「板橋区立こども動物園」　第16回（2022年）キッズデザイン賞奨励賞を受賞！！

キッズデザイン賞とは

　キッズデザイン賞は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・サービス・空間・活動などを表彰し普及を後押しすることで、子どもを産み育てやすい社会づくりをめざす顕彰制度です。

板橋区立こども動物園　「真の体験」がつくる地域社会

施設概要

　板橋区立こども動物園は、昭和50年に東板橋公園内に開設した無料施設で、“ワクワク”“ドキドキ”といった大人になっても心に残る「真の体験」をテーマに、動物とのふれあいを中心としたプログラムを展開しています。また、こども達が主体となり、馬房清掃や接客などの活動を通して、“助け合うこと・思いやること・最後まで頑張ること”を学ぶプログラムを実施しています。
　令和2年度には、大規模改修工事により、環境に配慮した草屋根やユニバーサルデザインを導入し、これらのプログラムに加え、環境学習もできる持続可能な施設として生まれ変わりました。

応募ポイント

　グローバル化や情報化が発展した現代社会では、手軽に世界中の人々と交流し、欲しい物や情報を手にすることができます。特にこの数年は、コロナ禍でその技術はより進化していますが、一方、少子高齢化や地域社会の希薄さは一途を辿っており、人口流動や災害発生時による地域住民の相互共助の確保が危惧されています。
　私たちは、大人になっても心に残る「真の体験」を通して育ったまちへの愛着を醸成し、定住化や住民連携によるサステナブルな地域社会の形成をめざします。

キッズデザイン賞奨励賞（キッズデザイン協議会会長賞）を受賞

　第16回（2022年）キッズデザイン賞へは383点の応募があり、36点が優秀作品としてノミネートされました。その中からさらに最終審査を経て、板橋区立こども動物園は、奨励賞（キッズデザイン協議会会長賞）を受賞しました。受賞理由としては以下の内容が挙げられました。

• 草屋根でのヤギの放し飼いなど独特な展示手法が特徴的であり、子どもたちのリテラシー教育につながるだろう
• 動物を通じて地域コミュニティが豊かになるメリットがある
• こうした取組が全国に広がり、新しい学びと体験のネットワークが構築されていくべきである

今後に向けて

　板橋区立こども動物園は、未来を担う多くのこども達に体験ができる機会を提供し、その感性や好奇心を育む施設であり続たいと考えています。