美術館ストーリー
板橋十景に数えられ、春には150本の梅が咲く赤塚溜池公園。
崖線と呼ばれる傾斜地には豊かな自然が広がり、そのふもとに、特徴的な大屋根を持つ板橋区立美術館があります。
東京23区内初の区立美術館は、令和元年にリニューアルオープンしました。
子どもから大人まで楽しめる展覧会が開催されますが、特徴的なのは、絵本を創作する人に向けた、非常に専門的なワークショップがあることです。
絵本「原画」を楽しむ
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展では、世界最大規模の絵本原画コンクールの入選作品を展示しています。
「原画」とは、絵本を作るためのもとになる絵です。
原画展では、製本された後ではわからない、細かい質感や手作業の跡などを感じることができます。
また、新しい試みを行う作品に出会うことができます。
小さなお子さんを連れた家族から、大人、さらに絵本を専門とする学生や専門家など、さまざまな方が来場者されます。
人気の親子向けワークショップ
原画展の会期中などには、子ども向けのワークショップが開催されます。
なかには、3歳から参加できるものもあります。
絵本作家など、さまざまな講師陣の指導のもと、親子で楽しめる内容となっています。
イベント参加者の中から、未来の芸術家が誕生するかもしれません。
イラストレーターを対象とした総合的・専門的な指導「夏のアトリエ」
親子向けワークショップの一方で、イラストレーター、またはイラストレーターを志す方を対象にした、
より実践的なワークショップなども開催しています。
例年20名の定員に対し、2倍程度の申込があります。
参加者は、世界で活躍するアーティストや編集者の指導のもと創作活動を行うことができます。
講師からは技術だけでなく、さまざまなことを学ぶことができます。
また他の参加者との関わりが、新しい刺激、新しい発見を得る機会となっています
これまで、何名ものクリエイターが日本中、世界中に活躍の場を広げています。
- 第21回夏のアトリエ「資料、記憶、アイデアの構築」
- 2019年7月3日 夏のアトリエ、スタート!
- 2019年7月3日 夏のアトリエ2日目
- 2019年7月4日 夏のアトリエ3日目
- 2019年7月6日 夏のアトリエ4日目
- 2019年7月11日 夏のアトリエ最終日
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