ハクビシンの被害について
区内全域で、近年ハクビシンが目撃されています。ハクビシンは野生動物なので、寄生虫や細菌を保有していることがあります。見かけてもエサを与えたり触ったりしないようにしましょう。また、夜行性で木登りが得意で雑食性ですが果実が好物、頭が入れば狭い隙間を自由に通り抜けることができます。屋根裏に入り込まれるなど被害にあわないよう対策が必要です。家屋内に入り込まれた場合、ふん尿による悪臭・カビの発生・家屋の破損、汚損などの被害が報告されています。
許可なくハクビシンを捕獲することは、鳥獣保護管理法により禁止されています。被害が生じている場合は、環境政策課へご相談ください。区民の方にもご協力いただきハクビシン被害の対策を行います。
ハクビシンとは
- ネコ目ジャコウネコ科で尾が長く、額から鼻にかけて白い筋があります。
- 頭胴長60センチメートル前後、尾長40センチメートル前後で尾が長いのが特徴です。

習性
- 夜行性の動物なので夜間を中心に活動しますが、夕方や朝方など陽のある時間帯も活動することがあります。
- ねぐらは複数あり、それらを転々と移動します。主に民家や神社・仏閣の屋根裏、倉庫などをねぐらにしています。
- 1年に1回、不定期に平均2頭から3頭の子どもを出産します。
- 木登りが得意で電線の上を渡り、移動することもできます。
食べ物
雑食性で小動物や農作物に被害を与えるほか、生ごみなどをあさることもあります。特に果実を好みます。
ハクビシンを寄りつかせないために
- 敷地内の果実を早めに収穫するかネットなどをかけてください。また、生ごみ、ペットフード、果実などを屋外に放置しないでください。
- ハクビシンの侵入口になる隙間(縁の下、換気口、軒下など)を塞ぐことが有効です。
- 樹木や電線をつたって屋根裏に侵入することもありますので、屋根に登れるような庭木の枝を剪定してください。
アライグマ・ハクビシン被害対策事業
板橋区ではアライグマ・ハクビシンにより被害が出ている区民宅などを対象に、平成29年度から捕獲駆除の事業を開始しました。家屋への侵入被害などでお困りの場合は、環境政策課 自然環境保全係(03-3579-2593)へご相談ください。
実施対象
区内全域の住宅・学校・事業所などの建造物で、次のいずれかの被害がある場合
- 建造物の天井裏や屋根裏への侵入被害
- 敷地内の果樹や家庭菜園の食害
実施要件
皆さまにご協力をいただく内容を含み全てに該当する場合、区が委託した専門業者が箱わなの設置を行います。
箱わなの設置から処分まで区が費用を負担しますので、箱わなに入れるエサのみご用意ください。エサの設置は専門業者が行います。
- 被害のある建造物の所有者または管理者の方からの依頼であること。
- 事前調査や箱わな設置・回収時の立ち会いができること。
- 毎日の箱わなの見回りが可能であること。
- 捕獲された場合は、速やかに板橋区や専門業者に連絡できること。
捕獲事業の流れ
- 区が捕獲事業の対象であることを確認します。
- 捕獲駆除申請書を記入します。(郵送、ファクス、窓口からお選びください)
- 区が申請書の内容を確認し、委託業者に連絡します。
- 委託業者から申請者に捕獲器の設置日時を電話で確認します。
- 委託業者が捕獲器を設置します。
箱わなの設置期間
原則1週間(最長4週間まで)※延長1週間ごとに区へご連絡をお願いします、箱わなの設置は、年度内1回までです。
注意事項
- 以下のような場合は被害対策事業の対象外です。
- 目撃のみで、実害が発生していない場合
- ハクビシン・アライグマ以外の動物の場合
- 以下の内容については、自己負担を判断の上で、ご自身で専門業者へご依頼ください。
- 侵入路を塞ぐ施工
- ふん尿撤去・清掃・雑菌消毒処理
- 区の被害対策事業の終了後にワナをかける場合
添付ファイル
- アライグマ・ハクビシン回覧用チラシ (PDF 518.0KB)
-
アライグマ・ハクビシンでお困りの方へ(リーフレット) (PDF 951.6KB)
2枚目中央部の「よくある質問」において誤りがありましたので訂正いたします。
誤:皮膚系状菌症 正:皮膚糸状菌症
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
資源環境部 環境政策課 自然環境保全係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2593 ファクス:03-3579-2249
資源環境部 環境政策課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。