記録 講演会 『巨大都市江戸の人々と生活』

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ページ番号1010153  更新日 2020年1月25日

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おかげさまで講演会『巨大都市江戸の人々と生活-士・農・工・商 それぞれの江戸-』は盛況のうちに終了しました!

2011年9月10日(土曜日)から、全4日間の日程で開催されました板橋区公文書館講演会は、各講演ともに盛況のうちに終了いたしました。
参加された皆さま、まだ残暑の厳しいなかご来場いただきありがとうございました。
また今回、抽選にて惜しくも落選された多くの皆さまには大変申し訳ありませんでした。
板橋区公文書館では今後とも、このようなイベントを通して公文書館の普及活動を行って参ります。またのお申し込み、ご参加を心よりお待ち申し上げております。

講演会の記録

9月10日(土曜日)
「江戸経済を支えた職人 ―金座・銀座の職人―」
講師 西脇 康 氏(早稲田大学講師)
「工」(職人)の回を担当していただいた西脇講師には、江戸の貨幣経済を支えていた金座・銀座、特に金座を中心にお話いただきました。
名前は聞いたことがあっても実際にどのような組織であったのか、その実像はあまり知られていない金座と、そこで働く役人および職人たち、さらには小判の製造技術などについて、実物の小判を提示いただきながら詳細に解説いただきました。

9月11日(日曜日)
「江戸の商家紀伊国屋三谷家のみた江戸社会 ―金物流通と印刷文化―」
講師 滝口 正哉 氏(千代田区教育委員会)
「商」(商人)の回を担当していただいた滝口講師は、釘鉄銅物問屋であった紀伊国屋三谷家を中心に、前半では江戸期における金物の流通について、後半では三谷家がパトロンとなって支援していた絵師の三代歌川豊国や版元の恵比寿屋庄七を中心とした文化活動について、多くの史料、画像資料を用いながら楽しく解説してくださいました。

9月24日(土曜日)
「江戸における大名屋敷の機能とその実態 ―加賀藩江戸屋敷収公一件―」
講師 清水 聡 氏(狛江市教育委員会)
「士」(武士)の回を担当いただいた清水講師には、板橋区にもなじみ深い大名である加賀藩前田家の事例から、まず江戸の大名屋敷(江戸屋敷)が持っていた機能について詳細な解説がなされた上で、江戸前期、徳川幕府によってなされた「加賀藩牛込邸収公一件」について書き記された史料を通じて、大名達にとって江戸屋敷とはいったいどのような性格のものであったのかを示していただきました。

9月25日(日曜日)
「江戸の青物・土物と近郊農村」
講師 太田 尚宏 氏(徳川林政史研究所)
講演会の最後を締めくくる「農」(農民)の回を担当していただいた太田講師からは、大都市江戸の近郊農村において栽培されていた、小松菜やほうれん草などの青物、および大根や芋類などの土物の栽培の実態について、豊富な史料を元に解説いただきました。また当地板橋の大根栽培、夏大根種の生産事例についても触れていただき、受講者にとっても大変興味深い講演となりました。

写真1
西脇講師 講演の様子
写真2
滝口講師 講演の様子

写真3
清水講師 講演の様子
写真4
太田講師 講演の様子

  • ところ 板橋区公文書館
  • 定員 各日40人(抽選)
  • 申し込み人数 164人(大半は2日以上複数回申込者)
  • 費用 無料
  • 時間 各回午後2時から午後4時まで

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