PFAS(ピーファス)について
PFAS(ピーファス)について
PFASの性質
PFAS(ピーファス)は、有機フッ素化合物の1種であり、ペルフルオロアルキル化合物などの総称ですが、代表的なものとして、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)があります。
・PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)主な用途:メッキ処理剤、泡消火薬剤等
・PFOA(ペルフルオロオクタン酸)主な用途:撥水剤、界面活性剤等
2000年代始め頃まで、様々な工業で利用され、私たちの身の回りの製品を作る際にも使われていました。2009年以降、環境中での残留性や健康被害の懸念から、国際的に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されています。
〇有機フッ素化合物(PFAS)について(環境省)
(PFASに関する今後の対応の方向性/参考資料/概要(2023年7月) PFOS、PFOAに関するQ&A集(2024年8月) PFASの分類について環境省リーフレット「PFOS・PFOAとは?」)
https://www.env.go.jp/water/pfas.html
人の健康への影響
PFOS・PFOAは、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについて、未だ確定的な知見はないため、現在も国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。
国内において、PFOS・PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省と厚生労働省が連携し、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。
PFOS・PFOAへの対応
規制の状況
残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)に基づき、PFOSは平成21年に、PFOAは令和元年に廃絶等の対象とすることが決められています。
POPs条約を締結する我が国でも、国内担保措置として「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づき、PFOSは平成22年に、PFOAは令和3年に製造・輸入等を原則禁止しています。
PFOS・PFOAの暫定目標値
PFOS・PFOAには暫定目標値などがあります。
〇水道水(環境省)
令和2年にPFOS・PFOAを「水質管理目標設定項目」に位置付けており、安全側に立った考え方を基に、PFOS・PFOAの合算値で50ng/L以下とする暫定目標値を定めています。これを受け、水道事業者等は、飲料水中のPFOS・PFOAが暫定目標値を超えることがないように、管理を徹底しています。今後の予定として、令和8年4月から水道法に定める「水質基準」に格上げする方針です。
〇公共用水域や地下水(環境省)
令和2年にPFOS・PFOAを「要監視項目」に位置付けており、PFOS・PFOAの合算値で50ng/L以下とする暫定指針値を定めています。
東京都の水質調査
東京都は水道水や地下水、公共用水域について水質調査を実施しています。詳しくは東京都ホームページをご覧ください。
〇水質・水源(東京都水道局)
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/pfcs2.html
〇東京の地下水質調査結果(東京都環境局)
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/water/groundwater/investigation/
PFASに関する電話相談窓口
PFASに関する電話相談窓口の開設(東京都保健医療局)
〇PFAS(ピーファス)に関する電話相談窓口
電話:03-5989-1772
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/sonota/pfas
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資源環境部 環境政策課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2591 ファクス:03-3579-2249
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