広報いたばしテキスト版(令和7年11月8日号)4面・5面
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将来像「未来をひらく 緑と文化のかがやくまち“板橋”」
令和8年度から概ね10年後を想定して、区全体の将来像(「めざす姿」)を定めました。
「未来をひらく」とは
板橋の未来への展望と可能性を象徴しており、ともに未来を創り、紡いでいく様子を表現しています。一人ひとりが創造的な発想をはぐくみ、行動し、互いにつながりながら、豊かな自然や文化に囲まれ、子どもたちが笑顔でいられる未来を築き上げていき、包括的なまちづくりが実現される様子を表現しています。「未来」には、板橋の宝である子どもたちの成長や、豊かな暮らし・環境の実現、そして、持続可能な発展の意味も込められ、「ひらく」には、一人ひとりが主役になって新しいページを「開く」ように自らの可能性を広げ、予測困難な時代を「切り拓いていく」様子を表現しています。
「緑と文化のまち」とは
これまでの基本構想の将来像を継承し、板橋の豊かな自然と芸術・歴史などの文化を守りながら、それらが融合した新たな魅力を創出し、人々が自然と文化に触れながら、相互につながり支え合い、こころ豊かに暮らしていけるまちの姿を表現しています。「緑のまち」は、武蔵野の面影を残す赤塚の森や、広大な河川敷を有する荒川、美しい桜並木に彩られる石神井川、住宅と工場が共存する地域に水辺の潤いをもたらす新河岸川など、水や緑に恵まれた豊かな自然と平和でやすらぎのある幸せにあふれた生活環境を、「文化のまち」は、板橋に根付いた文化・芸術・スポーツなどに親しみ、新たな地域文化の創出に積極的に取り組む区民のこころの豊かさを表現しています。
「かがやくまち」とは
活気に満ちた板橋の未来の姿を表現しています。子どもたちが健やかに育ち、若者から高齢者まですべての世代が自分らしく活躍し、幸せを感じられるまちの姿を表すとともに、文化・スポーツ活動が活発で、多様性が尊重され、誰もが板橋での暮らしに愛着と誇りを持てる姿を表現しています。また、地域のつながりが活性化され、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という強い絆(きずな)が形成されているまちの姿を表しています。また、「光学の板橋」をイメージし、産業が元気に成長する一方で、豊かな暮らしの中で笑顔があふれ、地域コミュニティが活性化される中で、明るい未来と絆の強さが輝くまちの姿を表現しています。
将来像が実現されたまちの姿
「誰もが幸せを実感している」
誰もが日々の暮らしで幸せを感じ、全世代が支え合う共生社会が形成されています。豊かな自然や歴史、文化が守られつつ新たな魅力も創出され、安全で快適な都市基盤のもと、持続可能な発展と地域の活力が両立しており、すべての人々がウェルビーイングを実感できるまちづくりが進んでいます。
「つながりと愛着がはぐくまれている」
人と人、人と地域のつながりを大切にするあたたかな社会が形成され、板橋での暮らしや地域に対する愛着と誇りが深まっています。多様な人々が活発に交流し、地域の課題解決に住民が主体的に参加できる仕組みが整っています。この強い絆を基盤に、「住みたい」「住み続けたい」と思える持続可能なまちが実現しています。
将来像につながる「9つのめざす姿」
将来像を9つの視点から具体化し、各視点の概ね10年後の「めざす姿」を掲げています。これらは、それぞれ独立するのではなく、各視点を超えて密接に関連しており、一体となって将来像の実現をめざしていきます。
子ども・若者・子育て世代が住みたくなるまち(子ども・若者)
板橋の宝であり、未来を担う子どもたちが笑顔で暮らせるためには、子どもや若者、子育て世代一人ひとりが板橋での暮らしに愛着と誇りを感じ、住みたい・住み続けたいと思うまちづくりを進めることが大切です。子ども・若者・子育て世代が住みたくなるまちをめざします。
学びを通じて成長と幸せを実感できるまち(教育)
子どもからおとなまで、あたたかなこころをはぐくむためには、生涯を通じて学び続け、成長を実感することで幸せを感じられるまちづくりを進めることが大切です。学びを通じて成長と幸せを実感できるまちをめざします。
安心して住み慣れた地域で暮らせるまち(福祉・介護)
誰もが安心して住み慣れた地域で暮らし続けていくためには、どのような時でも、一人ひとりがあたたかいこころでともに支え合えるまちづくりを進めることが大切です。安心して住み慣れた地域で暮らせるまちをめざします。
すべての人が健康で自分らしく輝けるまち(健康)
人生100年時代を迎える中、誰もが生涯を通じて生きがいを感じ、幸せを実感するためには、一人ひとりが健康を持続できるまちづくりを進めることが大切です。すべての人が健康で自分らしく輝けるまちをめざします。
スポーツ・文化に親しみ魅力へつなげるまち(スポーツ・文化)
誰もが笑顔あふれるまちをみんなでつくるためには、スポーツ・文化を身近に感じることができ、次世代に板橋の文化を継承できるまちづくりを進めることが大切です。スポーツ・文化に親しみ魅力へつなげるまちをめざします。
板橋らしい産業の魅力を創造・発信するにぎわいあふれるまち(産業)
板橋の特徴的な工業・商業・農業が持続的に発展し、区民の生活が豊かになるためには、業歴や業種などの垣根を越え、それぞれの強みを活かしてつながることで生まれる、これまでにない革新的な価値の創造、ひいては魅力あふれる板橋産業ブランドの確立に向けたまちづくりを進めることが大切です。板橋らしい産業の魅力を創造・発信する、にぎわいあふれるまちをめざします。
みどり豊かで人と地球にやさしいまち(環境)
板橋が誇る豊かな自然環境を未来へつなぐためには、一人ひとりがあたたかいこころで、みどりと共存できる人と地球にやさしいまちづくりを進めることが大切です。みどり豊かで人と地球にやさしいまちをめざします。
地域で支え合い安心・安全に暮らせるまち(防災・危機管理)
災害・犯罪・事故などあらゆる危機から生命と財産を守り、誰もが安心・安全を実感するためには、みんなが「板橋を守る」意識を持ち、人と人、また人と地域のつながりを高められる強靭なまちづくりを進めることが大切です。地域で支え合い安心・安全に暮らせるまちをめざします。
身近な暮らしの中でこころの豊かさを感じる魅力にあふれるまち(都市づくり)
持続可能なまちを未来へつなぐためには、一人ひとりが板橋に愛着を感じ、次世代に誇れるまちづくりを進めることが大切です。身近な暮らしの中でこころの豊かさを感じる魅力にあふれるまちをめざします。
基本構想を実現するための方針
基本計画の策定と組織横断的な体制による計画の推進
基本構想で掲げる将来像を実現するためには、政策体系を整理した基本計画を策定し、令和8年から10年間で取り組む施策の方向性を示すとともに、基本計画を推進する実施計画など短期的なアクションプログラムを策定して、着実かつ柔軟に推進していくことが重要です。
また、計画の進捗状況について評価・分析を行うとともに、社会情勢の変化などに応じて適時見直しを行うことで、不確実性の高い時代においても、基本構想の実現に向けた取組を着実に進めていく必要があります。さらに、日々変化する区民ニーズに柔軟に対応するためには、分野を超えた組織横断的なアプローチが不可欠です。組織の枠にとらわれず、各部署の専門性を活かした連携体制により、多角的な視点から課題の解決に取り組む必要があります。
持続可能な区政経営と地域との共創
社会経済環境が急速に変化する中、基本構想で掲げる将来像の実現に向けて、持続可能な区政経営の実現が必要です。そのためには、人材や財源などの経営資源の最適化や、AI・ビッグデータなどデジタル技術を活用した業務改革を推進していく必要があります。
また、区民・地域・事業者・関係機関などの多様な主体との連携を強化し、複雑・多様化する地域課題に迅速に対応していきます。さらに、各主体の強みを活かし、新たな価値や魅力をともに創り上げていく「共創」の取組も進めていく必要があります。
愛着と誇りをはぐくむための魅力の創造と発信
住む場所・働く場所・訪れる場所として選ばれるまちにするためには、独自の魅力を創造し、効果的に発信することが重要です。そのため、「板橋らしさ」を引き続き追求し、魅力を継続的に向上させていく必要があります。
また、板橋での暮らしに「愛着」と「誇り」を感じられるように、魅力を再発見・再評価する機会を創出し、区民に対しても魅力をより一層、発信していく必要があります。さらに、多様な手段を用いた情報の発信を行い、魅力をより広範囲に、効果的に伝えることが重要です。
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