大切な人の命を守る あなたもゲートキーパーです

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ページ番号1002492  更新日 2023年7月4日

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気になったらまず「声かけ」を あなたもゲートキーパーです

ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげて見守る人のことです。
周囲の人に、不眠 食欲がない 口数が少なくなったなど、いつもと違う様子があったら悩みのせいかも知れません。生活の変化は悩みの大きな要因となります。死別・借金などのつらい経験だけでなく、結婚・進学・昇進など、喜ばしいできごとも変化という点ではストレスになり得ます。
気になる様子を感じたとき、まずは「声かけ」が大切です。

ゲートキーパーの役割

「気づき」「声かけ」 家族や仲間の変化に気づいて、声をかける

うつ、借金、死別体験、過重労働、配置転換、昇進、引越し、出産など生活などの「変化」は悩みの大きな要因となります。一見他人には幸せそうに見えることでも、本人にとっては大きな悩みになる場合があります。

眠れない、食欲がない、口数が少なくなったなど、大切な人の様子がいつもと違う場合、もしかしたら悩みを抱えているかもしれません。

大切な人が悩んでいることに気づいたら、一歩勇気を出して声をかけてみませんか。

「眠れてますか?」

「どうしたの?なんだか辛そうだけど…」

「何か悩んでる?よかったら話して」

「なんか元気ないけど、大丈夫?」

「何か力になれることはない?」

「傾聴」本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける

  • まずは、話せる環境をつくりましょう。
  • 心配していることを伝えましょう。
  • 悩みを真剣な態度で受け止めましょう。
  • 誠実に、尊重して相手の感情を否定せずに対応しましょう。
  • 話を聞いたら、「話してくれてありがとう」や「大変だったね」、「よくやってきたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょう。
  • 本人を責めたり、安易に励ましたり、相手の考えを否定することは避けましょう。

 

「つなぎ」早めに専門家に相談するよう促す

  • 紹介にあたっては、相談者に丁寧に情報提供をしましょう。
  • 相談窓口に確実に繋がることができるように、相談者の了承を得たうえで、可能な限り連携先に直接連絡を取り、相談の場所、日時等を具体的に設定して相談者に伝えるようにしましょう。
  • 一緒に連携先に出向くことが難しい場合には、地図やパンフレットを渡したり、連携先へのアクセス(交通手段、経費など)の情報を提供するなどの支援を行いましょう。

さまざまな悩みの地域の相談窓口は添付ファイルを参考にしてください。

「見守り」温かく寄り添いながら、じっくりと見守る

連携した後も必要があれば相談にのることを伝えましょう。

自殺につながるサインや状況

自殺につながるサインに気づいたら、温かい関わりをもってください

  1. 過去の自殺企図・自傷歴
  2. 喪失体験(身近な人との死別体験など)
  3. 苦痛な体験(いじめ、家庭問題など)
  4. 職業問題・経済問題・生活問題(失業、リストラ、多重債務、生活苦、生活への困難感、不安定な日常生活、生活上のストレスなど)
  5. 精神疾患・身体疾患の罹患およびそれらに対する悩み(うつ病など精神疾患や、身体疾患での病苦など)
  6. ソーシャルサポートの欠如(支援者がいない、社会制度が活用できないなど)
  7. 自殺企図手段への容易なアクセス(危険な手段を手にしている、危険な行為に及びやすい環境があるなど)
  8. 自殺につながりやすい心理状態(自殺念慮、絶望感、衝動性、孤立感、悲嘆、諦め、不信感)
  9. 望ましくない対処方法(飲酒で紛らわす、薬物を乱用するなど)
  10. 危険行動(道路に飛び出す、飛び降りようとする、自暴自棄な行動をとるなど)
  11. その他(自殺の家族歴、本人・家族・周囲から確認される危険性など)

自殺を防ぐために有効なもの

周囲の人が協力して、悩んでいる人に支援となる働きかけを行っていきましょう

  1. 心身の健康(心身ともに健康であること)
  2. 安定した社会生活(良好な家族・対人関係、充実した生活、経済状況、地域のつながりなど)
  3. 支援の存在(本人を支援してくれる人がいたり、支援組織があること)
  4. 利用可能な社会制度(社会制度や法律的対応など本人が利用できる制度があること)
  5. 医療や福祉などのサービス(医療や福祉サービスを活用していること)
  6. 適切な対処方法(信頼できる人に相談するなど)
  7. 周囲の理解(本人を理解する人がいる、偏見をもって扱われないなど)
  8. 支援者の存在(本人を支援してくれる人がいたり、支援組織があること)
  9. その他(本人・家族・周囲が頼りにしているもの、本人の支えになるようなものがあるなど)

話をよく聞き、一緒に考えてくれるゲートキーパーがいることは、悩んでいる人の孤立を防ぎ、安心を与えます。

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健康生きがい部 健康推進課 こころといのちの係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2329 ファクス:03-3962-7834
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