櫻井徳太郎氏のご紹介

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ページ番号1004926  更新日 2023年3月14日

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櫻井徳太郎氏

櫻井徳太郎氏は大正6年に新潟県で生まれました。歴史・地理を学ぶ中で柳田国男の著作に引かれるようになり、晩年の柳田に師事し、講やシャマニズムといった民俗・宗教を中心に数多くの著作を発表して、民俗学、歴史学、宗教学に大きな影響を与え続けてきました。東京教育大学教授、駒澤大学教授・学長などを歴任するとともに、昭和37年に第1回柳田賞を、平成14年には第12回南方熊楠賞を受賞しました。昭和21年から板橋区に在住する一方、『板橋区史』編さんを統括し、板橋区文化財保護審議会会長として活躍するなど、区の文化財行政の発展にご尽力いただきましたが、平成19年8月に90歳でご逝去されました。
主著に『講集団成立過程の研究』(第1回柳田賞受賞)、『日本民間信仰論』、『神仏交渉史研究』、『日本シャマニズムの研究』、『祭りと信仰』、『昔話の民俗学』、『季節の民俗』などがあります。そして、古希記念論文集のまえがきで、「その視点は、1.エリートの支配層、知識層よりは社会の基底にある名も無き民衆に指向し、2.文化的には表層より基層面の解明を目指し、3.地域的には中央よりは周辺へ向けられてきた」と櫻井氏は振り返っています。櫻井氏の3万点に及ぶ蔵書等は、板橋区に寄贈され、区立公文書館内に設置された「櫻井徳太郎文庫」において広く公開されています。

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