令和3年12月4日　＃いたばし　想いを伝える縁結火

　区では、板橋駅西口周辺地区のまちづくりが進む中、同地区の賑わい創出に向けた社会実験として、区及び板橋駅まちづくり応援団(※)により、Twitterと連動した参加型イルミネーション企画「＃いたばし　想いを伝える縁結火」を実施し、このたび、点灯式が執り行われた。

　本事業は、クリスマスシーズンに合わせたイルミネーションの実施により、駅前に与える賑わいの効果、周辺の住環境や商業施設、広場環境に与える影響などを調査検証することを目的としている。

　イルミネーションは、区が駅前広場活用の社会実験の手法を検討していた際、板橋駅まちづくり応援団から提案を受け、JR板橋駅西口のシンボルともなっている「むすびのけやき」を装飾しライトアップを行うもの。この「むすびのけやき」は、悪縁を切り良縁を結んでくれると伝えられ、多くの方が訪れる名所となっていることから、これにあやかり、新型コロナウイルスとの悪縁を断ち切り良縁を結ぶこと、また、コロナ禍で頑張っている方々や身近な方への感謝の想いをつなげ、多くの方に届けたいとの願いを込めて企画。また、多くの方の想いをつなげるため、Twitterを活用することにより、地域の方をはじめ、駅利用者や遠方の方など、誰でも参加できる内容とした。

　参加型イルミネーションは、ツイートされた数に応じて、むすびのけやきの横に備え付けられたパワーゲージが溜まる仕組み。参加者は「＃いたばし想いを伝える縁結火」をつけて想いを投稿すると、パワーゲージが溜まり、ゲージが最大になると3本のむすびのけやきが光輝く。また、イルミネーションは常に変化しており、観る人を楽しませ、何度でも足を運びたくなる演出がなされている。

　本事業を主催する区担当者は「この地区の将来像を見据え、賑わい創出に向けた検証を行いたい。また、期間中は定期的に足を運んでいただき、イルミネーションの変化を楽しんでいただけたら嬉しい。」と語った。

　なお、本事業が行われる板橋駅西口周辺地区は、JR板橋駅・都営三田線新板橋駅・東武東上線下板橋駅の3線3駅が徒歩圏内にあり、交通利便性に優れ区の歴史・文化・自然環境へアクセスするための玄関口となっている地区。区では、区の玄関口にふさわしい個性と魅力ある市街地の実現のため、平成27年度から市街地再開発事業や広域的なまちづくりの検討が進められている。

※板橋駅まちづくり応援団・・・区が主催する板橋駅周辺地区まちづくり勉強会に参加していた有志により、地域を盛り上げたいと立ち上がったボランティアグループ。「板橋駅からエールを送ろうプロジェクト」と題し、コロナ禍で奮闘する方々に向けた応援メッセージ募集や、ハロウィンにちなみ仮装でゴミ拾いを行うなど、地域活性化に向けた様々な取組を行っている。