弥生小学校(令和8年7月7日訪問)
教育長訪問記
7月7日(火曜日)に弥生小学校を訪問しました(通算133回目の訪問記)。今回はあいキッズの視察です。
板橋区教育委員会では、令和8年度から区内51校の小学校の放課後あいキッズのうち10校で、朝の見守りと、教室に入れない児童向けの別室機能としての受け入れを開始し、朝から放課後まで一体化した居場所機能の事業を開始しました。そこで、朝の居場所の様子を視察するために本校を訪問しました。
なお、51校のあいキッズは委託事業者が事業運営を行っており、毎年おおむね10校ずつ、それぞれ5年ごとに事業者の選び直しをしています。朝と昼の見守りを含めた新たな事業内容に基づいて令和8年度から契約するあいキッズが10校だったため、朝の居場所事業は今年度10校での実施となっています。今後、毎年約10校ずつ増えていく予定です。
あいキッズの活動場所は、ほとんどの学校で校舎内の空き教室を利用していますが、本校は校舎内ではなく、学校の敷地外で、道路を挟んで反対側にあるのが特徴です。建物は区の所有施設で1階は児童館、3階は集会室です。
朝7時20分頃到着し、さっそく事業者のスタッフの代表のかたにお話を伺いました。
朝の登録児童数は現在11名で、このうち4月からの3か月で、一日あたりを平均すると3人程度の参加者数となっています。利用時間は7時30分から8時10分までで、児童が学校の校舎内に入ることができるのが8時15分からだからです。おおむね7時30分から7時45分までに来る児童が多いとのことです。利用者のほとんどは1年生ということで、保護者が連れてくる場合が多いそうです。
スタッフは大人2名で見守ってくれています。いまのところ読書など児童が望む過ごし方になっているそうですが、今後は遊びの内容をどうするか、工夫が必要となるかもしれないとのお話でした。また、人数が増えた時にどうするかも考えておかなければならないと伺いました。ちなみに、昼の利用者(教室に入らない児童の対応)は現時点ではゼロとのことです。
この日は5人の児童が参加しました。全員読書をしていましたが、落ち着いた雰囲気の中で過ごしていました。送りに来ていた男性保護者にお話を聞いてみましたが、保育園に送りに行く時間と変わらないので、朝の居場所はとてもありがたいとのことでした。
8時10分に児童が学校に向かったのを見届けて、私も学校に向かいましたが、校門周辺では地域の人や保護者がたくさん安全確保をしてくれている姿があり、とても有り難く感じました。低学年の児童のなかには保護者とともに通ってくる子もいました。
学校に到着後、校長室で丸山校長、児玉副校長と懇談しましたが、朝の居場所についてはとても助かっているとのお話をいただきました。また、あいキッズの昼間の利用者が現時点でゼロであることを踏まえ、学校のほうの別室登校(相談室)の利用者はどうかと伺ったところ、いないとのことでした。
児童の遊びについて、丸山校長としては、さらに充実したものにしていきたい(特に身体を動かしたものを)とのことで、放課後のあいキッズや、おやじの会に相当する「弥生ASOBI隊」が色々な企画をしてくれていることなどはとても有り難いとのお話でした。放課後には近くの公園で遊ぶ子も多数いるなどの現状を考えると、校庭の天然の芝生を生かした遊びなどをより工夫していきたいとのことでした。
地域連携という点では、芝生の管理なども含めて、地域の沢山のかたがたがボランティアとして支援してくれていて、学校の教育活動にとって、なくてはならない存在だそうです。
このように、学校・家庭・地域が連携・協働して、児童のことを丁寧に見守りつつ、さまざまな遊びを実践している本校ですから、さらなる充実策については色々な可能性があるのではないかと思います。今後も朝の居場所がさらに充実したものとなり、児童や保護者の皆さんに喜んでいただけるものになるよう、教育委員会として、事業者の皆さんとしっかり協議しながら進めていきたいと思います。
(記・長沼豊教育長)
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