上板橋第四小学校(令和8年7月13日訪問)

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ページ番号1065281  更新日 2026年9月16日

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教育長訪問記

 7月13日(月曜日)に上板橋第四小学校を訪問しました(通算136回目の訪問記)。当日は放課後あいキッズに、文部科学省の松本洋平大臣と担当職員のかたが視察のため来訪されました。到着後には、最初に受け入れ側を代表して私から歓迎の挨拶、続いて松本大臣からご挨拶を頂戴しましたが、文部科学省として学校・地域連携や、子どもたちの放課後や朝の居場所についてとても関心が高いとのことでした。

写真:山藤校長による学校説明(左端が松本大臣)
山藤校長による学校説明(左端が松本大臣)


 続いてプレゼンテーションの時間となり、最初に本校の山藤校長からいたばしコミュニティ・スクール(ICS)についての説明がありました。学校・家庭・地域が連携して学校の教育活動を推進することの意義についても触れられました。実際、実際、iCS委員会の熟議において一年かけて学校の新しい教育目標を策定するなど、学校運営に地域の皆さんが参画することで、活気ある学校運営が推進されています。さらには学校支援地域本部との両輪により、さまざまな教育活動に地域の皆さんの力をお借りすることができて、学校の働き方改革にもつながっているとのことでした。


写真:本校のICSの説明資料(山藤校長作成)
本校のICSの説明資料(山藤校長作成)


 次に教育委員会事務局の小熊地域教育力推進課長から、あいキッズの取り組みについて説明がなされました。本区の特長として放課後児童健全育成事業と放課後子供教室の機能を一体化して運営しているため、学校の全児童を対象に、さらには本区在住の児童にも門戸を広げて事業を行っている点が挙げられます。また令和8年度から区内10校で始まった朝の居場所(見守り)と昼間の居場所(教室に入らない児童の対応)の事業についても説明がなされました。どちらもあいキッズの部屋を使って運営されており、これにより朝から放課後までの一日を通した居場所機能が充実したことになります。ちなみに本区のあいキッズ事業は全校(51校)で委託業者により運営されています。


写真:あいキッズの当日の時程表
あいキッズの当日の時程表


 続いて本校のあいキッズの受託事業者である特定非営利活動法人「放課後NPOアフタースクール」(以下、事業者)の平岩国泰代表理事からあいキッズの取り組みについての紹介がありました。本校のあいキッズの特長として、数多くの活動(プログラム)が用意されていて児童が選択できることが挙げられます。自分たちでやりたいことを決めて仲間とともに活動することもできます。そのため高学年の児童も多く参加しているのです。バレーボールについては、子どもの発案で始めたものが、今では大人と一緒に活動するクラブに発展しているそうです。放課後の時間が単なる大人による見守りではなく、子どもたちによる創造的で主体的な学びの場・遊び場になっているわけです。これは「MIRAI SCHOOL いたばし 教育ビジョン2035」が掲げる「いたばし全体が学びのキャンパス」という理念とも合致しています。

 なお、朝から放課後までの一体化した事業を受託することのメリットとして、フルタイムの職員を採用できることも挙げていました。社会教育の分野で質の高い人材を確保することにもつながる事業展開といえるでしょう。実際、この事業者は元小学校の先生を職員として採用して本校の担当となっていました。


写真:松本大臣に説明する平岩代表理事
松本大臣に説明する平岩代表理事


 その後、校庭や体育館、あいキッズの専用部屋で活動している児童の様子を見学していただきました。この日のプログラムとしては、ぬいぬい部(縫物)とドッジボール(4年生以上)が活動していました。もちろんこれ以外の活動も自分で決めて行うことができます。校庭で遊んでいる児童もいれば、部屋で宿題に取り組んでいる児童もいます。児童が自分で決めたことを行うことの教育的意義は「板橋区授業スタンダードS」(SはSelfとSelectのS)と全く同じで、児童の主体性を育てることにあります。

 見学後、松本大臣から熱心にご質問をいただきました。例えば教員の負担については山藤校長から、あいキッズ事業は委託業者による運営のため、学校の教育活動とは切り離されており、特段の業務量増加はないとの回答がなされました。また、事業者の各プログラムの指導者はどのように探すのかについては平岩代表理事から、ICSや学校支援地域本部の人からの紹介等がありがたく、まさに学校・地域連携が機能している本校だからこそ可能となっているとの回答がありました。

 松本大臣、文部科学省の担当職員の皆様には、本校の充実したあいキッズを視察していただくことができました。この場を借りて御礼申し上げます。あいキッズの事業は、さまざまな方面から評価をいただいておりますが、今後ますます喜ばれるものになるよう、教育委員会としてしっかり取り組んでいきます。

(記・長沼豊教育長)


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