西王母図 狩野常信 江戸時代

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ページ番号4000430  更新日 2022年12月2日

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技法
絹本著色
サイズ
118.5cm×47.3cm

作品:西王母図 狩野常信

常信は、江戸狩野派を創設した狩野探幽(かのうたんゆう)のおいにあたり、探幽の死後、江戸狩野派を主導した重要な画家である。その画風は、探幽の作風を装飾化したと評されてきた。
しかし、近年、本館の所蔵となった四季花鳥図屏風(びょうぶ)にみられるように、探幽におとらぬ室町研究を重ね、迫力ある作品も描いている。本図にみる、ぽってりとした愛らしい美人表現は、浮世絵にも通ずる色気を出している。右手に桃の花を持つので、この美人は中国の女仙西王母と思われる。
KANO Tsunenobu