5種混合(DPT-IPV-Hib)

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ページ番号1050990  更新日 2024年2月9日

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このワクチンは令和6年4月1日から使用を開始します

5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンは、ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)、ヒブ(Hib)の予防接種です。4種混合(DPT-IPV)ワクチンとヒブワクチンの混合ワクチンです。


疾病について

ジフテリア

ジフテリアはジフテリア菌により発生する疾病です。その発生は最後に報告されたのが、1999年であり稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全等を来たして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合があります。

百日せき

百日せきは百日咳菌によって発生します。名前のとおり激しい咳をともなう病気で、一歳以下の乳児、とくに生後6か月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。主に気道の分泌物によってうつり、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が致命的となることがあります。

破傷風

破傷風は、破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。以前は新生児の発生もみられましたが、近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の 障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。

ポリオ

ポリオ(急性灰白髄炎)は脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生する疾病です。名前のとおり子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、麻痺などを起こすことのある病気です。主に感染した人の便を介してうつり、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じることがあります。永続的な後遺症を残すことがあり、特に成人では亡くなる確率も高いものとなっています。

ヒブ

Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあります。


定期接種対象者

生後2か月から90か月(7歳6か月)に至るまでの方
(7歳6か月の誕生日の前日まで)

注:4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種を完了した方は、5種混合ワクチンは接種できません。

注:予診票に記載された有効期限内は無料(全額公費負担)です。予診票に記載された有効期限から1日でも外れた場合は任意接種(全額自己負担)となります。

予診票発送

生後1か月になる月の月末頃

注:B型肝炎・小児用肺炎球菌・ロタウイルス・BCGの予診票を同封しています。

注:令和6年1月31日までに生まれたお子さまは「4種混合」と「ヒブ」の予診票をお送りしています。5種混合ワクチンを接種する場合は、5種混合ワクチン専用の予診票が必要です。令和6年4月1日以降に、母子健康手帳をお持ちのうえ、お近くの健康福祉センターまでお越しください。

 

接種回数

全4回

標準的な接種間隔

初回接種(全3回)

生後2か月から7か月に至るまでに開始し、3週間から8週間までの間隔をおいて3回

追加接種(1回)

3回目接種終了後、6か月から18か月までの間隔をおいて1回

 

接種場所

板橋区内の協力医療機関 または 23区内の各区と契約した協力医療機関

各区の協力医療機関は各区の予防接種担当課または医療機関にご確認ください。

医療機関によっては接種が予約制の場合がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。

接種当日の持ち物

  1. 5種混合予防接種予診票
  2. 母子健康手帳
  3. お子さまの健康保険証・医療証(マル乳・マル子などをお持ちの場合)
  4. 診察券(かかりつけ医療機関で接種する場合)

注:3と4は予防接種以外のことで診察を受けたときのためにお持ちください。

 

5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンの副反応

5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンにはゴービック、クイントバックの2種類があります。
主な副反応は、接種部位の紅斑(赤くなる)、硬結(しこり)、腫脹(はれ)など、接種部位以外の副反応として、発熱、気分変化、発疹、食欲減退、嘔吐などが報告されています。また、重大な副反応ではショック、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳症、けいれんなどが報告されています。

 

他の予防接種との接種間隔

5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンは不活化ワクチンです。

5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチン接種後に他のワクチンを接種する場合は接種間隔の決まりはありません。

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このページに関するお問い合わせ

健康生きがい部 予防対策課 予防接種係
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号 板橋区保健所
電話:03-3579-2318 ファクス:03-3579-1337
健康生きがい部 予防対策課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。