花鳥図屏風 清原雪信 江戸時代

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ページ番号4000462  更新日 2022年12月9日

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技法
紙本墨画・金砂子散らし
サイズ
(各)87.2cm×254.6cm

清原雪信(生没年不詳)は、江戸前期、狩野派内随一の閨秀(けいしゅう)画家として人気のあった人である。閨秀とは学芸にすぐれた女性のことをいう。つまり女流画家として人気を博したわけだ。
狩野探幽門下の四天王・久隅守景(くすみもりかげ)と探幽の姪・国(くに)の娘として生まれる。同門の清原氏平野伊兵衛守清に嫁し、京都に住んだと伝えられるが、異説あって定かではない。絵を探幽に師事する。
画風は探幽のやまと絵系の線質に習い、女性特有のデリケートな筆触を加えて、やさしい作風を示す。着色人物図の掛幅作品が多く、本図のような水墨で、しかも屏風に描いた大作はきわめて珍しい。
本図では父・守景の墨使いをみせながらも、女性らしい繊細さを加えている。
KIYOHARA Yukinobu

作品:花鳥図屏風 清原雪信
六曲一双
作品:花鳥図屏風(左) 清原雪信
左隻
作品:花鳥図屏風(右) 清原雪信
右隻