うつ病・躁うつ病の心配はありませんか
ご存じですか?うつ病・躁うつ病が増えています
厚生労働省の調査によると、うつ病・躁うつ病などの気分障害の総患者数は、平成8年から平成20年の12年間で43.3万人から104.1万人と2.4倍に増加し、平成26年には111.6万人となっています。気分障害の方の受診率は低いことが分かっており、実際にはさらに多くの方がこの病気を患っていると推測されています。
うつ病かなと思ったら…
《うつ病のサイン》
- よく眠れない
- 疲れが取れない
- どうしても元気が出ない
- 悪い方へ、悪い方へと考えてしまう
- いらいらして怒りっぽくなった
- 気持ちが落ち着かない
- 以前は好きだったものにも興味がわかず、楽しめない
- 仕事や家事の能率が落ち、ミスが増えた
- 体の不調や倦怠感が続いている
- 「自分はだめだ」と思うことが多くなった
- 「死んでしまいたい」という気持ちになる
うつ病の症状は、このほか、食欲が低下する、反応が遅くなる、飲酒量が増えるなど、人によってさまざまな現れ方をします。また、うつ病以外にも「うつ状態」を引き起こす病気もたくさんありますので、《うつ病のサイン》はひとつの目安として利用し、ご心配な場合は、医療機関や下記の健康福祉センターにご相談ください。
躁状態のサイン
躁うつ病(双極性障害)は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。
以下に躁状態のサインをお知らせします。
- 睡眠時間が2時間以上少なくても平気になる
- 寝なくても元気で活動を続けられる
- 人の意見に耳を貸さない
- 話し続ける
- 次々にアイデアが出てくるがそれらを組み立てて最後までやり遂げることができない
- 根拠のない自信に満ちあふれる
- 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む
- 初対面の人にやたらと声をかける
- 性的に奔放になる
不眠やストレスの解消をお酒にたよっていませんか?
うつ病が原因で飲酒が高じ、アルコール乱用や依存症に陥る場合があります。逆に、飲酒がうつ病を引き起こす原因になっている場合も少なくありません。飲酒はうつ病の治療薬の効果を減じ、不眠を引き起こし、自殺の危険性も高めてしまいます。
警察庁のデータによると、平成21年度の自殺者の自殺原因・動機のうち、健康問題が占める割合は64.9%、それに占めるうつ病とアルコール依存症の割合は45.9%にものぼります。
※板橋区では、アルコール問題の相談も受けています。
ご家族の方へ
ご本人が相談や受診をためらうことが珍しくありません。そんなときは、まずはご家族の方から、ご相談ください。
また、板橋区保健所では、うつ病・躁うつ病の方を支える家族のための「うつ病家族教室」を毎月1回、4回を1シリーズとして開催しています。3月と9月に広報いたばしにて参加者を募集します。どうぞご利用ください。
ご相談は健康福祉センターへ
各健康福祉センターでは、保健師が皆さんのこころの健康をサポートします。
あなたの地域の担当保健師が相談の窓口になります。受付は月~金曜午前9時~午後5時です。(祝休日を除く)
- 板橋健康福祉センター 03-3579-2333
- 上板橋健康福祉センター 03-3937-1041
- 赤塚健康福祉センター 03-3979-0511
- 志村健康福祉センター 03-3969-3836
- 高島平健康福祉センター 03-3938-8621
※精神科専門医による無料相談もあります(予約制)。日程や内容等について担当地域の保健師にご相談ください。
様々な困りごとを抱えていませんか?
うつ病・躁うつ病のこと以外にも、悩みごとを抱えていませんか?板橋区では、生活や仕事、家族の問題、暮らしの困窮や、多重債務、いじめや差別、精神疾患のことなど、様々な悩みの相談窓口があり、必要な情報をお伝えしています。辛い悩みはどうか一人で抱えず、ご相談ください。また板橋区民のための相談窓口については、板橋こころと生活の相談窓口も参考になさってください。
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このページに関するお問い合わせ
健康生きがい部 健康推進課 こころといのちの係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2329 ファクス:03-3962-7834
健康生きがい部 健康推進課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。