大人の活動 インタビュー(学ぶ・スポーツを楽しむ)
卒業後も 仲間と学び続ける
板橋区主催の高齢者大学校「板橋グリーンカレッジ」をご存知ですか。板橋区内在住・在勤で60歳以上の方を対象とした、2年制の学びの場です。自分ひとりで学ぶだけでなく、仲間とともに学びを深めるカリキュラムがある点が特長です。またOB会も組織されており、卒業された後も多くの方が加入され、いきいきと活動しています。このグリーンカレッジOB会サークルの1つ「男が料理を作る会」部長の岡部駒子さんにお話をうかがいました。
「板橋グリーンカレッジ」OB会 男が料理を作る会 部長
岡部 駒子(おかべ こまこ)さん 赤塚在住
67歳で退職後、すぐにグリーンカレッジに入学
―どうしてグリーンカレッジに入学されたのですか
私は若い頃に夫を亡くしまして、長いこと1人暮らしをしています。67歳で仕事を辞めた後、家にこもるのが嫌だったので、「広報いたばし」でグリーンカレッジの募集記事を見つけたとき、すぐに応募しました。当時は倍率も高かったようですが、たまたま定員が増えた時だったので、運よく入学できました。卒業後も聴講や大学院に通っていましたが、その間にOB会にもお誘いを受けて入会し、もう15年近くになります。
―OB会は、いろいろな活動に発展しているのですね
現在グリーンカレッジOB会では8つの専門部と5つのサークルが活動しています。会員は800人を超えました。
この「男が料理を作る会」は、当時のOB会長さんが「これからは老々介護の時代だから、男子も厨房に立つべし」と言って、11年前に立ち上げました。講師の先生とアシスタント3名は女性ですが、参加者はすべて男性。毎回30人以上が参加していますが、おかげさまで大きな事故もなく続けられています。
死ぬまでに少しでも人の役に立ちたい
―初心者に料理を教えるのは、難しいですか
やはり中には「この会に来るまで、お米を研いだこともなかった」という方もいらっしゃいますよ。でも回を重ねるごとにできるようになってきますし、難しいことは何もありません。班で協力しながら手分けしてやりますので、毎回時間通りに進んでいます。少しくらい見栄えが悪くてもご愛嬌で。ここでしか料理をしないという方もいますが、ご自宅で奥様やお孫さんのためにお作りになる方もいるようです。
料理をすることは、認知症の予防にも適した作業のようで、だからでしょうか、本当にいきいきとしている方が多いですね。
―お忙しいと思いますが、お元気の秘訣は
米寿になりましたが、気は若いものですから、「少しでも皆さんのお役に立てれば」という気持ちで動き回っています。このサークル以外にも、「落語を楽しむ会」にも所属していますし、OB会支部の副支部長と会計も務めていますので、今でも月20日くらいは外出しています。
80歳の時、ボウリングの最中に転んで骨折し、3か月入院したこともありましたが、リハビリを頑張ってまた元通りに出かけられるようになりました。わずらわしいことやストレスがあっても、あまりクヨクヨしない性格が幸いしているのかなと思っています。
板橋グリーンカレッジ に関する情報
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