赤塚保育園ストーリー
園児たちが毎日楽しく通う保育園。そこにはたくさんの絵本があり、
子どもたちが絵本を身近に感じられる環境が整っていました。
今回は、区立赤塚保育園にお邪魔し、保育園での絵本を使った取組について、
副園長の田端先生と、0歳児担任の小形先生にお話を聞きました。
どこでも絵本が読めるように
親子ふれiブックコーナー
保育園の入口を入ると、職員室の向かいに、「親子ふれiブックコーナー」があります。
ブックコーナーには、季節やその時期のイベントに合わせて選んだ絵本を置いています。
また、先生たちが月替わりで「せんせいたちのおすすめえほん」を紹介しており、実際にその絵本を読むことができるため、お迎えに来るお母さんやお父さんと一緒に帰る前に絵本を読んでいく子も多いです。
各クラスの絵本
各クラスにも絵本を置いています。
年齢に合わせた絵本はもちろん、それぞれの園児たちの興味関心に合わせた絵本も置くことで、絵本をあまり読まなかった子も、いつの間にか絵本を読んでくれています。そのため、どの子にもお気に入りの絵本があり、みんな自分の好きな絵本は手に持ってキープしていることが多いです。
よみきかせのタイミング
活動と活動の合間に
絵本は、園児たちの活動の切り替わりのタイミングで読むことが多いです。
例えば、おもちゃ遊びをしてお片付け、そのあと絵本の読み聞かせをしてからごはんタイム。間に読み聞かせを挟むことで園児たちが落ち着き、次の活動に入りやすくなります。
また、外へお出かけをするときは、それに関連する絵本を読んだりもします。最近だとおいも掘りがあったので、その前においも掘りの絵本を読み聞かせしてから出発しました。
絵本を使った取組
絵本から発展したあそび
園児たちと絵本を読みながら、主人公はどこにいるんだろう?保育園の近くの池かな?公園かな?など想像することがあります。そこから想像を発展させて、読んだ絵本にまつわるあそびを考え、みんなで楽しく遊んでいます。
先日は絵本「三匹のこぶた」を発展させた遊びをしました。
先生がオオカミ役、園児たちがこぶた役と、役を分担して遊びましたが、園児たちはオオカミから逃れようと必死で大盛り上がりでした!
赤塚保育園マスコットキャラクター「あかっきー」
最近、赤塚保育園にマスコットキャラクターができました。
名前は「あかっきー」!(赤塚保育園+園庭に生えてる柿の木が由来です。)
職員の名札についていたり、園案内の表紙にいたり…赤塚保育園のあらゆるところにあかっきーがいます。
そして職員の手作りで「あかっきー絵本」を3冊作りました!乳児向けに作ったあかっきーのいろいろな表情を描いた絵本、幼児向けに作った仕掛け絵本や物語絵本があります。
この手作り絵本を園児たちに読んだところ、乳児向けに作った絵本が幼児に人気で、幼児向けに作った絵本が乳児に人気となり、子どもたちにどんなものが響くのかわからないねと職員で話題になりました。
また、先日園児たちにもあかっきーを描いてもらい、3人1組で物語になるように並べ替えて1つのおはなしをつくりました。
近所の図書館におでかけけも
保育園の近くに赤塚図書館があるので、月に1回みんなでお出かけし、好きな絵本を借りています。
普段園では読めない絵本がたくさんあり、自分が気になった絵本を読んだり借りたりすることができるので、園児たちはとても楽しみにしているイベントです。
そのほかにも、地域ボランティアの方が月に1回読み聞かせに来てくださいます。これも、先生以外の方に絵本を読んでもらえる貴重な機会なので、園児たちはとても真剣に読み聞かせを聞いています。
赤塚保育園の園児たちは毎日絵本に触れており、みんな絵本が大好きです。
そんな園児たちのリクエストにお応えして、今後、あかっきー絵本がシリーズ化されるかも…!?