令和6年度いたばし食べきりレシピコンテスト入賞作品を発表します
ご応募ありがとうございました
板橋区では、まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」の削減に向けて、「いたばし食べきりレシピコンテスト」を実施しました。
令和6年度の実施では、合計72作品のオリジナルレシピをご応募いただきました。
ご応募いただいた作品の中から、審査のうえ決定した入賞作品9作品をご紹介します。
是非、参考にしていただき、食品ロスの削減に向けて取り組んでいきましょう!
審査基準
食品ロス削減に繋がるレシピであること
残り物、余りがちな食材、捨ててしまいがちな食材を有効活用し、食品ロス削減の貢献度が高いレシピであるか。
独創性の高いレシピであること
オリジナリティの高いアイデアが取り入れられているかどうか。
多くの方が参考にできるレシピであること
味付けや調理などが分かりやすく、作りやすいレシピであるか。
審査方法
一次審査
コンテスト事務局(資源循環推進課)の職員による書類審査、地域のリサイクル推進員の投票により、全応募作品から入賞作品となる9作品を選出しました。
二次審査
東京家政大学栄養学部栄養学科・赤石記子先生、資源循環推進課長、健康推進課栄養士による実食審査により、9作品の賞の種類を決定しました。
最優秀賞「防災用クラッカーのキッシュ」
ペンネーム まつしさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
期限が切れそうなクラッカーをそのままたくさん食べるのは大変なので、大量消費できるレシピを考えました。
その際、折角なので冷蔵庫で萎びている野菜や冷凍庫で霜がついてしまったベーコンやハムなども入れてみました。
審査員コメント
防災備蓄のローリングストックメニューとしても良いですね。万人に好まれそうなレシピです。/防災用のクラッカーや残り野菜を上手くアレンジしていてとても良いです。
材料(4人分)
防災用クラッカー 1袋(26枚、101グラム)/牛乳 100cc/卵 2個/ピザ用チーズ 大さじ4杯程度/粉チーズ(上に振りかける用)/クラッカー用オリーブオイル 大さじ4杯程度/野菜(冷蔵庫で萎びている野菜などお好みでOK。人参は皮ごと、キャベツは芯まで刻んで入れるとエコです。)/ハム又はベーコン又はソーセージなど 約100グラム(冷凍庫で霜がついてしまったものを使用)/炒め用オリーブオイル 大さじ1杯程度/塩コショウ 炒め用/完成後にかけるケチャップ、マヨネーズ、黒胡椒、タバスコなどお好みで
調理方法
- 防災用クラッカーを袋のまま、袋がペチャンコになるまで綿棒で叩いたりロールしたりして砕く。(大体でOKです。)
- 砕いたクラッカーをボールなどに開け、大さじ3杯のオリーブオイルを絡める。(ボールでもキッシュを焼く際の耐熱皿でもOKです。)
- 耐熱皿にクラッカーを敷き詰める。(側面に優先的に敷き詰めます。底のクラッカーは完成時、とろとろになってあまり目立たないので、無くてもそこまで気になりません。)
- 野菜を3、4センチに刻む。(写真はニンジン2分の1、しめじ1パック、ほうれん草1束)
- ハム又はベーコン又はソーセージを1×1センチ程度に切る。(ソーセージはお好みの厚さに輪切りする。写真はベーコン約100グラム。)
- 4と5に塩コショウをさっとふりかけ、オリーブオイルでしんなりするまで炒める。
- 火を止めて、6に牛乳100ccを加える。
- あら熱がとれたら、7に卵2個とピザ用チーズ大さじ4杯を加えて混ぜる。(チーズはお好みで増やしてもOKです。)
- お玉などで、クラッカーを敷き詰めた耐熱皿に8を敷き詰める。(先に野菜炒めをすくって敷き詰め、上から残りの汁の部分をかけるといい感じになります。)
- 粉チーズを全体にふりかける。(なくてもOKです。ピザ用チーズを追加で上に散らしても美味しいです。)
- 10を電子レンジで500ワット10分程度チンする。(固まるまで様子を見ながらチンします。)
- 11が固まったら、トースター又は200度のオーブンで、焼き色がつくまで5分程度焼く。
優秀賞「残りやさいがもりもり食べられる!やさいたっぷりコールスロー」
中本今日子さんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
冷蔵庫に残りがちな野菜をたっぷり使いきれるレシピです。
芯や種、皮などもおいしく活用できるのもポイントです。ヨーグルトも少しだけ余ったりすると思うので、使ってみました。
余った野菜でいろいろアレンジして楽しんでいただけたらうれしいです!
審査員コメント
残り野菜を刻むことでたっぷり食べやすくなっています。/ピーマンの種が入っていても全く気になりません。
材料(4人分)
キャベツ(芯も使う) 200グラム/ピーマン(たねごと) 1個/にんじん(皮ごとでOK) 4分の1本/冷凍コーン 30グラム/塩 小さじ1/マヨネーズ 大さじ2/ヨーグルト 大さじ1/砂糖 小さじ1/胡椒 少々
調理方法
- 野菜をすべてフードプロセッサーにかけて細かく刻み、塩まぶして10分ほど置く
- 野菜の水気をよく絞ってボウルに入れ、コーンと調味料を加えてよく和える
優秀賞「家計にも優しい残り物野菜のスープ」
ペンネーム HGCさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
ブロッコリーの芯などの固い素材も小さく刻んで煮込めば比較的柔らかくなり食べられようになります。
我が家では週末にこのスープを作り、半端に残っている野菜を消費することで、冷蔵庫の野菜室をきれいにリセットしています。長く使われずに野菜が萎びて廃棄される食品ロスを防ぐことができ、家計にも優しく、野菜もたっぷり食べられるスープです。
審査員コメント
誰でも簡単に作れるところが良いです。/スープに色々な素材の旨味が出ています。
材料(5人分)
ソーセージ 1本/キャベツ 2枚/しめじ 4分の1株/ねぎ(青い部分) 10センチ程度/大根の皮 10センチ程度/ブロッコリーの芯 1本分/大根の葉/人参の残り 8センチ程度/固形スープ 1と2分の1個/塩、コショウ 適量/水 500cc
調理方法
- 冷蔵庫のある野菜の皮や端っこなど、また使い残した半端な野菜の残りをそれぞれ1、2センチ程度角に切る。
- ソーセージも同様に切る。
- 全部の素材、固形スープ、水を鍋に入れて蓋をして中火にかける。
- お湯が沸騰したら、弱火にして10分程度したら、火を止めて味を見て物足りなければ塩コショウを追加して完成。
優秀賞「腸活!四季グラタン」
ペンネーム piryuさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
日々の食卓に使って余った野菜の端切れや、開けたは良いけどなかなか減らない鮭フレークなどの瓶詰め、賞味期限間近でそのまま頂きたくない豆腐や卵、あと少しだけど捨てるには勿体無い調味料を全部混ぜて焼くだけの簡単ヘルシーグラタンです!季節の素材で簡単美味しい一品で、子どももパクパク食べてくれます!
審査員コメント
冷蔵庫に少しずつ残っている食材を食べやすくしている所が良い。/食べやすくお子さんに喜ばれそうです。
材料(2〜3人分)
冷蔵庫、野菜室の余り野菜、調味料など
今回は
ジャガイモ 2個/人参 3分の2本/玉葱 半分/とうもろこし 3分の1本/鮭フレーク 大さじ1位/絹ごし豆腐 3個入りの1パック/味噌 約大さじ1/ヨーグルト(無糖、豆乳) 約大さじ2/マヨネーズ 約小さじ1/卵 1個/チーズ(今回はとろけないタイプ) 1枚/オリーブオイル 少々
調理方法
- 絹ごし豆腐をペーパータオルで包み、タッパーに蓋なしで電子レンジで約2〜3分加熱し、そのまま置いておく。
- 余り野菜の人参、ジャガイモは一口大に切って、玉葱は厚めのスライスにしてそれぞれ電子レンジで2分〜2分半加熱。とうもろこしは、薄皮を残してポリ袋に入れ、電子レンジで3分半加熱して食べた残り。
- ボールに調味料、1の水切りした豆腐、とうもろこし(箸で実だけ削ぎ取り)、鮭フレークを入れ混ぜる。
- 卵を溶きほぐす。
- グラタン皿に2の野菜、3、4を入れ、チーズ、オリーブオイルをかけてオーブンで焼く。(オーブンの自動レシピ「グラタン 3人分」)大体180℃で10分位。全て加熱済みなので、お好みの焼き目がつくまででOK!
- 最後にオリーブオイルをまわしかけ、食卓へ。
佳作「ブロッコリーの茎絲(スー)ニンニク炒め」
ペンネーム アルデンテさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
ブロッコリーを丸々一個買うと茎の部分をいつも勿体無いと思いつつ捨てていましたが、調べてみると実は食べれるということが分かったので自分なりに作ってみました。
さっと炒めればコリコリパリパリ食感、しっかり炒めればホクホク食感となりますのでお好みの食感で火の入れ具合を調節ください。
審査員コメント
野菜の栄養を逃さず、手軽に作ることができるレシピですね。/ブロッコリーの茎の食感が様々な所が良いです。
材料
ブロッコリーの茎 1つ/ニンニク 1カケラ/鶏ガラ 小さじ1/塩 少々/お酒 小さじ2分の1/醤油 小さじ2分の1/油 適量
調理方法
- 残ったブロッコリーの茎の皮を厚めに切り落とします。(筋張っている所もなるべく落とします)
- 残った芯の部分を短冊切りにします。
- ニンニクを荒みじん切りにします。
- フライパンに油を敷きニンニクを入れてから【弱火】で火にかけます。
- ニンニクに色が着き良い香りがしてきたら【中火】にして2の短冊切りにしたブロッコリーの茎をフライパンへいれます。
- 塩と鶏ガラを入れて軽く炒めます。
- お酒を入れてお酒の水分が無くなるまで炒めます。
- 鍋の蓋に醤油を垂らし全体に絡ませてお皿に盛り付けて完成となります。
佳作「ジャムでカンタン!洋風てりやき」
ペンネーム ゆっけさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
冷蔵庫に、しばらく減っていないジャムが、、、
気づいたら賞味期限が切れていて捨てちゃった、、、なんてことはありませんか?
ポイント
- カンタン酢はそれ1つでてりやきの味になる!
- ジャムが洋風のおしゃれな味に仕上げてくれる!
- いちごジャム以外のフルーツジャムでも対応可能!
容量が多くついつい余りがちになるジャムもたくさん使えるレシピなので、食品ロス削減に繋がります!
審査員コメント
子どもにも大人にも食べやすいです。/作り方が簡単で良いです。
材料(1人分)
鶏もも肉 100グラム/サラダ油 大さじ1/Mizkanカンタン酢 大さじ2〜3(ソースの量のお好み)/いちごジャム 大さじ1
調理方法
- フライパンにサラダ油をひき、皮面から下にして鶏肉を焼く。中火で焼き色をつける。
- 両面焼き色がついたら、カンタン酢を入れる。(蓋はしない!)
- 焦げないように様子を見ながら煮詰める。カンタン酢が茶色くなってきたら、いちごジャムをフライパンに絡める。
- タレがとろっとして鶏肉全体に絡んだら完成!
佳作「焼きびん」
ペンネーム tomoさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
ご飯入りのお好み焼で、小さい時から家でよく出されていたメニューです。
基本はご飯とキャベツですが、それ以外に冷蔵庫の余り物(野菜、ちくわ、納豆、チーズ、餃子の具など)や常備菜(ひじき、切り干し大根、きんぴらなど)を適当に入れて作ってます。
具は全て刻んであるので、子どももよく食べてくれます。
写真はキャベツ、ご飯、納豆、そうめんの薬味の残り(大葉、わけぎ、みょうが、オクラ)を入れて焼きました。
審査員コメント
残りがちな食材をうまく活用できそうなレシピです。/入る食材によって味が変わりそうなので、それが楽しみになりそうです。
材料(2人分)
薄力粉 2分の1カップ/水 3分の1カップ/卵 1個/千切りキャベツ 1カップ/ひじきの煮物 2分の1カップ/ご飯 1膳/油 大さじ2分の1
- 水の量は、材料を混ぜ合わせた時に調整してください。野菜や具材(煮物など)から水分が出るので、少し粉っぽい方が生地がまとまりやすく、焼きやすいと思います。水分が多い時は薄力粉を追加してください。
調理方法
- 材料をすべてボールに入れて、へらでつぶしながら混ぜ合わせる。
- フライパンに油をひき、1の生地を入れて、広げる。
- 蓋をして弱火で両面焼く。
- 焼きあがったら、切り分けて器に盛る。好みでかつお節、青のり、ソース、マヨネーズなどをかける。
佳作「捨てないで!超簡単!!ネギの甘み広がる 鯖ーグねぎ包み焼き」
栃山友美さんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
野菜を使う時、捨ててしまう部分として1番大きいものは何だろうと考えたところ、長ネギの青い部分 となり、その部分を使ったレシピを考えました。ポイントとしては、4つあります。1つ目は、簡単なレシピということです。青ネギを一度に一気に使えるものにしました。2つ目は味です。ネギは焼くことにより甘みが増すので、子どもでも食べやすい味です。七味をかけることにより、おつまみにもなる味付けになります。3つ目は、冷えても美味しいことです。作ってから1時間後にも食べてみましたが、固くなっておらず食べやすかったです。青ネギのサイズを変えれば、お弁当に入るサイズに調整しやすいのもポイントです。4つ目は、たんぱく質とカルシウムが美味しく食べられることです。鯖缶を使うことで、魚の骨まで美味しく食べられるので、カルシウム摂取にも繋がります。
審査員コメント
長ネギの青い部分を使うことで、鯖の臭みが少なくなり、食べやすくなっています。/大きさの調節ができるのが良い。
材料(2人分)
長ネギ(上の青い部分) 1本分/はんぺん 1枚(100グラム)/鯖味噌缶 1缶(固形量100グラム)/生姜チューブ 2センチ/サラダ油 小さじ1/七味唐辛子 お好みの量
調理方法
- 長ネギの青い部分を洗って、4センチくらいにカットする。縦に1本切り込みを入れておく。
- ボウルにハンペンと鯖味噌缶(汁は入れない)、生姜チューブを入れて、よく混ぜ合わせる。
- 1のネギを広げて、2のタネを入れる。
- フライパンにサラダ油を広げ熱し、タネの面を下にして中火で焼く。
- 焦げ目がついたらひっくり返して、ネギがしんなりするまで弱火で焼く。
- お皿に盛り付けて、お好みで七味をかける。
佳作「マンマのフリッタータ 〜2種類のソースで〜」
ペンネーム Ciccioさんの作品
PRポイント・食品ロス削減ポイント
家庭にある食材で作りやすく、老若男女食べやすい卵料理を選んで作ってみました。このレシピはわかりやすく芋、人参、しらすにしましたが、他の食材でもいいと思います。
ソースも温めたり、調味料1つ足すだけで味が変わるので家庭にあるもので試してもらいたいです。
野菜の皮などはまだまだ捨てがちだと思いますが、栄養価は高いですし、甘味もありますので体にもいいです。昨今はインターネットにも沢山のレシピが上がってますので参考にして食品ロスのレシピを生み出してもらいたいと思ってます。
審査員コメント
素材の味だけでも美味しく、にんじんの皮も全く気になりませんでした。/ゆで汁の残りを利用するなど、環境への配慮があるレシピです。
材料(1〜2人分)
フリッタータ
卵 5個/じゃがいも 2分の1個/人参の皮 1本分/しらす 20グラム(無くてもOK)/塩 少量/粉チーズ 10グラム(無くてもOK)
ソース1
ポン酢 50グラム/砂糖又はグラニュー糖 10グラム
ソース2
焼肉のたれ/砂糖又はグラニュー糖 15グラム
調理方法
- 茹でたじゃがいもの皮をむく(気にならないなら皮ごとでもOK)少し形が残るくらいに包丁で切る。
- 茹でたじゃがいもの残り湯で人参の皮も30秒ほど茹でる。できるだけ細かくきざむ。
- フリッタータの全ての材料をボールに入れて混ぜる。
- 熱したフライパンに入れ、素早く混ぜる。下が焼けてきたらひっくり返す。中心に火が入ってれば完成!(フライパンはテフロン加工のものがやりやすいと思います。)
- 粉チーズは仕上げ用に残しておいても、全て入れて焼いてもいいです。お好みで。
ソース1の作り方
フライパンに材料を全ていれて、火にかける。中火がいいです。スプーンなどて砂糖をとかして、沸いたら火を止めて完成です。
ソース2の作り方
ソース1と同じです。
ソースは味が濃いので少しづつかけて食べるのがオススメです!
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