五百羅漢図 加藤信清

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ページ番号4000398  更新日 2020年5月15日

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作品名
五百羅漢図
作者
加藤信清
時代
1792(寛政4)年
技法
紙本著色
サイズ
130.0cm×57.1cm

作品:五百羅漢図 加藤信清

一見すると細かい線で描かれた羅漢図のように思えるが、よく目を凝らすと、すべて法華経の文字によって描かれているのがわかる。着物や樹木の部分などにも色を変えて文字を書いており、離れて見ると淡彩を施したように見える。
 

画像

驚くべき技法であり、すさまじい執念である。
この作品は、寛政四年に江戸小日向龍興寺に寄進した「五百羅漢図」五十幅のうちの一図で、現在この五十幅は散逸し、所在不明のものが多い。作者は同様の文字絵による仏画をいくつも制作した。