唐子遊図屏風 狩野典信(栄川院) 江戸時代

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号4000443  更新日 2022年12月9日

印刷大きな文字で印刷

技法
紙本金地著色
サイズ
(各)164.9cm×359.4cm

唐、すなわち中国から伝来した絵、あるいは中国を題材とした日本の絵を唐絵(からえ)と呼びます。これは六曲一双の屏風の一部分で、唐風の衣裳を身につけた子ともたちの様々な遊びをいきいきと描いています。
この図では、獅子の面をつけた二人が鼓をたたき、縦笛、横笛、笙(しょう)を用いて雅楽を演奏する子どもの姿を楽しそうにとらえています。
作者の狩野典信は、栄川院(えいせんいん)と称し、従来の画風にとどまることなく、新しい作風を模索しました。この作品も、狩野派従来の画題を受け継いだものですが、顔の輪郭により柔らかな印象をもたせるよう表現の工夫をしていることがわかります。
KANO Michinobu

作品:唐子遊図屏風 狩野典信(栄川院)
六曲一双