第3回 「 介護・高齢化対応度調査ランキング」で全国「2位」(都内1位)に
高齢化が加速する中で、地方自治体は高まる医療・介護などの需要にどうこたえているのか。
日本経済新聞社は全国792市と東京23区(回答は724市区)を対象にした「第3回 介護・高齢化対応度調査」を実施し、高齢化対策に関する自治体の総合力を検証した。調査結果を点数化したランキングにおいて、板橋区が全国2位(都内1位)の評価を得た。「板橋区版AIP」の推進をはじめ、利用者のケアプラン点検など要介護者・要支援者向けの保健サービスの充実、65歳以上のシニア世代だけでなく、少し前のプレシニア世代(概ね50~64歳を想定)に健康づくりと生きがいづくりの重要性を啓発・支援している点等が評価された。
順位 | 自治体名 | 点数 |
---|---|---|
1(15) | 小松市 | 83.8 |
2(1) | 板橋区 | 78.8 |
3(4) | 荒川区 | 71.3 |
4(40) | 豊田市 | 70.5 |
5(54) | 江戸川区 | 70.0 |
6(11) | 足立区 | 68.5 |
7(66) | 北杜市 | 67.0 |
8(16) | 竹田市 | 64.5 |
9(150) | 宇部市 | 64.3 |
10(2) | 小山市 | 64.0 |
注:順位の( )内の数字は前回の調査結果
評価された主な施策
「板橋区版AIP」の推進
板橋区では平成28年度より、国が掲げる地域包括ケアシステムを中核としつつ、板橋区独自の視点を加えた7つの分野((1)総合事業/生活支援体制整備事業(2)医療・介護連携(3)認知症施策(4)住まいと住まい方(5)基盤整備(6)シニア活動支援(7)啓発・広報)を重点事業とし、これらを有機的に結びつけることにより、特徴のある「板橋区版AIP」の構築をめざし取組を推進しています。
AIP(Aging in Place)「年を重ねても安心して住み慣れたまち(地域)に住み続けること」です。
【出典】東京大学高齢社会総合研究機構「地域包括ケアのすすめ」
シニアの絵本読み聞かせ講座
区内在住の50歳以上を対象とした絵本の読み聞かせ講座。約3カ月にわたり計12回(週1回程度)、絵本読み聞かせに関する発生練習・選書・感情移入の方法などを学び、受講者は、小学校・児童館・養護老人ホームなどを訪問して読み聞かせボランティアを行っています。現在、絵本の読み聞かせボランティア活動は、認知症予防の点で注目を集めています。本事業は、健康長寿医療センターへの委託により実施しています。
いたばしコミュニティビジネス「入門スクール」「創業スクール」
「コミュニティビジネス」は、地域の課題を、その地域に住む人が主体となり、ビジネスの手法で解決するものです。
本事業は、コミュニティビジネスでの起業を目指す方や、コミュニティビジネスに関わって活動したい方を、創業スクール、入門スクールの2つのプログラムで支援しています。いずれも講義だけでなく、フィールドワークや伴走支援、活動相談、プレゼンテーションなどを交え、主体的に動き出そうとする方を実現に向けて後押しします。プレシニア・シニア両世代の社会参加を促すことにもつながっています。
民生・児童委員による訪問の様子
民生・児童委員は、民生委員法により「住民の立場に立って相談に応じ、援助を行う」こととされており、地域住民の生活状態の把握や福祉サービスの情報提供など、地域住民の福祉の向上を図る活動の担い手です。
板橋区では高齢者家庭への 訪問調査、児童相談所や子ども家庭センターと連携した児童の見守り や、 区の様々な福祉施策への協力を通じて 区民と区政とをつなぐ役割を担って おり、調査実態把握では 都内一の活動実績をあげています。
その他評価された施策等
- 「再就職支援講座」などの開催
- 東京都健康長寿医療センター、豊島病院、帝京大学附属病院、日本大学附属病院をはじめ病院が多数あり、都内でも有数の医療インフラが整備されていること
- 「高齢者見守り調査」の毎年実施
今後とも、「板橋区版AIP」構築を一層推進し、フレイル予防事業を含め誰もが地域でいきいきと生活し、元気で活躍できる環境づくりに取り組んでいきます。
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