佐野渡図 冷泉為村 賛 住吉廣守 江戸時代 ページ番号4000502 更新日 2022年12月15日 印刷大きな文字で印刷 技法絹本著色 サイズ104.4cm×49.0cm 歌枕として有名な佐野渡を、極彩色の細密描写によって描いた優品。筆者は住吉派中興の祖と言われる住吉広守(1705~1777)。住吉広保の次男で、幕府御用絵師を務め、晩年は剃髪して慶至と号す。やまと絵のつくり絵の伝統が生かされた画風となっている。 本図では胡粉による濃厚な雪の白さが目にしみる。賛は定家流を得意とした冷泉為村の筆になる。 SUEYOSHI Hiromori