大人の活動 インタビュー(ボランティアをする)
シニアの絵本読み聞かせボランティア
板橋区が主催している「シニアの絵本読み聞かせ講座」をご存じですか。シニア世代の方々が、絵本の読み聞かせのボランティアを通じて、子育て支援施設や福祉施設などで社会貢献活動を行うことを目的として、講座を実施しています。
令和元年度に絵本読み聞かせ講座を修了し、ボランティアグループ「りぷりんと板橋 友&愛」で活動をされている古川恵子さんにお話をうかがいました。
古川 恵子(ふるかわ けいこ)さん
―絵本読み聞かせ講座に応募したきっかけは何ですか
以前より、読み聞かせに興味があり、特に仕事を辞めてからは、継続的に読み聞かせをできる場所が欲しいと思っていました。広報いたばしで「シニアの絵本読み聞かせ講座」を見つけて、「これだ!」と思いました。
読み聞かせをすることが、気持ちの張りにつながるように思いましたし、体力的にも生活のリズムを保つものになればと思い、応募しました。
―講座に参加してみて感じたことは何ですか
講習会は全12回あり、他には健康診断など、最初は多く感じたのですが、受講するにつれて、毎回魅力的で引き込まれました。読み聞かせをするには、基本となる、姿勢・発声・本の持ち方・立ち方などが大切であることを学び、自分の生活習慣を見直しました。
選書の際には、経験豊富な講師の堀玲子先生のおかげで、絵本が持つ魅力に改めて触れました。5色の付箋を聞かせたい場面・見せたい場面・ゆっくり読む場面等に貼りながら読む練習をしたことは、特に印象的でした。講座の最後には、グループごとに自分たちでテーマを決めて、選書・分担・ポスター作り・練習をしてパフォーマンスをしました。仲間と協力して、一つの読み聞かせを作り上げていくことは、初めての経験でした。緊張はしましたが、無我夢中で、とても楽しかったことを覚えています。また、講座を通して、新たな人との出会いがあったことも貴重な経験でした。
―ボランティア活動についてお聞かせください
「りぷりんと板橋 友&愛」は、現在45名で活動しています。活動を始めた令和2年はコロナ禍で、世の中のいろいろな活動が制限された年でした。もちろん、読み聞かせをする場所もありませんでした。
そんな中、東京都健康長寿医療センター研究所の紹介で、令和3年6月に保育園で読み聞かせの第一歩を踏み出しました。この保育園での読み聞かせは、毎月継続して行っています。今では、様々な方の支援とメンバーの前向きな努力によって、図書館や障がい者施設、高齢者施設、あいキッズなど、活動場所は13か所にまで増えました。
メンバーは4つのチームに分かれ、連携しながら活動をしています。場所ごとに読み聞かせのメンバーや、勉強会での読み手を計画するのも複雑になってきていますが、協力と話し合いと調整で、円滑なグループ活動ができています。
そして、活動を支えているのは、継続して行っている勉強会です。毎月3回、堀玲子先生のご指導を受けており、先生とメンバーの前で読むという緊張感があるので、選書も練習も手を抜けません。これは同時に、自分に課題を与えて伸びしろを少しずつ増やしていくことだと思っています。
―今までの活動を振り返ってみて、いかがですか
今の活動に至るまでには、いろいろなことがありました。何しろ自主活動であり、読み聞かせはボランティアでしていることです。それぞれの生活があり、家族があり、健康状態も様々です。でも、その中で、「りぷりんと板橋 友&愛」として、活動できていることに感謝しかありません。これからも、自分の健康に何よりも留意して活動を進めていきたいと思っています。
シニアの絵本読み聞かせ講座に関する情報
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