龍福寺所蔵板碑群 < 有形文化財(歴史資料)>

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ページ番号1004854  更新日 2023年3月10日

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龍福寺所蔵板碑群

(りゅうふくじしょぞういたびぐん)

龍福寺は、室町時代末に袋町の真頂院(現 北区赤羽三丁目16号)の隠居寺として創建されたのが始まりと伝えています。
板碑とは、中世仏教で使われた供養塔の一種で、13世紀前期から16世紀末期まで造立され、日本全国に分布しています。当寺の板碑は、『新編武蔵風土記稿』に門徒教性寺持の地蔵堂に建長7年(1255)の板碑以下複数の板碑が所在していると記されているなど、江戸時代から注目されています。当寺では、現在9基の板碑を所蔵しています。このうち建長7年の板碑は昭和58年度に板橋区指定有形文化財となり、平成27年度に8基が板橋区登録有形文化財となりました。現在は、7基が境内に立っており、残りの2基が本堂や庫裏で安置されています。
当寺所蔵の板碑は、建長7年から応永26年(1419)までの紀年銘が確認できますが、特に鎌倉時代のものが多く、古い年代がまとまっている点に特徴があります。そのうち日蓮宗門徒により造立された正和4年(1315)の題目板碑は、東京都内でもこの時期の作例が極めて少なく、日蓮宗の展開を明らかにするうえで貴重です。当資料は、当寺の歴史を伝える遺物というだけでなく、中世の小豆沢地区及び区の地域史を明らかにするうえで、また当時の人々の信仰を明らかにしていくうえで重要な資料です。

写真
龍福寺所蔵板碑群(一部)

所在地

板橋区小豆沢四丁目16番3号 龍福寺

所有者

龍福寺

区分

登録有形文化財(歴史資料)

登録日

平成28年3月28日

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〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2636 ファクス:03-3579-2635
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