麻しん風しん(MR)

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ページ番号1002600  更新日 2025年3月19日

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MRワクチンは麻しん(Measles)と風しん(Rubella)の混合ワクチンです。

 

疾病について

麻しん

麻しんは、はしかとも呼ばれ、麻しんウイルスの空気感染によって起こる病気です。

感染力が非常に強く、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。潜伏期間は約10~12日間で、発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主な症状とします。38℃前後の熱で、一時的におさまりかけたかと思うと、また39~40℃の高熱と発疹がでます。高熱は4~5日で解熱し、次第に発疹も消失します。しばらく色素沈着が残ります。

また合併症を引き起こすこともあり、主な合併症としては気管支炎、中耳炎、肺炎、脳炎です。予防接種を受けずに麻しんにかかった人は、1000人に1人の割合で死亡する感染症です。

風しん

風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。

潜伏期間は2~3週間で、軽い風邪症状で始まり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状で、そのほかに眼球結膜の充血もみられます。発疹も熱も約3日間で治るので「三日ばしか」と呼ばれることがあります。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。

また、妊婦が妊娠早期にかかると、先天性風疹症候群と呼ばれる病気により心臓病、白内障、聴覚障害などの障がいを持った子どもが生まれる可能性が高くなります。

 

定期接種対象者

MR第1期:1歳から2歳に至るまで
(接種期間:1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで)

MR第2期:小学校就学前1年間(年長)
(令和7年度は、平成31年4月2日生まれから令和2年4月1日生まれまで)
(接種期間:年長クラスの4月1日から3月31日まで)

注:予診票に記載された有効期限内は無料(全額公費負担)です。無料の期間内に接種をお受けください。予診票に記載された有効期限から1日でも外れた場合は任意接種(自己負担)となります。なお、板橋区ではMRワクチンの接種を受けられなかった18歳までのお子さまに対して、任意接種費用を一部助成しています。

注:MRワクチンの供給不足により定期接種を受けられなかったお子さまを対象に救済措置を行っています

MRワクチン定期接種(第1期)を受けられなかったお子さま
生年月日 定期接種 接種費用が引き続き無料の期間

令和4年3月20日から

令和4年4月1日まで

1歳の誕生日の前日から

2歳の誕生日の前日まで

2歳の誕生日から令和8年3月31日まで ※1

令和4年4月2日から

令和5年4月1日から

1歳の誕生日の前日から

2歳の誕生日の前日まで

2歳の誕生日から令和9年3月31日まで ※2

令和5年4月2日から

令和6年3月31日まで

1歳の誕生日の前日から

2歳の誕生日の前日まで

2歳の誕生日から令和8年3月31日まで ※1
MRワクチン定期接種(第2期)を受けられなかったお子さま
生年月日 定期接種 接種費用が引き続き無料の期間

平成29年4月2日から

平成30年4月1日まで

令和5年4月1日から

令和6年3月31日まで

令和6年4月1日から令和8年3月31日まで

(小学2年生まで)

※3

平成30年4月2日から

平成31年4月1日まで

令和6年4月1日から

令和7年3月31日まで

令和7年4月1日から令和9年3月31日まで

(小学2年生まで)

※4
  • 注※1:2歳の誕生日以降は任意接種助成制度(自己負担額無料)の扱いです。
  • 注※2:2歳の誕生日から令和7年3月31日までは任意接種助成制度(自己負担額無料)、令和7年4月1日から令和9年3月31日までは定期接種の扱いです。
  • 注※3:小学1年生から小学2年生までは任意接種助成制度(自己負担額無料)の扱いです。
  • 注※4:小学1年生から小学2年生までは定期接種の扱いです。

任意接種助成制度について詳しくは下記のページをご覧になるか、下記の問い合わせ先にご連絡ください。

 

予診票発送

MR第1期:生後11か月になる月の月末頃

MR第2期:小学校就学1年前(年長)になる直前の3月末頃
(令和7年度は令和7年3月25日(火曜日)に発送します)

注:上記の救済措置(接種期間の延長)で接種を受ける方は、いまお手持ちの予診票をそのまま使用できますので、有効期限を過ぎても捨てないでください。

接種回数

  • MR第1期 1回
  • MR第2期 1回

 

接種場所

板橋区内の協力医療機関 または 23区内の各区と契約した協力医療機関

各区の協力医療機関は各区の予防接種担当課または医療機関にご確認ください。

医療機関によっては接種が予約制の場合がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。

接種当日の持ち物

  1. 麻しん風しん(MR)予防接種予診票
  2. 母子健康手帳
  3. お子さまのマイナンバーカード(マイナ保険証)・医療証(マル乳・マル子などをお持ちの場合)
  4. 診察券(かかりつけ医療機関で接種する場合)

注:3と4は予防接種以外のことで診察を受けたときのためにお持ちください。

 

MRワクチンの副反応

MRワクチンの主な副反応は発熱と発疹です。他には接種局所の発赤、腫れ、しこりやじんましん、リンパ節腫脹、関節痛、熱性けいれんなどがみられます。これまでのMRワクチンの副反応データから、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんなどの副反応がまれに生じる可能性もあります。

 

他の予防接種との接種間隔

MRワクチンは生ワクチンです。

他の注射生ワクチン(水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンなど)を接種する場合は、同時に接種するか、同時に接種しない場合は4週間以上の間隔を空けてください。詳しくは接種を受ける医療機関に相談してください。

注:4週間間隔とは「4週間後の同じ曜日」を指します。たとえば、今回の注射生ワクチンを1月1日に受けた方は、次回の注射生ワクチンは1月29日以降に受けられます。

注:生ワクチン以外のワクチン(不活化ワクチン)との接種間隔は問いません。

注:過去に麻しんもしくは風しんにかかったことのある人でもMR(麻しん風しん混合)ワクチンの接種は可能です。

輸血またはガンマグロブリン製剤の投与を受けた方へ

輸血またはガンマグロブリン製剤の投与を受けた人は3か月以上接種を延期してください。状況によって延期する期間が異なりますので、必ず主治医と接種スケジュールについて相談してください。

単抗原ワクチン

MRワクチンの代わりに、麻しん単体ワクチンと風しん単体ワクチンを選択することも可能です。ただし、麻しん単体ワクチンと風しん単体ワクチンの同時接種はできません。

ご希望の場合には、MRワクチンの予診票と差し替えでワクチンの予診票をお渡しします。お子さまの母子健康手帳とMRワクチンの予診票をお持ちのうえ、お近くの健康福祉センターへお越しください。
 

過去の制度

現在の制度(第1期・第2期)は、平成12年4月2日以降に生まれた方を対象に実施しています。

平成12年4月1日以前に生まれた方は以下のとおり接種しています。

過去の制度
生年月日 接種回数 接種時期

平成7年4月2日から

平成12年4月1日まで

麻しん1回・風しん1回+MR1回

麻しん・風しん:子どものころ

MR:中学1年生

平成2年4月2日から

平成7年4月1日まで

麻しん1回・風しん1回+MR1回

麻しん・風しん:子どものころ

MR:高校3年生

昭和62年10月2日から

平成2年4月1日まで

麻しん1回・風しん1回

子どものころ

昭和54年4月2日から

昭和62年10月1日まで

麻しん1回・風しん1回

麻しん:子どものころ

風しん:中学生のころ

昭和47年10月1日から

昭和54年4月1日まで

麻しん1回(男女)・風しん1回(女性のみ)

麻しん:子どものころ

風しん:中学生のころ

昭和37年4月2日から

昭和47年9月30日まで

風しん1回(女性のみ) 風しん:中学生のころ

注:平成元年4月1日から平成5年4月27日までの間に実施した麻しんの接種では、麻しん単体ワクチンに代えてMMR(麻しんおたふく風しん)混合ワクチンを使用している場合があります。

注:昭和37年度から53年度生まれの男性が子どもだったころ、風しんワクチンの公的な予防接種制度がありませんでした。この方々を対象に平成31年度から令和6年度まで風しん抗体検査・風しん予防接種の制度を実施しています。


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このページに関するお問い合わせ

健康生きがい部 予防対策課 予防接種係
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号 板橋区保健所
電話:03-3579-2318 ファクス:03-3579-1337
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