記録 講演会 『江戸人の旅と祈り』

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ページ番号1010154  更新日 2020年1月25日

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昨年の講演会「江戸人の旅と祈り」は盛況のうちに終了しました!

昨年、2015年9月26日・10月3日の両日開催しました板橋区公文書館講演会の記録を、以下、掲載いたします。
ご参加の皆さま、まだ残暑の厳しい日、あるいは悪天候のなかご来場いただきありがとうございました。
また、抽選にて惜しくも落選された皆さまには大変申し訳ありませんでした。
板橋区公文書館では今後とも、このようなイベントを通して公文書館の普及活動を行って参ります。またのお申し込み、ご参加を心よりお待ち申し上げております。

講演会の記録 (概要)

9月26日(土曜日)「道中記にみる江戸の寺社めぐり」
講師 滝口 正哉 氏(千代田区教育委員会)
文化9年(1812)に会津地方から数人の仲間とともに江戸・鎌倉・江の島を訪れた一行の道中記を題材に、彼らの見物行動を紐解きながら、文化・文政期の旅の様子や、江戸の寺社を中心とした文化的世界の様相をご説明いただきました。

9月26日(土曜日)「絵馬に願いを ー絵馬の視覚文化論ー」
講師 亀川 泰照 氏(荒川ふるさと文化館)
元来馬の絵が描かれていたといわれている「絵馬」。今ではむしろ稀であるように、江戸では多種多様なモチーフで描いていた。なぜそうなったのか?人々が絵馬を奉納する意味、絵師が絵馬製作に携わる意味、寺社にとって絵馬が掲げられている意味などについて丁寧に解説いただきました。

10月3日(土曜日)「行く富士・来る富士 ー江戸の富士山文化ー」
講師 中山 学 氏(法政大学兼任講師)
室町時代の後期頃にはすでに普及しつつあったとされる富士山登拝の文化。信仰にもとづくこの文化の定着と同時に、一方では旅の文化も発達し、特に平和な江戸時代ともなれば少なからぬ人々が富士山頂を目指すようになりました。こうした文化成熟を背景に江戸の人々が富士山とどのようなつき合い方を身に着けていたのかをわかりやすく解説いただきました。

10月3日(土曜日)「都市内巡礼の隆盛とめぐりの風俗 ー六地蔵・六阿弥陀・七福神ー」
講師 鈴木 章生 氏(目白大学社会学部)
『東都歳時記』から巡礼一覧を紹介。六地蔵の発起、銘文から信仰者の動向、実際の巡礼記録六阿弥陀の成立、女性参拝の風俗七福神信仰の成立、正月の行事としての意味なども紹介しつつ、江戸の社寺をめぐる意味などを説明していただきました。

写真1
滝口講師 講演の様子
写真2
亀川講師 講演の様子

写真3
中山講師 講演の様子
写真4
鈴木講師 講演の様子

  • ところ いたばしボランティアセンター内 第4 NPOルーム
  • 定員 各日40人(抽選)
  • 参加者 延べ185人(4回合計)
  • 申し込み人数 95人(大半は2日以上複数回申込者)
  • 4回分トータル申し込み件数 218件
  • 費用 各回:一般800円 高齢者・障がい者400円
  • 時間 午前の部:午前10時~午後0時 午後の部:午後2時~午後4時

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