【令和7年度優秀賞】スタジオ香悦

製品・技術名

スタジオ香悦

企業名

有限会社八槻木工所

有限会社八槻木工所は、1966年創業、1972年法人化。オーダー家具製造を主軸に、オフィス・商業施設・テーマパーク・住宅向けの特注什器や高精度な木工加工を行っています。近年では5軸NC加工機による3D切削に力を入れ、多品種少量生産への柔軟な対応力を強みに、技術の継承と挑戦を続けています。それにより他社で「製作不可」とされた案件にも数多く対応しています。東京・板橋の地で長年培ってきた確かな手仕事と、最先端の加工技術との融合により、設計者や施主の「想いをかたちにする」ものづくりを追求しています。

• 有限会社八槻木工所（外部リンク）

受賞製品・技術について

「スタジオ香悦」は、木工とフラワーデザインの融合により、静けさと個性を空間に添えるクラフトブランドです。
家具製作で生じる端材や、形状の不規則な木材を活用し、プリザーブドフラワーやモスなどの植物素材を組み合わせて制作。花器であり、アートであり、空間演出の道具でもある、唯一無二の立体作品を生み出しています。
製品は一点一点異なるフォルムと彩りを持ち、静かな佇まいと確かな存在感が共存。飾るだけで空間にやさしい余白が生まれます。
また、水やり不要・長期間維持可能な仕様のため、医療施設・ホテル・店舗・法人受付など、管理負担の少ない装飾ニーズにも応えます。
「香る悦び」を意味するブランド名の通り、素材本来の美しさと、持続可能なものづくりへの想いが込められた作品は、日常に小さな豊かさをもたらします。
再活用が難しい素材に新たな命を吹き込むという思想のもと、今後は花材に限らず、布・金属など多様な端材とのコラボレーションも視野に入れ、空間装飾の可能性をさらに広げていきます。