区議会だより(令和2年第1回定例会)テキストページ7

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ページ番号1022744  更新日 2020年5月19日

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(このページは読み上げ用に作成しているため、区議会だより紙面と表記が異なる場合があります)

一般質問(要旨)

2月17日 本会議
一般質問は、区政全般について、現状や方針を問うものです。質問と答弁は要旨を掲載しています。
全文(会議録)は、5月下旬頃に区議会ホームページに掲載します。

わたなべよしてる(民主クラブ)

保育の質の確保を問う
【質 問】待機児童対策のため、多くの保育園が新設されているが、保育の質の確保が重要である。区の取組みは。
【区 長】日常的な保育運営に関する助言や相談を行うため、私立認可保育所などへの訪問を実施し、指導検査とあわせて、保育の質の確保および向上に努めている。さらに、区立および私立保育所の保育士を対象とした合同研修を充実させることで、保育士の専門性と資質の向上に努める。

避難所における妊婦や乳幼児の母親への配慮を
【質 問】妊婦や乳幼児の母親が安心して避難所生活を送るためには、相談体制の整備、授乳室や着がえスペースの確保などの配慮が欠かせない。区の見解は。
【区 長】発災から3日後をめどに、各避難所に保健師を巡回させ、不安解消を図るほか、男女別の更衣室や授乳室を設置するなどの対応を図る。また、教室や保健室を活用した二次的な専用スペースの設置など、さらなる環境改善について検討を進める。
以上のほか、デジタル手続、公園の役割・整備、ひとり親支援について質問があった

ながせたつや(市民)

公共施設の長寿命化と維持管理について問う
【質 問】公共施設の長寿命化を図るため、施設管理者からの報告を受け、速やかに機動的に修繕を行っているか。
【区 長】保守点検の結果や施設管理者へのヒアリングなどをもとに、修繕の必要な施設管理者に働きかけ、予算要望に対する助言を先行して行うなど、施設に応じた対応を図っている。

新型コロナウイルスの対応策を問う
【質 問】新型コロナウイルス感染症の発生により影響を受けている中小企業者などに対し、特別支援融資を実施すべき。区の見解は。
【区 長】現在、中小企業から具体的な報告や相談は受けていないが、今後必要と判断した場合には、関係機関・団体と連携した取組みを講じる。
以上のほか、こころの健康に関する現状と支援策について質問があった

いのうえあつこ(無所属の会)

養育費不払いの解決に向けて
【質 問】都は2年度から養育費の受取り支援を実施。区でも導入に向け早急に検討を。
【区 長】直接支援する考えはない。都の事業を注視する。

生活保護の収入認定を問う
【質 問】高校生世代が働いて得た収入は保護費から差引かず、自分に投資できるよう国に制度改正を求めるべき。
【区 長】制度改正を求める考えはないが、自立更生への費用を家計に頼ることなく捻出する努力は応援したい。
【質 問】入学応援金の寄付を受ける場合も収入認定となるといった案内は違うのでは。
【区 長】収入認定から除外できる場合があると周知する。

すぎたひろし(自民党)

発達障がい支援センターの開設に向けて
【質 問】利用者の利便性向上の観点から、各健康福祉センターの相談室を利用した発達障がい者支援のための出張相談が必要ではないか。
【区 長】相談支援は、相談しやすい環境整備が重要であるため、健康福祉センターを含め、利便性の高い場所での実施に向け調整を図っていく。

避難所における電力の強じん化を求めて
【質 問】千葉市は、災害時の大規模長期停電の経験から、民間資金の活用により避難所に太陽光発電設備と蓄電池を4年度末までに導入予定と聞く。この事業スキームを参考に、各避難所へ設備を導入すべきと考えるが、見解は。
【区 長】電力強じん化は、急務と考えている。LPガス式の発電機導入による電源確保の長時間化・燃料多重化を行うほか、スマートフォンなどの充電用蓄電池の導入も行い、避難所環境の改善を図る。民間連携による蓄電設備導入についても今後研究する。

東京2020大会終了後のボランティア活動の継続について問う
【質 問】東京2020大会後のレガシーとして、町会活動をはじめ、地域活動の担い手としてボランティア活動を根付かせていくために、いたばし総合ボランティアセンターをはじめ、庁内関係部署と連携をすることが求められていると考えるが、見解は。
【区 長】東京2020大会を契機に、ボランティアに興味を持つ人々に継続して活動してもらうことは大切だと考える。今後も、区役所内外の関係部署と連携し参加機運を高め、大会後も他の活動につなげていけるよう、様々な活動情報を提供していく。

踏切対策を求めて
【質 問】下赤塚駅付近の第49号踏切をはじめ、踏切対策基本方針の鉄道立体化の検討対象区間に位置づけられていない区間の踏切対策を早急に実施すべき。取組み状況は。
【区 長】今般、鉄道事業者と協働体制の構築を目的に協議を開始したところであり、課題や目標の共有とあわせて、2年度は施設整備の費用対効果の調査を行う予定である。
以上のほか、重度知的障がい者のグループホームの整備、医療的ケア児支援、スクールロイヤー制度について質問があった

しげのよしゆき(自民党)

災害対策について問う
【質 問】想定をはるかに超える規模で襲ってくる可能性のある地震に対し、区民の生命・財産を守る責務があると考えるが対策は。
【区 長】自助・共助・公助といった「防災の三助」をバランスよく連携させることで、柔軟かつ的確に対応できると考える。避難所環境の充実や、都や他自治体との連携強化などの取組みを進める。
【質 問】台風19号における避難所運営において、食事・トイレ・ベッドなどの備蓄物資の準備についてはどのような課題があったか。
【区 長】台風19号時には、避難生活が長期化せず、電気系統や水道・トイレなどの学校設備にも支障がなかったため、大きな問題は発生しなかった。区職員や地域の声を踏まえて、円滑な備蓄物資の配布を行えるよう改善を図る。
【質 問】台風19号時には、国管理の岩淵水門が閉じた直後に荒川の水位が上がったと聞いているが、事前に連絡はあったのか。情報共有を含め対策が必要では。
【区 長】水害などにおける情報共有については、国や都の水防計画などで定められた伝達系統図に基づき、随時情報共有を行っている。岩淵水門についても適宜、情報提供を受けており、それ以外にも荒川下流河川事務所と連絡体制を構築しており、的確な情報連携を実施している。

教員の働き方改革を求めて
【質 問】他自治体では、クラス担任制をやめる取組みも見られるが、クラス担任制についてどのように考えるか。
【教育長】クラス担任制は、生活指導や特別活動を通して、教師と児童・生徒の信頼関係を一層深めることができると認識している。今後も、児童・生徒の健やかな成長をめざしてクラス担任制を基本とした指導体制の充実を図る。
【質 問】部活動顧問の負担軽減については、民間の専門指導員やボランティアなど外部人材を活用することはできないか。
【教育長】部活動の技術的指導の充実と活性化を目的として、各中学校に年間500回、指導補助員を配置できるようにしている。2年度からは、年間配置数を600回に増やし、教員の負担軽減および技術的指導の一層の充実を図る。
以上のほか、「東京で一番住みたくなるまち板橋」、施設整備計画について質問があった

しばかよこ(公明党)

子育て支援について問う
【質 問】発達に課題のある幼児も含め、早期に社会性を身に付ける意味で、3歳児保育を開始しては。今後の区立幼稚園の計画を問う。
【教育長】平成27年の区立幼稚園のあり方検討「最終報告」において、区は発達に課題のある幼児の受入れは、区立幼稚園の重要な役割と捉えている。今後、3歳児保育実施の可能性については検討する。
【質 問】虐待死を防ぐため、予期しない妊娠対策の強化を。また、妊娠届の提出の周知を。
【区 長】産婦人科医療機関やいたばし子育てナビアプリなどで、相談窓口や妊娠届・妊婦健診などの必要性を周知し、啓発活動も強化する。

高齢者への情報伝達の改善を
【質 問】災害時、情報不足により不安になるひとり暮らしの高齢者がいる。円滑な情報伝達に向け、区の取組みは。
【区 長】高齢者にもわかりやすく、災害時の情報収集手段を解説する「広報いたばし特集号」を全戸配布する予定。また、2年度中に改定予定の「いたばしくらしガイド」もよりわかりやすく改善する。

新型コロナウイルス感染症への対策を問う
【質 問】党として、地方の検査・医療体制整備の支援や検査の迅速化などを、自治体と連携し行うよう首相に直接要請した。区も国と連携して対策の強化を。見解は。
【区 長】区は健康危機管理対策本部を設置し、対策に取り組んでいる。区民の相談は健康福祉センターや帰国者・接触者電話相談センターで受け付けている。医師会や医療機関とも連携を図っている。

不登校対策の拠点としてフレンドセンターの充実を
【質 問】区には600人の不登校児童・生徒がいる。フレンドセンター充実のために、大幅な予算措置が必要。見解は。
【区 長】2年1月には学習用タブレットを導入するなど、利便性向上を図っている。通級者数が増加しているため、今後も状況を注視し、不登校対策の充実に取り組む。

区立福祉園の民営化を問う
【質 問】現在の生活を維持できるようにしてほしい、法人が経営難となった場合が心配などの声がある。民営化は利用者および保護者の声を聞き慎重に進めるべき。見解は。
【区 長】障がい者福祉サービスの充実と効果的・効率的な運営のため、民営化を検討。安心して利用できるような手法を検討し、段階的な説明により理解を得ながら進める。

キャッシュレス決済導入を
【質 問】税金や保険料の支払いのため、本区でも導入すべきと考える。区の見解は。
【区 長】区民の利便性や収入率向上のため、3年1月よりクレジットカードおよびラインペイ支払いが利用できるよう進めている。
以上のほか、高島平まちづくり、公会計セミナーについて質問があった

よしだとよあき(共産党)

地球温暖化対策について問う
【質 問】世界の多くの自治体や政府機関が気候非常事態を宣言し、地球温暖化に総力を挙げて取り組むことを表明している。新たな実行計画の策定において、区としても気候非常事態を宣言することを求めるが見解は。
【区 長】2年度に策定する地球温暖化対策実行計画(区域施策編)では、気候危機への意識を高めるべく、区民と共有できるビジョンや実効性のある取組みを示していく。

教職員の働き方について問う
【質 問】元年度から、学校において在校時間管理システムを導入し、教職員の在校時間が把握できるようになった。区が把握する勤務実態の公表を求めるが見解は。
【教育長】年度当初や学期末、学年末、学校行事などが実施される時期は長時間勤務が多く厳しい状況が伺える。今後も実態を保護者や地域に積極的に周知し、一層の理解と協力を求めていく。

小規模事業者支援を求めて
【質 問】2年度予算では、創業者向けの家賃助成が創設されるが、これまで事業を続けてきた事業者への新たな支援がない。消費税増税の影響を大きく受ける小規模事業者への支援が特に必要では。
【区 長】2年度に実施予定の賃料補助事業は、創業者のほか、ベンチャー企業や、区の産業支援施設からの退去者も対象としており、要件を満たせば、既存の小規模事業者も活用が可能である。

農地保全と農業振興を求めて
【質 問】エコポリスセンターなどで行われるマルシェは、農家の作物の販路として拡充が期待されている。地域センターなどでも区内産野菜の販売を実施すべきでは。
【区 長】農業者にとっては作付けを計画して生産しなければならないことから、緊密に打ち合わせを行い、様々な場所で出店できるよう努める。

高島平多目的運動場を問う
【質 問】高島平少年サッカー場は、人工芝化の工事が進められ、多目的運動場として2年4月にオープンする。しかし、これまで無料だった利用料が、2時間で6千円に有料化される。スポーツ推進ビジョンの精神に立ち戻り、利用料を無料に戻すことを求めるが見解は。
【区 長】有料化は持続可能な施設経営を推進するうえで必要な方策であり、変更の考えはない。利便性の向上や利用促進を図り、地域に愛される施設としていきたい。
以上のほか、児童発達支援施策事業所における給食費を無償に、危険なブロック塀対策の強化を求めて、平和について質問があった

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