観明寺のご案内

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ページ番号1004864  更新日 2023年3月10日

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写真1
観明寺

室町時代の創建と伝わる真言宗寺院です。本尊の聖観音立像は12世紀頃の作と考えられています。境内には、寛文元年(1661)の庚申塔や、加賀藩下屋敷から遷されたといわれる稲荷社があります。明治6年(1873)、当時の住職が宿場に旧来の活気を取り戻そうと、成田山の不動尊を勧請して縁日を開きました。商店街の名前は当寺の不動尊に由来します。

所在地

板橋区板橋3-25

交通

都営三田線「板橋区役所前」徒歩5分
JR埼京線「板橋」徒歩15分

所蔵文化財

観明寺寛文元年庚申塔

板橋区指定有形文化財(歴史資料) 昭和59年2月22日指定
現在境内にあるこの庚申塔は、寛文元年の紀年銘があり、その正面には青身で多臂(たひ)の忿怒(ふんぬ)形をともなう青面金剛像(しょうめんこんごうぞう)が刻まれています。なお、青面金剛像が刻まれた庚申塔としては、都内で最古のものとなっています。
庚申塔は、庚申待の供養のために造立された塔で、15世紀に南関東で庚申待板碑として出現しています。庚申信仰は、「かのえさる」の日の信仰であり、平安時代に宮廷で正月庚申の夜の徹夜行事として行われていました。その源流には諸説ありますが、中国の道教の教えに、庚申の夜に人体に棲む霊物である三尸(さんし)が人の過失を天帝に報告するというものがあり、その報告の機会を与えないために徹夜をする「守庚申」に求める考え方があります。
なお、当像は190cmに及ぶ大きさで、左面には願主である豊田八兵衛などの平尾を中心とする人名が確認されるなど、当時の下板橋宿が持つ経済力の一端がうかがわれます。

写真2
観明寺寛文元年庚申塔

その他の所蔵文化財

観明寺聖観音立像(見学不可
観明寺不動三尊像(見学不可

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 生涯学習課 文化財係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2636 ファクス:03-3579-2635
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