から流入してくるカラスが少なくないことと、エサが豊富にあるということは、山間部のカラスと比較して都内のカラスの繁殖率(卵からふ化し成鳥となる率)が高い為です。
環境省や野鳥の会では、ごみ対策がカラスを減らす基本であると主張しています。東京都では、カラス問題解決の方策はまず、ごみ対策とし、ごみ対策と並行してカラスの捕獲事業を行っています。都内では、ごみ集積所の被害率が減少しごみ対策が進み、トラップによるカラスの捕獲事業は、平成13年度の対策開始から令和2年度までに、累計で23万3千羽を超える数を捕獲し、3万6千羽から1万1千羽に都内では減少した為、東京都ではその効果が表れてきたと発表しています。

イラスト:ごみ箱の上に乗ったカラス
イラスト
令和4年度 カラス関係相談件数の分類
相談分類/月 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 合計
1 襲われる 1 3 13 2 0 0 0 0 0 0 0 1 20
2 ごみ散らかし

2

3 4 0 0 1 0 0 1 1 1 0 13
3 巣がある 3 12 12 2 0 0 0 0 1 1 1 4 36
4 群がって恐ろしい・うるさい 1 1 2 0 0 0 0 0 0 1 1 0 6
5 その他 2 3 7 4 1 0 2 0 0 1 1 0 21
合計 9 22 38 8 1 1 2 0 2 4 4 5 96

知っていると安心・繁殖期のカラスの習性
カラスは、繁殖期(3月下旬から6月ごろ)になると巣をつくり、卵を産んで子育てを行います。そのため、この時期の親カラスは自分の子カラスを守るために、巣のそばに近づいた人を襲うことがあります。特に、飛べないヒナが巣から落ちた場合、近くを通っただけで威嚇や攻撃をしてきます。カラスは、後ろから頭めがけて攻撃してくることが多いいので、帽子を被ったり、傘を差したり、棒状の杖などを抱えたりすることによって、カラスからの攻撃を避けることができます。また、飛んできたカラスに棒を振り回したりする事は、逆効果になりしつこく付きまとわれる事があるので、注意してください。
野生の生き物にエサをやらない
ペット以外の生き物に対しては、エサをやらないのが正しいつきあい方です。ハトやカモなどにエサを与えることは、野生生物を人間に依存させ、自然界のバランスを破壊し、エサを横取りするカラスを増殖させる行為と言えます。
ごみ対策
カラスが増えたのは、生ごみを餌としたからです。カラスを減らすのに、ごみ対策は重要なことです。生ごみをカラスから遠ざけるために、

  1. 中が見えないように紙で包む。
  2. 防鳥ネットをかける。
  3. ごみ出し時間を守る
  4. ポリ容器などでごみ出しをする。

などを行っていくことが必要です。

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このページに関するお問い合わせ

資源環境部 環境政策課 自然環境保全係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2593 ファクス:03-3579-2249
資源環境部 環境政策課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。