区議会だより(令和2年第1回定例会)テキストページ5

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ページ番号1022713  更新日 2020年5月19日

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(このページは読み上げ用に作成しているため、区議会だより紙面と表記が異なる場合があります)

令和2年度予算に対する討論(要旨)

3月26日の本会議最終日に、区長提出の令和2年度一般会計、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、東武東上線連続立体化事業特別会計の各予算案および議員提出の一般会計予算に対する修正動議について、各会派が討論を行いました。以下のとおり討論の要旨を掲載します。

共産党

賛成 予算修正動議
反対 一般会計・4特別会計
区民の生活の実態に寄り添い
区民の声がいかされる区政経営を求める

区の予算に反対する理由は次の4点である。

  • 第1に、区民に広がる貧困の実態に寄り添った予算となっていない。国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険の各事業において、区独自の軽減策の実施が必要である。
  • 第2に、災害時の体制や、公共施設の再編整備、職員の働き方の改善、ジェンダー平等、アウトソーシングの拡大、区立保育園や特別養護老人ホームの施設運営のあり方、子どもたちへの学習支援体制、あいキッズの環境整備といった課題について公的責任を果たせていない。
  • 第3に、住民本位のまちづくりとなっていない。住民の声に背を向け、開発だけを推し進める姿勢は許されない。
  • 第4に、お金の使い方が区民の暮らしに寄り添っていない。消費税増税やコロナウイルスにより、困窮する区民・事業者を優先すべき。
  • 災害対策の強化、子どもの貧困対策、子育て支援強化、高齢者福祉施策など切実で緊急性の高い内容を予算修正動議として提出した。

自民党

賛成 一般会計・4特別会計
反対 予算修正動議
厳正的確な財政運営と
構造改革への取組みを

  • 公共施設再編整備は、調査・統計を駆使し、根拠に基づく判断と住民への適切な周知を求める。
  • 災害対策は、防災無線や、災害情報の整備などを高く評価する。自然災害に対するさらなる備えを求める。
  • 新型コロナウイルス感染症対策として、区事業などの中止・延期の把握と影響に対処できる体制構築を求める。
  • 受動喫煙対策は、事業者・飲食店への周知の徹底と、支援策の着実な実施を求める。
  • 東武東上線連続立体化事業は、区民への丁寧な説明と対応、進展に向け確実な事業実施を求める。
  • 学校施設整備は、屋内運動場の冷暖房化と給食調理室の環境改善への取組みを高く評価する。
  • 国民健康保険事業は、負担公平性の観点から大きな問題があるため、より一層努力することを求める。

市民

反対 一般会計・4特別会計 予算修正動議
区民の声を聴き、住民が主役の
ボトムアップによるまちづくりを

  • 新型コロナウイルス感染症や深刻な景気悪化に対しエスディージーズの誰一人取り残さないという姿勢を。
  • 防災・減災対策は、区人口の増加にあわせ、災害時業務の対応に必要な正規職員の確保が急務である。
  • 脱炭素社会の実現に向けて、官民連携により災害時に避難所となる小・中学校に、平時から再生可能エネルギーの導入を。
  • 大山駅周辺再開発については、区民の意見を聴き、計画を見直すよう求める。
  • 高島平グランドデザインについては、真に住民の声をいかせるしくみとするため、事業の見える化が必要。
  • 児童相談所の設置にあたり、豊かな経験のある職員を配置し、切れ目のない対応ができるよう制度や体制の充実を求める。
  • 介護保険事業は、介護する家族をしっかりと支えつつ、介護従事者の処遇改善が必要である。

公明党

賛成 一般会計・4特別会計
反対 予算修正動議
財政対応力強化とともに
迅速かつ果断な取組みを

  • (仮称)子ども家庭総合支援センターの開設準備が遅滞なく進んでいることは評価。子ども家庭包括ケアなどセーフティネット整備推進を。
  • 区立全小・中学校の屋内運動場への冷暖房機設置は、学習環境および避難所居住環境の改善として評価する。
  • 教育ICT化推進の取組みは評価する。今般の休校措置時などに効果的な遠隔教育やオンライン授業を視野に入れた検討を。
  • 新型コロナウイルス感染症対策は、内容が区民、区内事業者に浸透するようさらなる周知を求める。また国へ新たな経済対策の要望を。
  • 災害に強い避難所の取組みについて、Wi-Fi環境の整備とタブレット配備、LPガス発電機の配備を高く評価する。
  • 気候変動による災害リスクについて、防災に関する官民の連携や庁内の横断的な事業展開と、気候非常事態宣言の検討を求める。
  • RPAやAI議事録作成ツール導入は働き方改革の一助として期待。確保した時間は窓口・相談業務や政策立案へ有効活用を。

無所属の会

反対 一般会計・4特別会計 予算修正動議
一人ひとりの区民目線に立った
施策の展開を

  • 幼保無償化は高所得世帯ほど恩恵が大きい。すべての区民が公平に保育を利用できるよう保育料の格差是正を求める。
  • あいキッズは、子どもたちが落ち着いて過ごせる、ゆとりのある空間の確保を。
  • 介護人材の確保に向け、区独自の処遇改善手当を支給し、安心して働ける環境整備を求める。
  • いこいの家については、地域からの提案を積極的に受け入れ、多世代が憩える大切な拠点としての機能の拡大を要望する。
  • 板橋のいっぴんのリニューアルは、食だけに限らず、区民参加で新たな「いっぴん」の選出を。
  • 赤字により廃止された東武練馬巡回バスに代わるコミュニティバスの早期開通を要望する。
  • 予算修正動議は、賛同する提案もあるが、対象者の的を絞って実施することが重要と考える。

民主クラブ

賛成 一般会計・4特別会計
反対 予算修正動議
前例踏襲ではなく、常に施策を見直し
適切な行財政運営に努めよ

  • 災害に強い板橋に向け、多様な情報収集手段の周知、消防署や町会・自治会との連携強化、経験豊富な危機管理監の採用を求める。
  • 新型コロナウイルス感染症対策として、正しい情報の周知と医療体制の整備、さらなる経済支援策を要望する。
  • 大山駅周辺再開発については、住民との対話を増やし、柔軟に計画を策定し、合意を得て進めるよう要望する。
  • コミュニティ・スクールの導入にあたり、期待する効果と実際の結果の検証を行うこと。
  • 中学生に対する難聴学級を設置し、難聴の子どもに対し、手厚いサポートを求める。
  • 国民健康保険事業は、子どもの均等割額の減額などの措置がなされるよう国に要望を。
  • 予算修正動議は、財政調整基金のさらなる活用は困難であるため、反対する。

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