板橋駅西口駅前広場の整備計画案に関するQ&A
いただいたご意見にお答えします
令和7年2月に公表した「板橋駅西口駅前広場再整備計画(進捗版)」について、いただいたご意見にQ&A形式でお答えいたします。
整備計画案の内容は、以下のリンクからご覧ください。
本ページの更新について
皆さまから多くのご意見をいただいており、Q&Aは順次項目を追加していく予定です。
また、公表済みのQ&Aについても、必要に応じて更新し、内容を充実させていきます。
区民や地域の皆様のご意見にお応えし、ご不安の解消やご理解につながるよう努めてまいります。
Q&A
駅前広場の再整備を行う理由
Q:なぜ駅前広場のリニューアルが必要なのか
板橋駅西口駅前広場は、整備から約50年が経過し、各施設が老朽化しています。
再整備により施設を更新するだけでなく、現在の駅前広場が抱える安全上の課題を解消することで、子ども、高齢者、障がいのある方など、誰もがより安全に利用できる駅前広場をめざします。
また、人口減少社会を迎える中で、コロナ禍を経た社会の変化をとらえ、自動車交通をさばくことを目的とした「車中心」の駅前広場から、人が安全で快適に利用できる「人中心」の駅前広場に更新することで、区の玄関口にふさわしい個性と魅力ある市街地を形成することをめざします。
Q:現在の駅前広場にどのような課題があるのか
現在の駅前広場は人と車が混在しており、以下のような安全性の課題が生じています。
- バス停前の横断歩道における歩行者の斜め横断
- 旧中山道へのバス左折時の対向車線へのはみ出し
- バス停留所が駅から離れており、障がい者用の停車場がない
- 駐輪場利用に伴う歩道への自転車の進入
駅前広場を再整備し、人の空間と車の空間を分離することで、これらの課題を解決していきます。
駅前広場再整備のコンセプト
Q:どのような駅前広場になるのか
車の空間をロータリーに集めて、歩行者の空間と車の空間を分離することで、現在の駅前広場が抱える安全上の課題を解決します。
子ども、高齢者、障がいのある方など、誰もが安全に利用でき、憩える温かい空間の実現をめざします。
Q:なぜ緑を増やすのか
新しい駅前広場は人中心の駅前広場であり、令和3年に策定された地区計画の目標の1つである「緑豊かな環境」を駅前広場で実現するものです。
豊かな緑は循環型社会のシンボルとなるとともに、都市型災害(内水氾濫)に対する地域の対応力を高めることにつながります。
また、広場全体が地域活動の受け皿となり、地域のコミュニティ醸成の場となっていくために、庇空間(キャノピー)や緑陰により夏場の涼しい滞留空間を確保するとともに、現在進行中の2つの再開発事業と連携し、商業施設や敷地内の屋外空間と一体となった整備をめざします。
周辺地域への影響
Q: 車の流れが変わり、周辺の道路で渋滞が発生するのではないか
駅前広場再整備を計画するにあたり、現状の交通量を調査を実施しておりますが、最も交通量の多いピークの時間帯で、グリーンロードは1分に1台程度、旧中山道は15秒に1台程度の交通量です。
旧中山道からロータリーへの通り抜けができなくなること、再開発により交通量が増えることを考慮しても、周辺の道路で大きな渋滞が発生することは想定していません。
また、各再開発ビル内には、地下に荷捌き車両の駐車スペースをそれぞれ設けており、荷下ろしなどで周辺道路に停車することがないよう計画しています。
Q:グリーンロードでの車両のすれ違いに影響はないのか
グリーンロードは、旧中山道と同じく道路の幅員は12メートルで、大型車両の相互通行も可能です。停車車両がある状況では、対向車が通り過ぎるまで待機して通行する必要はありますが、立ち往生が発生するような交通量は発生しない見込みです。
Q:踏切が長い時間遮断されると車列ができるが、車の逃げ道がなくなるのではないか
踏切においては、遮断時間が長くなった場合に、踏切の手前に車列ができることを考慮する必要があると認識しております。
鉄道事故などで、踏切が長時間遮断されるような状況への対応として、緊急的に車両が迂回や転回ができるスペースの確保に向けて、周辺施設や関係機関とも協議を行い、対策を検討していきます。
Q:駅や再開発ビルでの救急活動・消火活動に影響はないのか
近隣の消防署は、板橋区側、北区側ともに、国道沿いに立地しており、緊急車両の主な経路としては、下板橋通りから旧中山道やグリーンロードを経由するルートが想定されます。
駅前広場の歩道内に緊急車両が停車できるスペースを確保することで、救急活動や消火活動に支障が生じることのないよう、関係機関と協議をしています。
広場内の施設・設備について
Q:けやきの木は残るのか
板橋駅西口駅前のシンボルツリーである「むすびのけやき」は、駅前広場のリニューアル後も、シンボルツリーとして現在の位置に残り続けます。
Q:タクシー乗り場やバス乗り場はどうなるのか
タクシー乗り場は、現在建設中の板橋口地区再開発ビル前の区道沿いに設置する計画です。板橋口地区再開発ビルは、完成後に地下1階のフロアが板橋駅の改札と直結となるため、商業施設の営業中は、駅から区道までフラットに出られるようになる予定です。
バス乗り場は、ロータリーの中に設置する計画です。現在より駅からの距離が近くなり、発車待ちの方が並ぶスペースには、屋根となる庇(キャノピー)を設置します。
ロータリー内に必要最低限の交通機能を集約することで、より豊かな歩行空間の創出が可能となります。
Q:駐輪場は設置されるのか
現在線路沿いの歩道内に設置されているコイン式駐輪場は撤去し、新しい駅前広場に駐輪場は設置しない計画です。車や自転車が入ってこない安全で緑豊かな空間は、誰もが憩える場所になります。
なお、再開発ビル内には、商業施設利用者などのための駐輪場が設置される計画です。各ビルの駐輪場へは、外周の道路からアクセスしていただくことになります。
Q:交番は設置されるのか
交番の設置については、警視庁の計画がなく、困難であるとの回答をいただいています。
新たに整備する駅前広場には、倉庫機能や見守り機能、情報発信機能を有し、トイレも備えた「番屋」を設置し、広場空間に人の目が行き届くような運用を検討しています。また、目が行き届きにくくなる夜間についても、誰もが安心して過ごせる空間となるような対策を進めてまいります。
Q:トイレは設置されるのか
広場内には、トイレを備えた施設「番屋」を設置する計画です。
上記「Q:交番は設置されるのか」とあわせてご確認ください。
Q:既存の喫煙所は残すのか
新たな駅前広場には、喫煙所を設置しない方針です。
周辺地域で路上喫煙やポイ捨てが増加しないよう、パトロールなどにより注意喚起を図っていきます。また、駅周辺での代替施設の設置について、廃止前から検討してまいります。
空間の維持管理
Q:空間をきれいに保てるのか
駅前のエリア全体を「えんのもり」と名付けました。
えんのもりの豊かな空間は、「つくる」だけでは成り立ちません。空間を「つかう」方法や「まもる」ための維持管理の仕組みを、地域に関わる皆さまと考えていきます。まちに関わる人々が、まちのことを自分ごとで考え、ともに学び、熟議し、活動する、広場のような空間をめざします。
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